皮膚科に行ってもニキビが治らない5つの理由!皮膚科は変えるべき?薬は何か月続ける?

ニキビが治らない5つの理由は塗る範囲と続けた期間で説明がつき、外用薬は最低3か月続けると示す記事のアイキャッチ

「皮膚科に行っても治らない」の多くは、塗る範囲と続けた期間で説明がつきます。薬が合っていないと判断する前に、使い方を見直してください。それだけで変わることがあります。

外用薬は顔全体に塗り、最低3か月。そのうえで変わらなければ、内服やイソトレチノインを検討します。

同じ薬でも、出ているところだけに塗るか出やすい範囲の全体に塗るか、3か月続けたか1か月でやめたかで、ニキビの減り方が変わります。 当院(ミライメディカルクリニック)では、オンライン診療でいまの使い方を確認したうえで、続けるか切り替えるかを判断しています。皮膚科を変えるかどうかで迷っている段階でも、公式LINEから相談できます。

ニキビ治療について見る

治らないときはこの5つをチェック

薬を変える前に、塗る範囲は顔全体か・続けた期間は3か月あるか・刺激で中断していないか・薬が段階に合っているか・ニキビ以外の病気ではないかを確かめる
薬を変えるかどうかを決める前に、この5つを上から順に確かめます。

1. 出たところだけ塗っている

出たところにだけ塗っている人が多くいます。アダパレンや過酸化ベンゾイルは毛穴のつまりを防ぐ薬なので、すでに出たニキビに塗るだけでは足りません。ニキビが出ていないところも含めて顔全体に塗ります。

2. 2〜3週間でやめた

外用薬は最低3か月続けて判断します。塗りはじめて数週間は変化が見えにくく、そこでやめてしまうと効果を確かめられません。

3. 赤みや皮むけで中断した

塗りはじめに赤み・皮むけ・ヒリヒリが出ることがあります。これは多くの人に起きる反応で、量と頻度を調整して慣らしていくと続けやすくなります。1日おきから始める、少量から始めるといった方法があります。

4. 薬が症状の段階に合っていない

白ニキビに抗菌薬の内服だけ、というように、ニキビの段階と薬が合っていないと変わりません。段階ごとの薬は下の表で確かめられます。使い方が正しく、段階に合った薬を3か月続けても変化がないなら、内服の追加やイソトレチノインの検討に進みます。

5. そもそもニキビではない

毛包炎や酒さは、見た目が似ていても治療が違います。ニキビの薬を続けても変わらない場合、診断からやり直したほうが早いことがあります。

使い方を直しても変わらないときは内服か診断の見直しに進む

ニキビの飲み薬は抗菌薬・ビタミン剤・漢方・イソトレチノインの4種類で、それぞれ働く場所が違う
抗菌薬は耐性菌の問題があるため長期には使いません。
  • 内服を足す。 炎症が強いなら抗菌薬を3か月まで
  • イソトレチノインを検討する。 皮脂腺そのものを小さくする薬です。ニキビへの使用は承認された効能ではないため、医師の管理下で用量を決めて使います
  • 生理周期との関係を見る。 周期に合わせて悪化するなら、ホルモンの関与を相談します
  • 診断を見直す。 毛包炎・酒さ・マラセチア毛包炎なら治療が変わります

妊娠中・妊娠の可能性がある方は使えません。 イソトレチノインには催奇形性があります。海外の添付文書では、女性は服用開始の1か月前から服用中、終了後1か月までの確実な避妊、男性も服用中と終了後1か月の避妊が求められています(米国添付文書)。日本の医療機関では終了後6か月までを求める方針もあり、期間は処方する医師が決めます。当院の方針は診察でお伝えします。自己判断で短くしないでください。

当院(ミライメディカルクリニック)では、オンライン診療でいまの使い方を確認したうえで、続けるか切り替えるかを判断しています。皮膚科を変えるかどうかで迷っている段階でも、公式LINEから相談できます。

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ニキビの段階で、効く薬が変わる

同じ「ニキビ」でも段階があり、段階に合っていない薬を使うと変わりません。自分のニキビがどれかを先に見ます。

段階見た目中心になる薬
面皰(白ニキビ)白く小さな盛り上がり。炎症はないアダパレン、過酸化ベンゾイル。毛穴のつまりを取る
面皰(黒ニキビ)先端が黒い。皮脂が酸化したもの同上
紅色丘疹(赤ニキビ)赤く腫れて痛みがある外用に加え、炎症が強ければ抗菌薬の内服
膿疱(黄ニキビ)先端に膿がたまっている同上。つぶさない
結節・嚢腫硬いしこり。跡が残りやすい早めに受診。イソトレチノインを検討する段階

白ニキビの段階で抗菌薬を飲んでも、つまりは取れません。炎症がない段階に効くのは外用薬です。

出たところだけでなく、出やすい範囲の全体に塗る

5つのうち、いちばん早く直せるのが塗り方です。アダパレンや過酸化ベンゾイルは、これから出るニキビを防ぐ薬です。すでに出たニキビを消す薬ではありません。出ているところだけに塗ると、薬が効いたかどうかを判断できません。

よくある塗り方正しい塗り方
赤いところだけ、点で置くニキビが出やすい面全体に薄く広げる
治ったところは塗らない治ったところにも続けて塗る
たっぷり塗る薄く均一に。量を増やしても効きは変わらず、刺激だけ強くなる
刺激が出たらやめる量と頻度を落として慣らす。1日おきから始める方法もある

目安として、頬に出やすい人は頬全体、あごとフェイスラインに出る人はその帯全体に塗ります。背中や胸に出る場合も同じ考え方です。塗る面積が変われば必要な薬の量も変わるので、処方の量が足りないと感じたら受診のときに伝えてください。

