生理を遅らせるピルはどうやって手に入れる?低用量ピルを服用中の対応法も解説

お泊りデートや久しぶりの旅行など、大事な予定と生理が被りそうなとき。試合や試験を万全な状態で望みたいときに、「生理を遅らせられたらいいのに」と思ったことはありませんか。

前もって日程が分かっている場合は、婦人科でピルを処方してもらうことで、生理日を遅らせることが可能です。

この記事では、生理を遅らせるピルの正しい飲み方や注意点を紹介します。大切なイベントを思い切り楽しめるよう、ぜひ参考にしてみてください。

医師 新田凌也
当記事の監修医師
医師:新田 凌也
島根大学医学部卒業卒業後、神戸大学医学部附属病院、丹波医療センター研修。ミライメディカルクリニックでオンライン診療全般を担当。

ピルを使って生理を遅らせることは可能

旅行やイベントなど大切な予定がある時、生理と重なるのは避けたいですよね。

直前で生理を遅らせることは難しいですが、前もって準備すればピルで生理の開始日を調整することが可能です。生理を遅らせたい場合は、婦人科でピルを処方してもらいましょう。ドラッグストアではピルを購入できませんのでご注意ください。

生理を遅らせる目的のピル処方は保険適用外の自費診療となるため、費用はクリニックによって異なります。相場としては初診料、再診料、ピルの値段、送料などを含めると、数千円から1万円程度かかる場合が多いです。

希望する場合は、生理をずらしたい予定日の1~2ヶ月前までに受診するようにしましょう。過ぎてしまった場合でも、できるだけ早めの受診が推奨されており、遅くとも、生理予定日の5日前までには服用を開始しなければなりません。

生理を遅らせるピルの正しい飲み方

生理を遅らせるためには、中用量ピルを服用する場合がほとんどです。また、低用量ピルを服用中の場合は、服用を調整することで生理を遅らせる場合もあります。

ここでは、生理を遅らせる場合のピルの飲み方を紹介します。

中用量ピルの場合

生理を遅らせる目的で処方されるピルは、一般的に中用量ピルです。中用量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンの作用により子宮内膜を安定化させ、消退出血(生理)を遅らせることが可能です。

生理予定日の約5〜7日前から服用を開始し、遅らせたい期間中、毎日同じ時間に飲み続けます。服用を中止すると、2〜3日後に消退出血が始まります。

旅行やイベントなどの予定に合わせて、服用開始日と中止日を逆算して計画しましょう。例えば、旅行最終日の2〜3日後に生理が来るように計算して、服用を中止する日を決定します。

中用量ピルを服用するには、必ず医師の診察と処方箋が必要です。

生理を遅らせるためには、生理予定日の5〜7日前から中用量ピルの服用を開始する必要があります。遅くとも予定日の5日前には医療機関を受診し、適切な計画を立てましょう。

ミライメディカルクリニックなら、オンライン診療で中用量ピルを処方してもらうことができます。

オンライン診療なら、スマホやパソコンがあれば、自宅にいながら診察から処方まで完結できます。また、待ち時間や移動時間を削減でき、忙しい方でも利用しやすいのが特徴です。

診察から薬の受け取りまで自宅で済ませることができるので、病院に出向くのが面倒な方はぜひ活用してみてください

低用量ピル服用中の場合

既に低用量ピルを服用している場合は、休薬期間を設けずに次のシートを開始することで、生理を遅らせることが可能です。

この方法では偽経性出血(消退出血)が発生することがありますが、通常よりも出血量が少なく済むことが多いです。ただし、ピルの種類によってはこの方法が適さない場合があるため、事前に医師に相談してください。

低用量ピルを飲み続けて生理を遅らせる場合も、事前にこの飲み方で問題ないかを医師に相談することをおすすめします。ピルの種類によっては、生理を遅らせるのに適さない場合もあるためです。

また、飲み忘れには注意が必要です。24時間以内の飲み忘れであれば、気づいた時点で服用できますが、2日以上飲み忘れると効果が失われ、予定外に出血が始まる可能性があります。

生理を遅らせるピルに関するよくある質問

生理を遅らせるためのピルについて、よくある質問とその回答を紹介します。

生理を遅らせるピルは通販で買えますか?
生理を遅らせるピルは、ドラッグストアなど市販では購入できません。医師の診察を受け、処方箋をもらう必要があります。

忙しくて病院に行く時間がなかったり、出向くのが面倒な場合は、オンライン診療がおすすめです。ミライメディカルクリニックでは、スマホから簡単に診察を受けることができます。中用量ピルの「プラノバール」を処方してもらうことが可能ですので、ぜひご活用ください。
生理遅らせる低用量ピルと中用量ピルの違いは?
低用量ピルと中用量ピルは、含まれるホルモンの量が異なります。低用量ピルは、避妊目的で毎日服用されることが多いのに対し、中用量ピルは生理日移動などのために短期的に服用されることが多いです。

生理を遅らせる目的の場合は、生理予定日に合わせて服用を調整する必要がありますので、不明点がある場合は事前に医師に相談し、疑問や不安を解消しましょう。
月経移動は頻繁におこなっても大丈夫?
月経移動は一時的なもので、頻繁に行うとホルモンバランスに影響を与える可能性があるため、必要最低限にとどめることが推奨されます。

月経移動を行う場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

まとめ

生理を遅らせたい場合、ピルを用いることで調整が可能です。ただし、直前ではなく、前もって計画的に服用する必要があります。旅行や大切なイベントなど、生理を避けたい予定がある場合は、早めに準備を始めましょう。

生理を遅らせるためには、主に中用量ピルが用いられます。中用量ピルは、生理を避けたい日の5日前から服用を開始し、生理が来てほしくない期間中、毎日決まった時間に飲み続けます。

普段から低用量ピルを服用している方は、休薬期間を設けずに次のシートを飲み始めることで、生理を遅らせることが可能です。

生理を遅らせるピルは、必ず医師の診察を受け処方してもらう必要があります。病院に行くのが面倒な場合は、オンライン診療のミライメディカルクリニックがおすすめです。興味がある方はぜひ一度利用を検討してみてください。

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