アフターピルはマツキヨでは買えない?価格相場や手軽に処方してもらう方法を紹介

アフターピルはマツキヨなどの薬局やドラッグストアでは一般販売されていません。しかし、2023年11月からは厚生労働省の主導で一部の薬局において試験販売が始まっており、岡山市北区のマツキヨ平和町店がこの試験販売に参加しています。(2025年4月現在)

この記事では、アフターピルの種類や効果、価格相場、そして安全に入手するための正しい方法について詳しく解説します。また、ネット通販や個人輸入の危険性についても触れています。緊急時にこそ冷静な判断と正しい情報が必要です。アフターピルを必要とする状況に備えて、正しい知識を身につけましょう。

医師 西野枝里菜
当記事の監修医師
医師:西野 枝里菜
名古屋大学医学部卒業。現在は久保田産婦人科病院にて産婦人科医として勤務。これまで多数の女性の健康課題に向き合い、臨床の第一線で診療を続けている。日本産科婦人科学会専門医、日本医師会認定産業医の資格を持ち、医療現場と職場環境の両面から女性の健康を支えている。

マツキヨでアフターピルを試験販売している店舗は岡山市北区の平和町店のみ

現状、アフターピルはマツキヨなどの薬局やドラッグストアでは一般販売されていません。しかし、厚生労働省主導の試験販売プログラムの一環として、マツモトキヨシの岡山市北区にある平和町店でのみアフターピルの試験販売が行われています。(2025年4月現在、試験販売の取扱リストに記載あり)

アフターピルは「医療用医薬品」に分類されており、医師の処方箋が必要です。しかし、2023年11月より、厚生労働省主導で一部の薬局においてアフターピルの試験販売が開始されました。これは、薬剤師による対面診療と情報提供を行った上で、処方箋なしでアフターピルを販売できるという取り組みです。

マツモトキヨシ平和町店はこの試験販売に参加しているため、専門の研修を受けた薬剤師が適切と判断した場合にアフターピルを提供しています。ただし、実施状況や在庫の有無によっては販売できない場合もあるため、必ず行く前に電話で確認するようにしてください。

試験販売は、今後のアフターピルの市販化に向けて、安全性を検証し、課題を洗い出すことを目的としています。

試験販売の結果次第では、将来的にアフターピルが薬局で購入できるようになる可能性も考えられます。しかし、現時点では、アフターピルの市販化に関する具体的なスケジュールは決まっておらず、今後の動向を注視する必要があります。

参考:厚生労働省「緊急避妊薬の処方における課題

西野 枝里菜
西野 枝里菜
産婦人科医
試験販売は薬剤師による十分な説明と適切な判断のもと行われていますが、医師の診察を受けることで、より安全で確実な緊急避妊が可能です。特に既往歴や服用中の薬がある方は、医師による総合的な判断が重要になります。

アフターピルの価格相場は?薬局・クリニック・オンライン診療の比較

アフターピルが必要になった時、気になるのは費用です。薬局、クリニック、オンライン診療、それぞれの価格相場を比較し、入手方法の違いも合わせてご説明します。

種別価格相場
薬局7,000円〜9,000円
クリニック(対面診療)10,000〜20,000円
オンライン診療10,000〜20,000円

薬局での試験販売の価格相場|7,000~9,000円程度

薬局でのアフターピルの購入は、薬剤費のみ(7,000円~9,000円程度)となるため、比較的安価に済む可能性があります。しかし、あくまで試験販売なので、購入には条件が設けられています。

一部の薬局でしか対応していない上、事前に問い合わせる必要があります。そのため、誰でも手軽に購入できるというわけではありません。

また、妊娠検査薬の提出が求められることが多く、別途購入費用(1,000円~1,500円程度)がかかる点も考慮する必要があります。

参考:日本薬剤師会「緊急避妊薬 試験販売information

クリニックでの価格相場|10,000~20,000円

クリニックでアフターピルを処方してもらう場合、保険適用外となるため、費用はクリニックによって大きく異なりますが、価格相場としては10,000~20,000円程度です。

また、診察料や処方料などが加算されるため、事前に費用がいくらになるか分からないというデメリットがあります。クリニック受診は、医師の診察を直接受けたい方や、すぐにアフターピルを服用したい方に向いています。

オンライン診療での価格|10,000~20,000円

クリニックでの価格相場とあまり変わりありませんが、オンライン診療は、サイトに料金が明記されていることが多いため、追加費用が急にかかる心配が少ないというメリットがあります。

診察料や薬代、配送料などが含まれた料金体系となっていることが多く、事前に費用を把握しやすいのが特徴です。また、自宅にいながら受診できるため、時間や場所を選ばずにアフターピルを入手できます。

参考:厚生労働省「健康・医療オンライン診療について

西野 枝里菜
西野 枝里菜
産婦人科医
オンライン診療では、問診を通じて患者さんの状況を詳しく把握し、最適なアフターピルを選択します。料金が明確で、24時間対応のクリニックも多いため、緊急時にも迅速に対応できるのが大きなメリットです。

アフターピルを手軽に処方してもらう方法

       
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アフターピルを通販サイトや個人輸入で購入するのは危険!

