アフターピルには「ウリプリスタル」「レボノルゲストレル」「ヤッペ法」という3つの種類があり、それぞれ効果や服用時間に違いがあります。
この記事では、各種類を比較しながら、避妊効果や費用、副作用の違いを解説します。服用する際の注意点や、処方してもらう際のおすすめの方法まで紹介するので、自分に合ったアフターピルを選ぶ参考にしてください。
アフターピルの主な種類は3つ!表で比較
アフターピルは、望まない妊娠を避けるための緊急避妊薬です。
主な種類として、ウリプリスタール酢酸エステル、レボノルゲストレル、ヤッペ法の3種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った種類を選びましょう。
主なアフターピルの種類と効果は以下の表を参考にしてください。
ウリプリスタル | レボノルゲストレル | ヤッペ法 | |
---|---|---|---|
商品名 | エラワン エラ ジョセイ |
ノルレボ レボノルゲストレル錠 マドンナ |
プラノバール (中用量ピル) |
有効時間 | 120時間 | 72時間 | 72時間 |
服用方法 | 1錠を1回服用 | 1錠を1回服用 | 2錠を服用し12時間後に2錠追加 |
料金(税込) | 8,800円 | 16,500円 | 2,780円(21錠) |
購入方法 | LINE | LINE | LINE |
3種類の特徴については、以下で詳しく解説します。
ウリプリスタル酢酸エステル|120時間有効の最新式アフターピル
ウリプリスタル酢酸エステルは、商品名「エラワン(先発品)」として知られています。ジェネリック医薬品に、「エラ」や「ジョセイ」があります。
レボノルゲストレルやヤッペ法と違い、性交後120時間以内まで服用可能です。避妊効果も比較的高く、副作用のリスクも比較的少ないと言われています。
レボノルゲストレル|最も一般的なアフターピル
レボノルゲストレルは、商品名「ノルレボ(先発品)」として知られています。ジェネリック医薬品に、「レボノルゲストレル錠」や「マドンナ」があります。
性交後72時間以内に1錠服用します。現在、日本で最も一般的に使用されているアフターピルです。ヤッペ法と比べて、副作用は比較的少ないとされています。
ヤッペ法|旧式の緊急避妊法
ヤッペ法は、中用量ピルであるプラノバールを複数回服用する方法です。性交後72時間以内に2錠服用し、12時間後にさらに2錠服用します。
プラノバールは、本来緊急避妊のために開発された薬剤ではありません。そのため、吐き気や嘔吐などの副作用が強い傾向にあります。
ノルレボなどのアフターピルが広く使われる前に一般的だった手法であり、現在ではほとんど使用されていません。
アフターピル種類ごとの違い
アフターピルには大きく分けて3つの種類があります。それぞれ、避妊効果や費用が異なりますので、ご自身の状況に合わせて選択することが大切です。
避妊効果の違い|エラワンは120時間以内の服用で98.9%
ウリプリスタル酢酸エステル(エラワン)、レボノルゲストレル(ノルレボ)、ヤッペ法(プラノバール)の避妊効果の違いは以下のとおりです。
24時間以内 | 72時間以内 | 120時間以内 | |
---|---|---|---|
ウリプリスタル | 99% | 99% | 98.9% |
レボノルゲストレル | 95% | 85% | 60% (時間外) |
ヤッペ法 | 77% | 33% | – (時間外) |
ウリプリスタルは性交後120時間以内まで服用可能です。有効時間が長いうえ、高い避妊効果が期待できます。レボノルゲストレルは、日本で最も一般的に使用されているアフターピルですが、ウリプリスタルよりも有効時間が短いです。
ヤッペ法は、ノルレボなどのアフターピルが広く使われる前に一般的だった手法であり、避妊効果もそれほど高くないため、現在ではほとんど使用されていません。
どのアフターピルも、24時間以内の服用で最も高い避妊効果が期待できます。時間経過に伴う避妊効果の低下が著しいため、できるだけ早い時間の服用が大切です。
費用の違い|6,000円〜20,000円程度
アフターピルの費用は自由診療のため、種類や医療機関によって異なります。一般的な目安は6,000円〜20,000円程度です。
