訪問診療について(そもそも編)
Q精神科の訪問診療とは何ですか?+
通院が難しい方のご自宅に、精神科の医師・看護師・精神保健福祉士(PSW)が定期的に伺い、診察・薬の調整・生活面の相談を行う診療です。世田谷区を中心に半径16km圏で、うつ病・統合失調症・双極性障害・認知症・ひきこもりなどに対応しています。
Qどのような方が精神科訪問診療の対象になりますか?+
精神疾患があり通院が難しい方が対象です。うつ病・統合失調症・双極性障害・認知症・不安障害・ひきこもりなどで外出や通院に負担のある方、ご家族だけでも相談したい方にご利用いただいています。
Q往診と訪問診療の違いは何ですか?+
訪問診療は計画に基づいて定期的にご自宅へ伺う診療、往診は急な体調変化などに応じて臨時に伺うものを指します。当院は定期的な訪問診療を中心に、契約患者さま向けに状況に応じた対応も行います。
Q産後うつや育児期のうつでも訪問診療を受けられますか?+
はい、出産後や育児期のうつで通院が難しい方も対象です。ご自宅で診察・薬の調整・生活面のご相談を行います。お子さまを連れての通院が難しい場合や、ご家族だけでのご相談でも構いませんので、まずはお電話でご相談ください。
Q認知症でも診てもらえますか?+
はい、対象です。もの忘れに伴う不安・妄想・興奮などの症状(BPSD)のご相談も含め、ご家族やケアマネジャーと連携しながら診療を行います。
Qひきこもりで長年通院していない場合でも大丈夫ですか?+
はい、長期間医療につながっていない方こそ訪問診療の対象です。ひきこもりの背景に精神疾患が隠れていることは少なくなく、早めに診断を受けて治療を始めることが、回復への近道になります。初回から診察にこだわらず、ご本人のペースに合わせて段階的に関係をつくっていきますので、まずはご家族からご相談ください。
ご相談・受診までの流れ
Q本人が診察を拒否していますが訪問してもらえますか?+
まずはご家族からのご相談だけでも構いません。ご本人とどのように関わるかを含めて、PSW(精神保健福祉士)が一緒に考えます。
Q家族だけで先に相談できますか?+
はい、ご本人が同席されなくても、ご家族のみでのご相談から始められます。状況を伺ったうえで、ご本人への関わり方や訪問開始のタイミングを一緒に検討しますので、まずはお電話ください。
Q高齢の親が「病院には行かない」と言っています。どうすればいいですか?+
通院を嫌がる方でも、ご自宅なら受け入れられるケースは少なくありません。まずはご家族からご相談いただき、ご本人への伝え方や初回訪問の進め方を一緒に考えますので、お気軽にお電話ください。
Q申し込みから訪問までの流れを教えてください。+
①お電話・フォームでのご相談 → ②状況の確認と訪問日の調整 → ③初回訪問(診察・今後の計画のご説明)という流れです。ケアマネジャーや訪問看護からのご紹介の場合も同様に承ります。
Q初回訪問までどれくらいかかりますか?+
最短で翌日の訪問が可能です。訪問診療の開始前に、相談員がご自宅へ伺い、状況やご希望を詳しくお聞きするケースもございます。お急ぎの場合はその旨をお電話でお伝えください。
Q紹介状は必要ですか?+
必須ではありません。おかかりの医療機関がある場合は、紹介状や診療情報があるとスムーズですが、お手元にない場合も当院から連携のご相談が可能です。
費用・保険について
Q精神科の訪問診療はいくらくらいかかりますか?+
3割負担の方は1回あたり約18,000〜27,000円、1割負担の方(後期高齢者や自立支援制度利用者など)は約6,000〜9,000円が目安です。診療内容や利用する制度によって変わりますので、詳しくはお電話でご相談ください。
Q自立支援医療(精神通院医療)は使えますか?+
はい、ご利用いただけます。適用されると自己負担が原則1割に軽減され、所得に応じた月額上限も設けられます。未申請の方には手続きのご案内も行っています。
Q生活保護を受けていても利用できますか?+
はい、医療扶助でご利用いただけます。お手続きについてもご相談ください。
Q各種医療証(マル障・マル親など)は使えますか?+
はい、各種公費負担医療制度・医療証をご利用いただけます。お持ちの制度によって自己負担額が変わりますので、初回のご相談時に医療証の内容をお知らせください。
