アフターピルは保険適用外の自由診療となるため、クリニックによって値段に差があります。薬の種類や診察料、送料なども含めると、総額は10,000円から20,000円程度と幅広く設定されています。
この記事では、おすすめのオンライン診療サービス4院のアフターピル値段を徹底比較し、診察料や送料を含めた総額の目安を紹介します。緊急時に慌てないために、あらかじめ信頼できるサービスと費用相場を知っておきましょう。
東京慈恵会医科大学医学部卒業。現在は板橋中央総合病院の産婦人科医長として、妊婦健診や分娩管理、新生児対応をはじめ、切迫流産・早産の管理などにも従事。婦人科領域では、子宮筋腫・卵巣嚢腫・子宮内膜症・骨盤内感染症などの良性疾患から、子宮癌・卵巣癌に対する手術および化学療法(抗がん剤治療)まで幅広く対応。さらに、PMS(月経前症候群)や更年期障害など、ホルモンバランスに関連する女性特有の不調についても積極的に診療している。日本産科婦人科学会専門医として、日々多くの女性の健康課題に向き合い、臨床の第一線で診療を続けている。
目次
アフターピルの値段を徹底比較!おすすめのオンライン診療4選
オンライン診療で提供されるアフターピルの価格は、サービスや配送オプションによって異なります。ここでは、おすすめのオンライン診療サービス4つの値段を比較します。
アフターピルを処方してもらう際は、アフターピルの値段(薬代)だけでなく、診察料・サービス料や送料を含めた総額の目安で比較することが大切です。
クリニックによっては、バイク便などの最短配送は別途有料となっていることもあるため、サイトをしっかりと確認するようにしましょう。
東京アフピル

| アフターピルの値段 | 総額の目安 |
|---|---|
| 11,000円〜 | 11,000円〜 |
東京アフピルは、料金体系も明瞭で、診察料や配送料などを含めた総額を事前に確認できるため、安心して利用できます。対象地域は関東圏のみですが、総額の目安としては11,000円〜と良心的な価格になっています。
また、72時間有効と120時間有効の2種類のアフターピルを取り扱っており、個々の状況に合わせて適切な薬を選択可能です。
スマルナ

| アフターピルの値段 | 総額の目安 |
|---|---|
| 11,480円〜 | 12,030円〜 |
スマルナは、専用アプリを利用し、顔出し不要のチャット形式で医師と相談が可能なオンライン診療です。送料が550円かかりますが、診察料は無料で利用できます。
薬剤は、72時間有効アフターピルのみの扱いとなります。先発品のノルレボ錠とジェネリック医薬品のレボノルゲストレル錠から選択可能です。
緊急アフピル

