初体験で妊娠が不安。避妊できているか心配な思春期女性へ

「初体験で妊娠してしまったらどうしよう?」と不安や強さを感じる人は多いはず。避妊への不安を最小限にするためには、正しい避妊方法や失敗した時の対処法などを知っておくことが大切です。

この記事では、正しい避妊方法と、やってはいけない間違った避妊方法。そして、避妊に失敗した時に未成年でも処方可能なアフターピルについて分かりやすく解説します。この記事を参考に、パートナーと協力して正しい避妊方法を実践してください。

初体験で妊娠したら怖いと感じるのは自然なこと

初めての性交渉で妊娠の可能性を考えると、不安や怖さを感じることは自然なことです。しかし、避妊に関する正しい知識があれば、その不安を最小限にすることができます。

初体験であっても、妊娠する確率は同等です。「危険日」と呼ばれる排卵日前後は特に妊娠しやすいため、注意しましょう。

(編集部作成)

安全日であっても妊娠のリスクはありますが、危険日と比べれば低いため、不安がある場合は日程を調整するのがおすすめです。

そして、コンドームは必ず使用しましょう。使用せずに性交渉を行うと、妊娠のリスクが一気に高まります。

性行為の途中からコンドームを使用するという方法では意味がありません。手や指に精液が付着した状態で性器に触れる場合も、妊娠の可能性があることを理解しておく必要があります。

初体験前に知っておきたい!正しい避妊方法

初めての性交渉は、不安や期待が入り混じる特別な経験です。だからこそ、妊娠に関する正しい知識を身につけて、安心してその時間を迎えられるように準備しておくことが大切です。

※参考:J-Stage「日本における予定外妊娠の医療経済的評価

正しい避妊方法1|コンドーム

コンドームは98%〜82%(失敗率2〜18%)※の避妊効果が期待できます。そのうえ、性感染症の予防にも効果的です。コンドームを正しく使用する方法は、以下を参考にしてください。

(編集部作成)

まず、性行為の前にコンドームを準備します。そして、性行為が始まる前からコンドームを装着することが重要です。

コンドームはサイズが合っていないと、破れたり、外れたりする可能性があります。自分に合ったサイズのコンドームを選び、パッケージに記載されている使用方法をよく読んで正しく使いましょう。

正しい避妊方法2|低用量ピル

低用量ピルは、毎日服用することで99.7%〜91%(失敗率0.3〜9%)※という高い避妊効果が期待できます。婦人科で処方してもらう必要があり、医師に相談しながら、自分の体質に合ったピルを選ぶことが大切です。

毎日決まった時間に服用する必要があり、飲み忘れがあると避妊効果が低下する可能性があります。また、低用量ピルには即効性がないため、飲み始めてすぐに避妊効果が期待できるわけではないという点に注意が必要です。

低用量ピルはオンライン診療でも処方してもらえるので、婦人科へ行くことに抵抗がある場合はぜひ利用を検討してみてください。

避妊に失敗したかも?と思ったら速やかにアフターピルを服用しよう

避妊方法をきちんと実践したつもりでも、コンドームを使用するタイミングが遅かったり、手や指に精液がついた状態で性器を触ってしまった、ということもあるでしょう。

不安や焦りでパニックになってしまうかもしれませんが、まずは落ち着いて、速やかにアフターピルを服用するようにしてください。

緊急アフピルは未成年でも処方してもらうことができるオンラインクリニックです。レターパックで自宅に届きますが、匿名配送なので中身を開けない限り、家族や同居人にバレる心配がありません。

婦人科などの医療機関では、夜間や休日ですぐに行けないこともありますが、緊急アフピルでは専門の医師が24時間365日待機しているため、今すぐに相談することが可能です。

また、婦人科に行くことに心理的な抵抗があったり、「通っているところを人に見られたくない」という場合でも、オンライン診療なら誰にも会わずに処方してもらえます。

自宅やホテルからでもスマホで簡単に診察を受けられ、最短翌日にはアフターピルを郵送で受け取ることが可能です。

参考:厚生労働省「健康・医療オンライン診療について

アフターピルってなに?緊急避妊薬を簡単解説!

アフターピルは、避妊に失敗した場合でも、性行為後72〜120時間以内の服用で高い避妊効果が期待できる緊急避妊薬です。時間が経てば経つほど効果が薄れてしまうため、なるべく早く服用しましょう。

主なアフターピルの種類と効果は以下の表を参考にしてください。

種類120時間有効アフターピル72時間有効アフターピル
商品名エラ、エラワン、ジョセイノルレボ、レボノルゲストレル錠、マドンナ
有効成分ウリプリスタール酢酸エステルレボノルゲストレル
避妊率120時間以内の服用で98.9%72時間以内の服用で85%

120時間有効のアフターピルは、有効時間や避妊率において優位ですが、価格も約2倍になるため、性行為からの経過時間や金銭的な事情を考慮して選択することをおすすめします。

避妊できてない!初体験で避けたい間違った避妊方法

間違った避妊方法により妊娠のリスクを高めてしまうケースがあります。ここでは、流通している間違った避妊方法を4つ紹介します。

間違った避妊方法1|膣外射精

膣外射精は、射精する直前にペニスを膣外に出す方法です。一見、妊娠を避けられるように思えますが、実は避妊効果が低いため信用してはいけません。

なぜなら、そもそも射精のコントロールが難しいうえ、射精前に出る我慢汁(カウパー液)にも精子が含まれている可能性があるからです。気づかないうちに精子が体内に入ってしまい、妊娠に至るケースも少なくありません。

間違った避妊方法2|オギノ式(リズム法)

オギノ式は、基礎体温を測り、排卵日を予測して性交渉を持つ時期を調整する方法です。しかし、女性の生理周期は常に一定とは限りません。

ストレスや体調の変化によって排卵日がずれることもあり、正確な予測は難しいです。そのため、オギノ式だけで避妊するのはリスクが高いと言えます。

初体験だからこそ、不確定要素の高い避妊方法ではなく、コンドームや低用量ピルを使用した、より確実な避妊方法を選択することが大切です。

間違った避妊方法3|膣洗浄

膣洗浄は、性交渉後に膣内を洗浄する方法です。

しかし、精子は射精後すぐに子宮に向かって移動し始めるため、膣洗浄を行っても、既に子宮内に到達した精子を取り除くことはできません。むしろ、膣内の正常な環境を乱し、感染症のリスクを高める可能性もあります。

間違った避妊方法4|生理中の行為

生理中の性交渉は妊娠しないと思われがちですが、これも間違いです。生理中でも排卵が起こる可能性はゼロではありません。

また、出血量が少ない時期であれば、妊娠する確率はさらに高まります。性感染症のリスクも高まるため、生理中の性交渉は避けるべきです。

まとめ

今回の記事では、初体験で妊娠する可能性や、知っておくべき避妊方法について解説しました。特に重要なのは、コンドームや低用量ピルといった正しい避妊方法を理解し、実践することです。

膣外射精やオギノ式といった避妊方法は、失敗する可能性が高いため避けてください。もし避妊に失敗したかもしれないと感じたら、速やかにアフターピルを服用することが大切です。

この記事を参考に、安心して初体験を迎えられるよう準備をしましょう。避妊に関して不安なことや疑問があれば、一人で悩まずに信頼できる人に相談したり、専門家のアドバイスを求めることが大切です。

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