Q交通費はかかりますか?+
対応エリア内の定期訪問では、原則として交通費のご負担はありません。詳しくはお電話でご確認ください。
診療内容・訪問について
Q対応エリアはどこまでですか?世田谷区以外も来てもらえますか?+
三軒茶屋を拠点に、世田谷区全域と目黒区・渋谷区・港区・新宿区の全域、品川区・大田区・中野区・杉並区・狛江市・調布市・川崎市の一部など、半径16km圏を目安に対応しています。訪問可否や詳細エリアはお電話でご確認いただけます。
Q訪問はいつ来てもらえますか?(曜日・時間帯)+
平日の日中を基本に、ご都合を伺いながら訪問日時を決定します。お仕事やデイサービスなどのご予定に合わせて調整しますので、ご希望をお聞かせください。
Qどれくらいの頻度で訪問してもらえますか?+
病状に応じて、月2回程度の定期訪問を基本に、ご相談のうえ決定します。状態が安定している方から、こまやかな支援が必要な方まで頻度を調整します。
Q1回の診察はどれくらいの時間ですか?+
初回は30〜60分程度かけて丁寧にお話を伺い、次回以降は10〜15分程度が目安です。状態やご相談内容に応じて柔軟に調整します。
Qどんな医師が来てくれますか?+
精神保健指定医・精神科専門医の資格を持つ、精神科診療の経験豊富な医師が担当します。医師の紹介は本ページの
「担当医師のご紹介」をご覧ください。
Q医師の指定や変更はできますか?+
継続的な関係づくりを大切にするため、原則として同じ医師が担当します。女性医師のご希望など、ご事情がある場合は可能な範囲で調整いたしますのでご相談ください。
Q家族が同席できない日でも訪問してもらえますか?+
はい、ご本人おひとりでも訪問診療は可能です。診察内容は、ご本人の同意の範囲でご家族にも電話や書面で共有できますので、遠方にお住まいのご家族もご安心ください。
Q急に具合が悪くなった時はいつでも来てくれますか?+
契約患者さま向けに緊急連絡先をご案内しています。状況に応じて電話相談・臨時訪問の対応をいたします。
Qお薬はどうやって受け取れますか?+
訪問薬局と連携し、お薬をご自宅までお届けできます。薬剤師による服薬のご説明や管理のサポートもあわせてご利用いただけます。
Q訪問看護も一緒にお願いできますか?+
はい、地域の精神科訪問看護ステーションと連携し、指示書の発行や情報共有を行います。すでに訪問看護をご利用中の場合も、そのまま継続して連携可能です。
Qカウンセリング(心理療法)も受けられますか?+
当院ではカウンセリングは実施しておりませんが、診察の中で医師やPSW(精神保健福祉士)が心理面のご相談に対応します。カウンセリングをご希望の場合は、行政の担当窓口など適切なご相談先をご案内しますので、まずはお電話ください。
Qオンライン診療との併用はできますか?+
はい、対面での訪問診療を基本としつつ、状況に応じてオンラインでの診察を組み合わせることが可能です。体調やご都合に合わせてご相談ください。
Qケアマネジャーや訪問看護との情報共有はしてくれますか?+
はい、地域の支援チームとの連携は当院の中核業務です。担当者会議への参加や、定期的な情報交換を行います。
Q診断書や各種書類は書いてもらえますか?+
はい、診断書のほか、精神障害者保健福祉手帳・障害年金・自立支援医療などの申請書類の作成に対応しています。文書料(自費)がかかる場合がありますので、料金は事前にご案内します。
Q入院が必要になったらどうなりますか?+
提携病院や地域の精神科救急との連携を行い、入院調整をサポートします。退院後は再びご自宅での診療を継続します。
Q訪問診療をやめたい(通院に戻したい)場合はどうなりますか?+
症状が安定し外出できるようになった場合は、外来通院への移行をご相談のうえ進めます。転居やご希望による中止・他院への引き継ぎにも、診療情報の提供を含めて対応します。
プライバシーへの配慮
Q近所に知られたくないのですが、配慮してもらえますか?+
はい、守秘とあわせて外形面にも配慮しています。訪問時は医療機関名の入らない服装・車両で伺い、インターホン越しの名乗り方などもご希望に合わせられますので、事前にお申し付けください。