アフターピルは、医師の診察が必要な医薬品のため、診察なしに購入することは大きなリスクを伴います。ここでは、通販サイトや個人輸入で購入する際のリスクを紹介します。

偽物・粗悪品が届く可能性がある

通販サイトや個人輸入による購入の場合、偽物や粗悪品のアフターピルが出回っている可能性があります。正規品と偽って販売されているケースもあり、効果が期待できないばかりか、健康被害のリスクも懸念されます。

有効成分が全く含まれていない偽造品や、成分量が不足している粗悪品を服用した場合、避妊効果が得られず、意図しない妊娠に至る可能性があるためリスクが高いです。

副作用が起きた際に医師の対応が受けられない

アフターピルは、服用後に吐き気や頭痛などの副作用が現れる場合があります。インターネット通販サイトで購入した場合、副作用が起きた際に医師の適切な対応を受けられないことがあります。

また、ネット通販で購入した医薬品による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となるため、万が一、重篤な健康被害が生じた場合でも、適切な補償を受けられない可能性があります。

参考:医薬品医療機器総合機構「医薬品副作用被害救済制度

海外通販は到着までに時間がかかる

海外の通販サイトでアフターピルを購入する場合、到着までに時間がかかる可能性があります。アフターピルは性交後72〜120時間以内に服用する必要があるため、到着が遅れると服用が間に合わず、効果が得られない可能性があります。

海外からの発送の場合、数週間かかる場合もあり、緊急避妊としては使用できません。迅速な対応が重要となるアフターピルの場合、特に注意しなければなりません。

参考:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

アフターピルの種類・服用方法・副作用

アフターピルは、望まない妊娠を避けるための緊急避妊薬です。避妊に失敗した場合などに使用します。アフターピルには種類があり、それぞれ服用できる時間や効果に違いがあります。

アフターピルの種類

主なアフターピルの種類と効果は以下の表を参考にしてください。

種類120時間有効アフターピル72時間有効アフターピル
商品名エラ、エラワン、ジョセイノルレボレボノルゲストレル錠マドンナ
有効成分ウリプリスタル酢酸エステルレボノルゲストレル
妊娠阻止率120時間以内の服用で98.9%24時間以内の服用で約95%

120時間有効のアフターピルは、有効時間において72時間のアフターピルよりも優位です。ただし、価格も約2倍になるため、性行為からの経過時間や金銭的な事情を考慮して選択することをおすすめします。

副作用と注意点|吐き気・頭痛・生理不順など

アフターピルには、吐き気や頭痛、生理不順などの副作用が現れる可能性があります。服用後に気になる症状が出た場合は、医師に相談することが大切です。

また、アフターピルは緊急避妊薬であり、通常の避妊方法として使用することは推奨されていません。あくまでも緊急時の対応策として考え、日常的な避妊には、コンドームや低用量ピルなどの適切な方法を選びましょう。

西野 枝里菜
西野 枝里菜
産婦人科医
アフターピルの副作用は一時的なものがほとんどですが、服用後2時間以内に嘔吐した場合は効果が期待できないため、再度服用が必要になることがあります。心配な症状があれば、遠慮なく医師にご相談ください。

治療薬を選ぶ前に、美容医療の治療薬の解説サイトで効果と副作用のデータを確認しておくと判断しやすくなります。

まとめ

アフターピルは現在マツキヨなどの薬局やドラッグストアでは一般販売されておらず、医師の処方箋が必要な医療用医薬品です。ただし、2023年11月から厚生労働省主導で一部薬局での試験販売が始まり、岡山市北区のマツキヨ平和町店がこの試験販売に参加しています。(2025年4月現在)。

アフターピルの価格相場は、薬局での試験販売が7,000~9,000円程度と比較的安価ですが、利用条件があり誰でも簡単に購入できるわけではありません。クリニックやオンライン診療では10,000~20,000円程度が相場となっています。オンライン診療は24時間365日対応のサービスもあり、自宅にいながら医師の診察を受けられる便利さがあります。

通販サイトや個人輸入でのアフターピル購入は、偽物・粗悪品のリスク、副作用発生時の医師対応が受けられない、到着が遅れて効果が得られないなど、多くの危険が伴うため避けるべきです。

アフターピルには120時間有効のもの(エラなど)と72時間有効のもの(ノルレボなど)があり、妊娠阻止率や価格が異なります。副作用として吐き気や頭痛、生理不順などが現れる可能性があるため、医師の指導のもとで服用しましょう。

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