外出しの妊娠確率は20%超え?避妊失敗のリスクと望まない妊娠を防ぐ対処法を解説

外出し(膣外射精)を避妊方法の一つとして認識している方も多いですが、実は、外出しによる妊娠確率は約20%といわれています。妊娠するリスクが非常に高く、適切な避妊方法とはいえません。

この記事では、外出しの妊娠確率やその理由、万が一の時のためのアフターピルについて詳しく解説していきます。望まない妊娠を防ぐためにも、この記事を参考に避妊方法の見直しをしてみてください。

外出し(膣外射精)の妊娠確率は約20%

外出し(膣外射精)は避妊方法として知られていますが、望まない妊娠を防ぐための方法として適切ではありません。

引用:J-Stage「日本における予定外妊娠の医療経済的評価

2019年に公開された「日本における予定外妊娠の医療経済的評価」という研究論文によると、妊娠確率は約22%と示されています。これは、100組のカップルが外出しを避妊方法として1年間性行為を行った場合、約22組が妊娠する可能性があるということです。

外出しは避妊失敗のリスクが高いため、より確実な避妊を心がけましょう。

なぜ外出しでも妊娠のリスクがあるの?

なぜ外出しでも妊娠する可能性があるのでしょうか。ここでは主な理由を3つ紹介します。

妊娠リスク1|我慢汁に精子が含まれていることがある

我慢汁(カウパー腺液)とは、性的興奮時に男性器から分泌される液体です。我慢汁自体には精子は含まれていませんが、尿道に残っている精液と混ざってしまうことがあります。

2010年に発表された研究論文によると、27人中11人(41%)の男性の我慢汁に精子が含まれており、そのうち10人(37%)では運動精子が多く見られました。つまり、射精していなくても、我慢汁に含まれる精子によって妊娠する可能性があるのです。

参考:PubMed® 「Sperm content of pre-ejaculatory fluid(射精前液中の精子含有量)

妊娠リスク2|射精のタイミングをコントロールするのが難しい

外出しの成功は、射精のタイミングを正確に把握し、適切なタイミングで膣外に出すことが必要です。しかし、性行為中に冷静な判断をするのは非常に難しく、失敗のリスクがあります。

前回が大丈夫だったからといって、今後も大丈夫とは限りません。たとえ一瞬でも膣内に精液が入ってしまえば、妊娠の可能性は十分にあるため、そのリスクを十分に理解するようにしましょう。

妊娠リスク3|膣付近の精液が子宮に入る可能性がある

外出しに成功したと思っても、膣の入り口付近に付着した精液が子宮に到達する可能性があるため注意が必要です。

精子は非常に小さく、活発に動くため、自力で膣内を移動して子宮に到達することも考えられます。また、性行為後の体位や動きによって、膣付近に付着した精液が膣内に流れ込む可能性もあります。

たった1個の精子でも受精が成立する可能性があるため、妊娠のリスクを完全に排除することはできません。

外出しに不安がある場合はアフターピルを服用しよう

先述したように、外出し(膣外射精)の妊娠確率は約20%を超えています。もしかしたら妊娠の可能性があるかもしれない、と不安を感じた場合は、アフターピルの服用がおすすめです。

アフターピルは性交後72〜120時間以内に服用することで、高い確率で妊娠を回避する効果が期待できます。保険適用外となるため、価格は1〜2万円程度と高額になりますが、望まない妊娠を防ぐと考えれば必要な費用です。

日本で主に使用されているアフターピルには、72時間有効のレボノルゲストレルと、120時間有効のエラ(ウリプリスタル酢酸エステル)系統の2種類があります。

系統性行為後24時間以内の避妊率性行為後72時間以内の避妊率性行為後120時間以内の避妊率
レボノルゲストレル95%85%60%
エラ99%99%98.9%

エラ系統のほうが有効時間も避妊率も上回っていますが、価格がレボノルゲストレルのおよそ2倍となっています。アフターピルを効果は時間とともに低下するため、今すぐの避妊が必要な方は、なるべく早く服用するようにしましょう。

また、避妊効果はありますが、性感染症を予防する効果はありません。副作用のリスクもあるため、日常的な避妊としては避け、コンドームとの併用を心がけてください。

アフターピルを処方してもらうならオンライン診療がおすすめ!

オンライン診療のメリット

アフターピルを処方してもらうなら、オンライン診療がおすすめです。

オンライン診療では、病院に行く必要がないため、受診する姿を他人に見られる心配がありません。自宅やホテルなど、プライバシーが守られる場所で診察を受けることができます。

また、多くのオンライン診療サービスは24時間対応しているため、夜間や早朝でも予約・診察が可能です。予約から診察、薬の受け取りまで最短当日で完了するサービスもあり、早めの服用をサポートします。

アフターピルが必要な状況は心理的にも時間的にも余裕がない場合が多いですが、オンライン診療を利用することで、迅速かつ安心して必要な医療を受けることができます。緊急時の対応として、オンライン診療の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

緊急アフピルであれば、避妊専門の医師が常に在籍しており、24時間365日待ち時間なしで無料相談が可能で、国内で承認されているアフターピルを8,800円(税込)〜販売しております。心配な方やアフターピルの購入を迷われている方は、お気軽にご相談ください。

参考:厚生労働省「健康・医療オンライン診療について

外出しの妊娠確率に関するよくある質問

ここでは、外出しの妊娠確率に関するよくある質問とその回答をご紹介します。

外出しより安全な避妊法はありますか?
はい、外出しよりも安全で効果的な避妊法はいくつかあります。

コンドームは、正しく使用すれば約98%の避妊効果があり、性感染症の予防にも効果的です。低用量ピルは、正しく服用すれば99.7%の避妊効果があります。これらの方法は外出しよりはるかに避妊率が高いです。

より確実な避妊を望む場合は、コンドームと低用量ピルを併用がおすすめです。これにより、妊娠のリスクを最小限に抑えつつ、性感染症も予防することができます。

参考:厚生労働省「経口避妊薬(OC)の有効性についてのとりまとめ
生理中の外出しでも妊娠する可能性はある?
生理中の妊娠確率は低いですが、ゼロではありません。生理中は通常、排卵期ではないため妊娠しにくい時期ですが、生理周期が不規則な場合、生理中に排卵が起こる可能性があります。

また、生理と思っていた出血が、実は排卵出血や不正出血だったという可能性もあるため、生理中であっても確実な避妊方法を使用することが重要です。

まとめ

この記事では、外出し(膣外射精)による妊娠確率と、そのリスクについて解説しました。

外出しは避妊法として広く知られていますが、妊娠確率は約20%と決して低くありません。不安がある場合は、速やかにアフターピルを服用することをおすすめします。

アフターピルの処方は、オンライン診療でも受けられるため、忙しくて時間がなかったり、病院に行くのに抵抗がある場合はぜひ活用してみてください。

緊急アフピルであれば、避妊専門の医師が常に在籍しており、24時間365日待ち時間なしで無料相談が可能で、国内で承認されているアフターピルを8,800円(税込)〜販売しております。心配な方やアフターピルの購入を迷われている方は、お気軽にご相談ください。

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