| アフターピルの値段 | 総額の目安 |
|---|---|
| 8,800円〜 | 13,255円〜 |
緊急アフピルは、24時間365日いつでも即診察可能なオンライン診療です。72時間有効と120時間有効の2種類のアフターピルを取り扱っています。
通常配送に加えて最短当日受け取りが可能なエクスプレス配送を提供しており、関東圏の場合は当日10時までの決済完了、東京23区の場合は17時までの決済完了で、最短当日の到着が可能です。(東京・千葉・神奈川・埼玉・栃木・茨城・山梨・群馬のみ対応)
※エクスプレス配送:別途9,900円(税込)
マイピル
| アフターピルの値段 | 総額の目安 |
|---|---|
| 10,978円〜 | 13,398円〜 |
マイピルは、低用量ピルや中用量ピルなども取り扱っているオンライン診療です。72時間有効と120時間有効のアフターピルに加え、プラノバール(ヤッペ法(中用量ピルを2回に分けて飲む古い方法))の処方もしています。+550円で妊娠検査薬も購入可能です。
送料は全国一律770円となっており、東京23区であれば別途8,690円(税込)でバイク便の利用が可能です。
※バイク便の配達受付時間は10時~19時まで
アフターピルの値段相場は10,000円〜20,000円!保険適用はなし
アフターピルの値段相場は、一般的に10,000円から20,000円と幅があります。これは、アフターピルが保険適用外の自由診療となるためです。自由診療の場合、値段はクリニックによって異なるため、なるべく安く処方してもらうにはそれぞれの値段を比較する必要があります。
また、先発品医薬品とジェネリック医薬品があり、その種類によっても値段が異なります。ジェネリック医薬品は、先発医薬品の特許が切れた後に、他の製薬会社が製造・販売する医薬品のことです。新薬と有効成分は同じですが、新薬に比べて開発コストが低いため、一般的に価格が安く設定されています。
アフターピルにかかる値段には、診察料や薬代、場合によってはオンライン診療のシステム利用料などが含まれます。そのため、比較する際はアフターピルの薬代だけでなく、総額を比較することが大切です。
参考:厚生労働省「ジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用促進について」
アフターピルの値段が高い理由はなぜ?
アフターピルの価格が高額な理由としては、まず保険適用外の医薬品であることが挙げられます。
また、海外と比較して日本ではアフターピルの流通量が限られており、日本でも2026年2月2日から薬局で買えるようになりましたが、要指導医薬品という扱いで、薬剤師の対面販売が必須、取り扱う薬局も限られます(厚生労働省「要指導医薬品である緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の一覧」令和8年7月1日更新版で全国約15,300件)。棚から自由に取れる一般用医薬品として売られている国と比べると、入手のしやすさにはまだ差があります。
さらに、診察料や薬剤料の他に、緊急性の高い医薬品として24時間対応体制を整えるコストも価格に反映されています。特にオンライン診療サービスでは、深夜・休日問わず医師が対応できる体制維持のための費用が含まれています。
2026年2月2日からは、処方箋なしで薬局でもアフターピルを買えるようになりました。この場合は診察料がかからないため、ノルレボが7,480円、レソエル72が6,930円(いずれもメーカー希望小売価格・税込)と、医療機関での価格より安く済みます。どの店舗が対象になっているかは、市販で買えるアフターピルの取扱薬局一覧で地域ごとに確認できます。今後、薬局での販売が拡大されれば、アクセス性の向上とともに価格の適正化が期待されます。
オンライン診療と産婦人科のアフターピルの値段の違いはある?
産婦人科クリニックでのアフターピル処方は、一般的に10,000円~20,000円程度の費用がかかります。この費用には診察料と薬剤料が含まれています。医療機関によって価格設定は異なり、深夜・休日・時間外受診の場合は追加料金がかかることが多いです。
一方、オンライン診療サービスのアフターピル処方も、同様に10,000円~15,000円程度が一般的です。オンライン診療では診察から薬の配送までの費用が一括で提示されることが多く、24時間対応しているサービスも多いため、時間外加算がない場合が多いです。
産婦人科クリニックのメリットは内診など詳細な検査が可能であることで、他の婦人科疾患がある場合は同時に診療してもらえます。一方、オンライン診療のメリットは自宅など好きな場所から診療を受けられること、特に夜間や地方など産婦人科へのアクセスが難しい状況でも対応可能な点です。
120時間と72時間アフターピルの違いは?値段差は7,700円
アフターピルには、120時間有効アフターピルと72時間有効アフターピルがあります。主な違いは、効果が期待できる時間と、主成分の種類です。
| 種類 | 72時間有効アフターピル | 120時間有効アフターピル |
| 有効成分 | レボノルゲストレル | ウリプリスタル酢酸エステル |
| 商品名 | ノルレボ レボノルゲストレル錠 マドンナ | エラ エラワン ジョセイ |
| 服用方法 | 1錠を1回服用 | 1錠を1回服用 |
| 国内での承認 | 国内で承認されている唯一の緊急避妊薬 | 国内未承認(取り扱いのある医療機関で処方を受けることは可能) |
| 妊娠阻止率 | 72時間以内の服用で81%(ノルレボ錠の添付文書) | 海外の臨床試験に基づく数値のみで、国内の承認データはありません |
| 値段 (税込) | 11,000円 | 18,700円 |
120時間有効のアフターピルは、使える時間の幅が広いぶん、値段は11,000円に対して18,700円と7,700円高くなります。ただし国内では承認されていないため、薬局では買えず、副作用が起きた場合も、健康被害が出たときに国が補償する医薬品副作用被害救済制度の対象外です。性行為からの経過時間が72時間以内に収まるなら、国内で承認されているレボノルゲストレル錠が第一選択になります。
また、どちらのアフターピルも、性行為後の時間が経過すればするほど避妊効果が低下するため、できるだけ早く医師に相談し、適切なアフターピルを服用することが大切です。
まとめ
アフターピルの値段は、どのルートで手に入れるかで倍近く変わります。取り扱いのある薬局で買えば、診察料がかからないぶん薬の代金だけの7,000円前後で済みます。オンライン診療は総額で11,000円〜13,400円前後、産婦人科の対面診療は診察料や処方料が上乗せされます。
オンライン診療を選ぶ場合は、薬の値段だけを見ても比較になりません。診察料・サービス利用料・送料を足した総額で比べてください。東京アフピルは総額11,000円から、スマルナは12,030円から、緊急アフピルは13,255円から、マイピルは13,398円からです。
ただし、アフターピルは飲むのが遅れるほど確実性が下がります。数千円の差を探して半日使うより、いま確実に手に入るルートを選ぶほうが結果的に得です。