ウリプリスタル | 15,000円〜20,000円程度 |
レボノルゲストレル | 7,000円〜12,000円程度 |
ヤッペ法 | 6,000円〜10,000円程度 |
ウリプリスタルは、最も費用が高いですが、有効時間が長く、高い避妊効果が期待できます。効果を優先するのであれば、ウリプリスタルがおすすめです。
性交からあまり時間が経っておらず、費用を抑えたいのであれば、レボノルゲストレルでも問題ないでしょう。ヤッペ法は安価ですが、現在ではあまり推奨されません。
副作用の違い
(編集部作成)
アフターピルはホルモン剤のため、吐き気や嘔吐、不正出血、頭痛、倦怠感などの副作用が生じる可能性があります。
ウリプリスタル、レボノルゲストレル、ヤッペ法の順に、比較的副作用が少ないとされていますが、どの薬剤であっても個人差が大きいです。気になる症状が現れた場合は、医師に相談しましょう。
アフターピルを服用する際の3つの注意点
アフターピルは緊急避妊薬であり、望まない妊娠を防ぐための最終手段です。服用する際にはいくつか注意すべき点があります。正しく理解し、適切に使用することが大切です。
注意点1|2時間以内に嘔吐したら再服用を検討する
アフターピルを服用後、2時間以内に嘔吐してしまった場合は、薬が十分に吸収されていない可能性があります。
その場合は、速やかに医師に相談し、再服用が必要かどうか指示を受けてください。自己判断で再服用することは避けましょう。
注意点2|24時間以内の飲酒は避ける
アフターピルを服用した後、少なくとも24時間以内は、飲酒を控えましょう。アルコールとアフターピルの相互作用によって、吐き気や眠気などの副作用が増強する可能性があります。
避妊効果にも影響が出る恐れがあるため、望まない妊娠を防ぐためにも、服用後は安静にしていましょう。
注意点3|避妊なしの性行為はしない
アフターピルはあくまで緊急避妊薬です。常用的に使用することは想定されていません。
また、効果は一時的なものであり、アフターピルを服用したからといって、その後も避妊なしの性行為を続けるのは危険です。次の生理が来るまでは行為を避けるのが最善ですが、行為をする場合はコンドームなどを使用し、慎重に避妊するようにしてください。
アフターピルを処方してもらうならオンラインがおすすめ
アフターピルは、医師の処方が必要なため、婦人科や産婦人科に足を運ぶ必要があります。しかし、アフターピルが必要なタイミングは、夜間や休日が多いはず。そんなときにおすすめなのがオンライン診療です。
時間や場所に制約がないため、近くに婦人科がない場合や、忙しくて通院する暇が無い場合でも気軽に処方してもらえます。郵送で届くので、心理的な抵抗がある場合でも誰とも会わずに受け取ることが可能です。
緊急アフピルであれば、避妊専門の医師が常に在籍しており、24時間365日待ち時間なしで無料相談が可能で、国内で承認されているアフターピルを8,800円(税込)〜販売しております。心配な方やアフターピルの購入を迷われている方は、お気軽にご相談ください。
参考:厚生労働省「健康・医療オンライン診療について」
まとめ
アフターピルには主に3つの種類があり、それぞれ避妊効果や費用、副作用に違いがあります。
ウリプリスタル酢酸エステルは、服用できる時間が長く避妊効果も高いですが、費用も高めです。レボノルゲストレルは、服用時間が72時間以内と短めですが、比較的安価で入手できます。
ヤッペ法は、2回服用する必要があり、副作用が出やすいとされています。ノルレボなどのアフターピルが広く使われる前に一般的だった手法であり、現在ではあまり使用されていません。
また、アフターピルを服用する際には、いくつかの注意点があります。服用後2時間以内に嘔吐した場合は再服用が必要になること、服用後24時間以内の飲酒は避けること、そしてアフターピル服用後も避妊なしの性行為はしないことが大切です。
アフターピルは、緊急避妊が必要な場合に、早めに服用することで高い避妊効果が期待できます。もしもの時に備えて、アフターピルの種類や特徴、注意点について事前に知っておくことが重要です。
アフターピルの処方を希望される場合は、オンライン診療の緊急アフピルをおすすめします。24時間365日待ち時間なしで無料相談が可能で、国内で承認されているアフターピルを8,800円(税込)〜販売しております。