ピルを飲むと胸が大きくなるってホント?低用量ピルの効果やバストアップの方法も紹介

経口避妊薬として広く知られる低用量ピルですが、生理痛の緩和やPMSの改善にも効果的であることをご存知でしょうか。なかには「胸が大きくなる」というウワサもあります。

この記事では、「ピルを飲むと胸が大きくなる」というウワサの真偽や、低用量ピルの持つ効果、そして効果的なバストアップの方法を紹介します。

医師 新田凌也
当記事の監修医師
医師:新田 凌也
島根大学医学部卒業卒業後、神戸大学医学部附属病院、丹波医療センター研修。ミライメディカルクリニックでオンライン診療全般を担当。

ピルを飲むと胸が大きくなるってホント?

ピルを服用することで、胸のサイズがアップするということはありませんが、一時的に胸が大きくなったと感じることはあるようです。

ピルに含まれているエストロゲン(女性ホルモン)には、乳腺を発達させる働きと、水分を体内に溜め込む働きがあります。この作用によって、胸に張りが出て、一時的に大きく感じる場合があるのです。

ただし、この効果は永続的なものではなく、服用を継続することで徐々に薄れていくことが多いとされています。

ピルによる胸の大きさの変化は、あくまでも副次的な効果です。避妊や月経困難症の治療を目的とした医薬品なので、バストアップを目的とした処方は認められていません。

ピルには避妊以外にも生理痛やPMSの改善効果がある!

ピルというと避妊薬のイメージが強いですが、実は生理痛やPMS(月経前症候群)の症状緩和にも効果があります。

低用量ピルのメカニズム、生理と消退出血の違い

低用量ピルは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンを配合した薬です。これらのホルモンには避妊効果があり、排卵を抑制したり、子宮内膜を薄くすることで、妊娠しない環境を作ります。

(編集部作成)

なお、ピルを服用中に起こる出血は、一般的な生理とは異なり「消退出血」と呼ばれます。これは休薬期間中にホルモン量が低下することで起こる出血で、通常の生理と比べて出血量が少なく、痛みも軽減されるのが特徴です。

低用量ピルに期待できる7つの効果

低用量ピルには、避妊以外にも様々な効果が期待できます。主な効果として、生理痛の緩和や生理不順、PMSの改善などが挙げられます。

《低用量ピルで得られる7つの効果》

生理期間の短縮多くの場合、生理期間が3~4日程度に短縮されます。
経血量の減少経血量が減ることで、生理中の不快感や貧血のリスクを軽減できます。
生理痛の緩和生理痛の原因となるプロスタグランジンの分泌を抑える効果があります。
PMSの改善ホルモンバランスを整えることで、イライラや気分の落ち込みなどのPMSの症状を軽減できます。
生理不順の改善生理周期が安定し、生理不順が改善されます。
避妊効果正しく服用することで、高い避妊効果が期待できます。
肌荒れの改善女性ホルモンのバランスが整うことで、ニキビなどの肌荒れを改善する効果も期待できます。

たとえば、生理痛がひどくて日常生活に支障をきたしていた人が、低用量ピルを服用することで痛みが軽減し、快適に過ごせるようになったというケースもあります。また、PMSでイライラしたり気分が落ち込んだりしていた人が、症状が改善され、精神的に安定したという報告もあります。

低用量ピルは、女性ホルモンのバランスを整えることで、女性の体の様々な悩みに対して効果を発揮する効果が期待できるのです。ただし、ピルは医薬品ですので、服用前に医師の診察を受け、自分に合ったピルを選ぶようにしましょう。

低用量ピルの処方ならミライメディカルクリニックがおすすめ

低用量ピルの処方を受けるには、婦人科を受診するのが一般的ですが、忙しくてなかなか時間が取れないという方もいるかもしれません。

そんな方におすすめなのが、オンライン診療のミライメディカルクリニックです。オンライン診療なので、自宅や職場など、インターネット環境があればどこからでも受診できます。また、処方されたピルはレターパックで郵送されるので、気軽に続けやすいのが特徴です。

興味がある方はぜひ一度ミライメディカルクリニックにご相談ください。

安全で効果的なバストアップ方法2選

ピルには乳腺を発達させる働きを持つ女性ホルモンが含まれていますが、バストアップを目的に服用することは推奨されていません。ここでは、安全で効果的なバストアップ方法を2つ紹介します。

バストアップ方法1|バストアップマッサージを取り入れる

バストアップマッサージは、血行促進やリンパの流れを改善するのに効果的です。

血行が促進されることで、バストに栄養が行き届きやすくなり、成長を促す効果が期待できます。また、リンパの流れが改善されると、老廃物の排出が促進され、バストのむくみが解消される効果も期待できます。

マッサージを行う際は、バストを優しく包み込むように、円を描くようにマッサージしましょう。強く押したり、引っ張ったりすると、バストの組織を傷つけてしまう可能性があるので注意が必要です。

バストアップ方法2|ブラジャーを正しく着用する

ブラジャーは、バストを支え、形を整えるためのものです。自分に合ったサイズのブラジャーを正しく着用することで、バストの垂れ防止や、形崩れ防止に繋がります。ブラジャーを選ぶ際は、自分のバストサイズをきちんと測り、試着をしてから購入するようにしましょう。

また、ナイトブラを着用するのも効果的です。就寝時のバストの位置を安定させ、型くずれを防ぐことができます。直接的なバストアップ効果はありませんが、形を整えるだけで、見た目をグンと変えることが可能です。

まとめ

ピルを飲むと胸が大きくなるという話を聞いたことがあるかもしれません。

これは、ピルに含まれる女性ホルモン、エストロゲンに乳腺を発達させる作用があるためです。また、エストロゲンには水分を体内に溜め込む作用もあるため、一時的に胸が張ったように感じることがあります。

しかし、これはあくまで一時的な変化であり、必ずしも永続的なバストアップ効果があるわけではありません。

低用量ピルには、避妊効果だけでなく、生理痛やPMSの改善など、女性の健康に役立つ様々な効果が期待できます。ミライメディカルクリニックでは、低用量ピルの処方を行っていますので、興味のある方は相談してみてください。

安全で効果的なバストアップを目指すなら、ピルだけに頼るのではなく、血行促進やリンパの流れを改善するマッサージをしたり、正しいブラジャーの着用を意識したりすることが大切です。

これらの方法を組み合わせることで、より健康的で美しいバストを手に入れることができるでしょう。

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