アフターピル飲んだあと生理が来ない?避妊成功の確認方法や服用後の注意事項を紹介

アフターピルを飲んだあとの身体の変化について、不安を感じている方も多いはず。

この記事では、アフターピル服用後の消退出血や避妊成功の確認方法、服用後にやってはいけない注意点まで詳しく解説します。少しでも不安を解消できるよう、正しい知識を身につけましょう。

アフターピルを飲んだあと3日〜2週間程度で消退出血が起こる

(編集部作成)

アフターピルを服用した後は、生理のような出血が見られることがあります。これは消退出血と呼ばれ、3日から2週間程度で起こるのが一般的です。

必ずしも全員に起こるわけではなく、出血量や期間も個人差があります。通常の生理と違い、期間が短く量も少ないのが特徴です。

アフターピル服用後の消退出血は避妊成功のサインといわれていますが、無かった場合でも100%失敗したと決まるわけではありません。

アフターピルを飲んだあと避妊の成功を確認する方法

アフターピルを服用したあと、気になるのは避妊が成功したかどうかです。服用後の体の変化や、適切な確認方法についてご説明します。

方法1|次の生理が来るかどうか

アフターピルを飲んだあと、次の生理が来れば避妊に成功した可能性が高いでしょう。

なお、アフターピルを飲んだあとは通常よりも早く生理が来たり、最大10日程度遅れる場合もあるため、予定通りに来なかったからといって神経質になる必要はありません。

ただし、3週間以上経過しても出血がない場合は注意が必要です。妊娠の可能性も考えられますので、妊娠検査薬の使用や産婦人科への受診をご検討ください。

方法2|妊娠検査薬による確認

引用;ロート製薬オンライン「【第2類医薬品】ドゥーテスト・hCGa 2回用

アフターピルを飲んだあと、生理が来ない、もしくはいつもと違うと感じた場合は、妊娠検査薬を使用してみましょう。

<妊娠検査薬の基本的な手順>

  1. 検査薬の先端部分に尿をかける(説明書で指定された秒数)
  2. 水平な場所に置いて判定結果を待つ
  3. 約1分で判定(10分以上経過した判定は避ける)

誤判定を防ぐために、説明書通りの量を守り、尿をかけすぎないこと。尿が薄まるため大量の水分摂取後の検査は避けることに注意してください。

妊娠検査薬は、性行為から2週間後以降に使用することで、より正確な結果を得られます。

陽性反応が出た場合は必ず医療機関を受診しましょう。陰性の場合でも、しばらく生理がこない場合は再検査か医師に相談するのがおすすめです。

方法3|産婦人科での検査

妊娠検査薬で陽性反応が出たからといって、必ずしも妊娠が確定しているとは限りません。避妊成功を確認する最も確実な方法は、産婦人科で検査を受けることです。

妊娠の確定診断は、超音波検査(エコー)で胎嚢と心拍の確認をすることで得られます。産婦人科に行くタイミングは、生理予定日から1〜2週間後(妊娠5週目頃)が一般的です。

たとえ妊娠を望んでいなかったとしても、診断を確定させてから、中絶するか否かを検討する必要があります。どちらにせよ早いうちに産婦人科を受診し、検査を受けることが重要です。

予期せぬ妊娠で困ったら、一人で抱え込まずに福祉や相談窓口に頼りましょう。相談先は日本産婦人科医会が配布している「予期せぬ相談窓口のご案内」を確認してみてください。

アフターピルを飲んだあとにやってはいけないこと

アフターピルを服用したあと、やってはいけない注意点があります。副作用の軽減や、確実な避妊のためにも、以下の点に気をつけましょう。

NG1|服用後24時間以内の飲酒

アフターピルを飲んだあと24時間以内の飲酒は避けましょう。アルコールは、薬の吸収や代謝に影響を与え、副作用を増強させる可能性があります。特に、服用後2時間以内の飲酒は避妊効果を著しく低下させる可能性があるため控えてください。

服用時点ですでに飲酒してしまっている場合は、水を飲んで安静にしましょう。アフターピルは時間が経過するほど効果が低下するため、服用を急ぐことを優先してください。服用から2時間以内に嘔吐してしまった場合は再服用が必要があるため、注意しましょう。