3か月続けたかどうかを、自分で数える

「ちゃんと続けた」という感覚は当てになりません。塗り始めた日を記録しておくと、判断の材料になります。

外用薬の判断は最低3か月です。塗り始めて数週間は変化が見えにくく、そこでやめると、薬が効いたかどうかを判断できないまま終わります。2〜3週間でやめた人が、次の受診で「前の薬は効かなかった」と伝えると、本来まだ使える薬が候補から外れてしまいます。

記録するのは3つだけで足ります。塗り始めた日、塗っている範囲、途中でやめた期間があればその日数です。これを持って受診すると、薬を変えるべきか、同じ薬を続けるべきかがその場で決まります。

ニキビではない可能性を見分ける手がかり

ニキビの薬を正しく使って3か月続けても変わらない場合、診断からやり直す場面があります。見た目が似ていても治療が違うものがあります。

出方の特徴
ニキビ白い詰まりから赤く腫れたものまで、いろいろな段階が混ざって出る
毛包炎毛穴に一致した赤いぶつぶつが、同じ段階でまとまって出ることがある
酒さ頬や鼻の赤みが続き、ほてりや刺激感を伴うことがある
マラセチア毛包炎体幹や背中に、かゆみを伴う細かいぶつぶつが広がることがある

自分で見分ける必要はありません。「ニキビの薬を正しい範囲で3か月続けたが変わらない」という事実を伝えれば、診断を見直す判断材料になります。正しく使っていなかった場合は、まず使い方を直すのが先です。イソトレチノインまで進む場合の流れは「イソトレチノインとは」の記事にまとめています。

治りを遅らせている習慣

薬が合っていても、次のことが続いていると結果が出にくくなります。

  • ニキビを触る・つぶす。跡が残る原因になる
  • 洗顔を1日3回以上する。必要な皮脂まで落ちて、かえって皮脂が出る
  • 刺激の強いスクラブやふき取り化粧水を使う
  • 油分の多いメイク用品を落とさずに寝る
編
編集部

薬を変える前に、ここに挙げた習慣が続いていないかを見てください。薬ではなく使い方で止まっていることが多いです。

同じ薬が続くときは、医師を変える前に聞き方を変える

同じ薬を出され続けて変わらないとき、医師を変えるかどうかで迷います。変えるより先に、伝え方を変えたほうが早いことがあります。

状況まずやること
薬の説明が短くて分からない「どのくらい続けたら判断しますか」と期間を聞く
塗り方の指導がなかった「どの範囲に、どのくらいの量を塗りますか」と具体的に聞く
3か月続けても変わらない写真を持って「変わらないので次の手を相談したい」と伝える
飲み薬をずっと続けている「いつまで飲みますか」と聞く。抗菌薬は3か月までが目安

受診のときは塗った範囲と続けた期間を伝える

限られた診察時間で判断してもらうには、情報を先にまとめておくと話が早く進みます。

  • いつから出ているか。どこに出やすいか
  • これまで使った薬の名前と、使った期間
  • やめた理由(効かなかった/刺激で続かなかった/忘れた)
  • 生理周期との関係(女性の場合)
  • 飲んでいる薬とサプリメント
  • 1か月前の写真
編
編集部

「前の病院で出された薬が効かなかった」だけでは、次の一手が決まりません。薬の名前と続けた期間まで伝えてください。

よくある質問

大人ニキビは治りにくいのですか

思春期のニキビより経過が長引きやすい傾向があります。ただし治療の基本は同じで、外用薬を顔全体に3か月続けるところから始めます。

赤ニキビが治りません

炎症が強い状態なので、外用薬に内服の抗菌薬を足すことが検討されます。跡になりやすい段階なので早めに相談してください。

皮膚科を変えたほうがいいですか

変える前に、塗る範囲と続けた期間を見直してください。それでも3か月で変わらないなら、内服やイソトレチノインを含めて医師に相談する段階です。ミライメディカルクリニックでは、ニキビ治療をオンライン診療で受けられ、公式LINEで相談できます。

まとめ

  • 出たところだけでなく顔全体に塗る。予防の薬だから
  • 外用薬は最低3か月続けて判断する
  • 赤み・皮むけは量と頻度を調整して慣らす
  • 3か月続けて変わらなければ、内服やイソトレチノインの検討、または診断の見直し

ニキビ治療全体の流れはニキビ治療のページにまとめています。

ニキビに使うイソトレチノインについて

  • 未承認医薬品です。 イソトレチノインは、ニキビの治療薬としては国内で承認されていません。ニキビへの使用は自由診療です。
  • 国内で承認された同じ成分の薬は、ニキビ用ではありません。 2026年6月19日にイソトレックスカプセル8mg・16mg(サンファーマ)が承認されましたが、効能・効果は「大量化学療法後の神経芽腫」(希少疾病用医薬品)です(PMDA「2026年度承認品目一覧(新医薬品)」)。
  • 海外の安全性情報。 米国FDAは、イソトレチノインには重い先天異常を起こす強い催奇形性があるとして、米国で承認されたすべての製品を、胎児への影響を防ぐための管理プログラム(iPLEDGE REMS)の対象にしています。また、服用中はうつ症状や自殺を考える気持ち、精神病症状が出ていないかを注意深く観察し、出た場合はすぐに服用をやめて医師に連絡するよう求めています(米国の添付文書 DailyMed「Amnesteem(isotretinoin)」)。
  • 医薬品副作用被害救済制度の対象外です。 救済制度の対象は、国内で承認を受けた医薬品を適正に使った場合です。ニキビに使うイソトレチノインは、医師の処方であっても対象になりません(PMDA「医薬品副作用被害救済制度の給付対象」)。

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