NG2|避妊なしの性行為

アフターピルはあくまで緊急避妊薬であり、その効果は一時的なものです。服用後も妊娠する可能性はありますので、性行為をする際は必ずコンドームなどを用い、避妊なしの性行為は避けてください。

次の生理が来るまでは特に注意が必要なので、できれば性行為自体を控えることをおすすめします。

アフターピルを処方してもらうならオンライン診療がおすすめ

オンライン診療のメリット

(編集部作成)

アフターピルを処方してもらう場合、医師の診察が必要になります。婦人科や産婦人科などの医療機関を受診する必要がありますが、気軽に処方を受けたいのであればオンライン診療がおすすめです。

24時間365日いつでも診察を受けられるので、夜間や休日であってもすぐに相談することができます。近くに婦人科が無かったり、忙しくて通院する暇が無い人にとっても非常に有効な選択肢です。

アフターピルは72〜120時間以内に服用すれば高い避妊効果が期待できますが、時間が経過するにつれて効果が低くなるため、速やかな行動が重要になります。

オンライン診療では、担当医師以外と顔を合わせる必要がないため、心理的な抵抗があり、受診する勇気が出ない場合でも、安心して受診することが可能です。

主なアフターピルの種類と効果は以下の表を参考にしてください。

種類120時間有効アフターピル72時間有効アフターピル
商品名エラ、エラワン、ジョセイノルレボ、レボノルゲストレル錠、マドンナ
有効成分ウリプリスタール酢酸エステルレボノルゲストレル
避妊率120時間以内の服用で98.9%72時間以内の服用で85%

120時間有効のアフターピルは、有効時間や避妊率において72時間のアフターピルよりも優位です。ただし、価格も約2倍になるため、性行為からの経過時間や金銭的な事情を考慮して選択することをおすすめします。

参考:厚生労働省「健康・医療オンライン診療について

アフターピルを飲んだあとに関するよくある質問

ここでは、アフターピルを飲んだあとに関するよくある質問とその回答を紹介します。

アフターピルを飲んだあと具合が悪い
アフターピルの主な副作用
(編集部作成)

アフターピルを飲んだ後、吐き気や頭痛、眠気、だるさなどを感じる方がいます。これらの症状は副作用として一般的で、多くの場合24時間以内に治まることがほとんどです。

また、下痢や不正出血、おりものの変化といった症状が現れる方もいます。症状が重い場合や長引く場合は、医療機関を受診しましょう。
アフターピルを飲んだあとごはんを食べてもいい?
アフターピルは食後に服用することで、吐き気を軽減できることがあります。空腹時に服用すると吐き気を感じやすい方は、食事をしてから服用するのが良いでしょう。

また、服用後すぐに嘔吐してしまうと、避妊効果が十分に得られない可能性があります。吐き気を催す場合は、吐き気止めを服用することも検討してみましょう。不安な場合は医師や薬剤師に相談するのが安心です。
アフターピルを飲んだあと生理がこない
アフターピルを服用すると、生理周期に影響が出ることがあります。生理が10日以上遅れる場合は、妊娠の可能性も考えられますので、妊娠検査薬を使用するか、医療機関を受診しましょう。

アフターピルはあくまでも緊急避妊薬であり、その後の性行為で妊娠する可能性はあります。服用後も、適切な避妊を続けることが大切です。

まとめ

アフターピルを飲んだあと、3日〜2週間程度で消退出血が起こることがあります。これはアフターピルが効いているサインの一つですが、必ず起こるわけではありません。

アフターピルで避妊できたかどうかは、次の生理が来るかどうか、妊娠検査薬を使う、または産婦人科で検査を受けることで確認できます。次の生理が予定より10日以上遅れている場合は、妊娠の可能性も考えられるため、早めに検査を受けましょう。

アフターピルを飲んだあとは、24時間以内の飲酒や避妊なしの性行為は避けてください。また、服用後に吐き気などの体調不良が起こることもありますが、通常は一時的なものです。心配な場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。

アフターピルの処方をご希望の場合は、オンライン診療が便利です。アフターピルは服用までの時間が早ければ早いほど避妊効果が高いため、すぐに受診できるオンライン診療を検討してみてください。不安なことや疑問があれば、まずは専門家に相談してみましょう。

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