避妊に失敗してしまったかもしれない。そんな時に頼りになるのが緊急避妊薬であるアフターピルです。しかし、副作用が心配でためらってしまう方もいるのではないでしょうか?
「アフターピルを飲んだら吐き気がするって本当?」
「副作用で生理が乱れるって聞いたけど…?」
結論から言うとアフターピルには吐き気や不正出血といった副作用が起こる可能性があります。しかし、正しく理解し適切に対処することで、安心して服用することができます。
この記事では、アフターピルの副作用の種類や症状、対処法、そして副作用が心配な方へのアドバイスまで、詳しく解説します。
アフターピルを安全に、そして安心して活用するために、ぜひ最後まで読んでみてください。
アフターピルの副作用はどんなものがある?代表的な7つの副作用
アフターピルにはいくつかの副作用が出ることが知られており、その症状や発現率は人によってそれぞれです。
副作用の例1.吐き気・嘔吐
アフターピルの最も一般的な副作用は、吐き気や嘔吐です。服用後数時間以内に起こることが多く、食事の前後に服用すると症状が出やすくなる可能性があります。吐き気や嘔吐が続く場合は、医療機関への相談が必要です。
東京都福祉保健局のホームページでは、「この薬を服用した後に、不正子宮出血や頭痛、吐き気、倦怠感、眠くなるなどの月経時にみられる症状があらわれることがあります。」と記載されています。
参考:東京都福祉保健局
また、アフターピルを服用してから2時間以内に吐いてしまった場合、薬が十分に体内に吸収されていない可能性があります。その場合はすぐにアフターピルを処方された医療機関に相談しましょう。
副作用の例2.不正出血・月経の乱れ
アフターピルの服用後、不正出血や月経の乱れが起こることがあります。これは、アフターピルが体内の状態に影響を与えることで、子宮内膜の状態が変化するためです。不正出血や月経の乱れが続く場合は、婦人科へ相談しましょう。
副作用の例3.頭痛・めまい
アフターピルに含まれる成分の影響により、頭痛やめまいを感じることがあります。症状が強い場合は安静にし、改善しない場合は医療機関に相談しましょう。
副作用の例4.下痢・腹痛
アフターピルの服用後、体内の変化により、消化器系に影響が出ることがあります。下痢や腹痛が続く場合は水分補給を心がけましょう。症状が続く場合は、自己判断せずに早めに医療機関へ相談することが大切です。
副作用の例5.眠気・だるさ
アフターピルの服用後、眠気やだるさを感じることは比較的よくある副作用の一つです。眠気の程度は個人差が大きく、軽度から日常生活に支障をきたすほどの強い眠気まで様々です。
眠気やだるさが強い場合は、安静にして様子を見ることが大切です。車や自転車の運転は事故の危険性が高まるので、控えましょう。
症状が改善しない場合や、日常生活に支障をきたす程度の眠気やだるさが続く場合は、医療機関への相談をおすすめします。
副作用の例6.むくみ・体重増加
直接的な関連性を示す研究データはありませんが、アフターピルの服用により、むくみや体重増加を経験する方もいます。むくみの原因は、アフターピルに含まれるエストロゲンが体内の水分バランスに影響を与えるためです。
また、体重が増える原因として、アフターピルに含まれるプロゲステロンの食欲増進作用も関係している可能性があります。むくみや体重増加が気になる場合は、塩分摂取を控えめにし、適度な運動を心がけることが大切です。
副作用の例7.ニキビ・肌荒れ
こちらも直接的な関連性を示す研究データはありませんが、アフターピルの服用後、ホルモンの影響によりニキビや肌荒れが起こることがあります。これは、 体内のホルモンバランスの急激な変化が、肌の状態に直接影響を及ぼすと考えられます。
ニキビや肌荒れが気になる場合は、清潔な肌を保ち、刺激の少ないスキンケアを心がけることが大切です。
アフターピルの副作用への対処方法
アフターピルの副作用は個人差が大きく、必ずしもすべての人に起こるわけではありません。ここでは、副作用が生じた場合の対処法をいくつかご紹介します。
休養を十分にとる
アフターピルの服用後は、十分な休養をとることが大切です。無理をせずにゆっくりと過ごすことで、体調の変化に対応しやすくなります。
ストレスを避ける
可能な限りストレスを軽減することが大切です。
リラックスした環境で過ごし、必要に応じてリラクセーションを取り入れることで、心身のバランスを整えるのに役立つ場合があります。リラクセーションとは、心身の緊張やストレスを解消し、リラックスした状態になることです。リラクセーションを実践する方法としては、瞑想、ヨガ、マッサージ、趣味活動などが挙げられます。
参考:厚生労働省「ストレスと上手につきあおう リラクセーションのすすめ」
バランスの取れた食事を心がける
アフターピルの服用後は、体調の変化に合わせた適切な食事管理が大切です。特に、吐き気や嘔吐がある場合は、消化の良い食事を少量ずつ摂取するのがおすすめです。
例えば、おかゆやスープ、煮込んだ野菜など、胃への負担が少ない食事を選びましょう。急いで食べると消化器に負担がかかることがあるので、ゆっくりと時間をかけて食べることも大切です。
アフターピルの副作用が現れる時間と期間
アフターピルの副作用は個人差が大きく、その感じ方や発現時期は様々です。一般的な症状である吐き気、嘔吐、頭痛などは、多くの場合服用後24時間以内におさまるとされていますが、個人によって異なる場合があります。
一方、アフターピル服用後の月経については、多くの女性が次回の月経予定日から7日以内に月経を迎えるとされています。ただし、予定外のタイミングで出血が起こる可能性があるため、注意が必要です。
この出血が不正出血なのか、通常の月経なのかを区別するのは難しい場合があります。不安を感じたら、医療機関へ相談することをおすすめします。
副作用の症状が長期間続く場合や、症状が重い場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
またアフターピルはあくまでも緊急避妊薬であり、通常の避妊方法の代替として頻繁に使用することは推奨されません。
参考:厚生労働省
アフターピルの副作用と不妊の関係性
アフターピルの副作用について不安を感じる方の中には、将来の妊娠能力への影響を心配する声もあります。
WHOのファクトシートによると、レボノルゲストレル緊急避妊薬の使用は将来の妊孕性に影響を与えないと明記されています。
参考:厚生労働省「要望者提出参考資料」
一般的に適切に使用された場合、アフターピルが不妊につながる直接的な証拠はないということです。
しかし、影響する証拠がないと言うだけで、未来永劫影響がないとも言い切れません。
あくまでアフターピルは緊急時の避妊方法として、必要なときのみに活用することを心がけましょう。
アフターピルが体に効く仕組み
アフターピルは、女性ホルモンの一種であるプロゲステロン様物質を含む薬剤です。
服用すると、この物質が体内に放出され、主に排卵を遅らせたり、受精卵の着床を妨げたりすることで、避妊の効果を発揮します。
アフターピルを服用しても副作用が出ない場合もある
アフターピルの副作用は個人差が大きいため、服用しても副作用を感じない人もいます。しかし、副作用が現れない場合でも、アフターピルの効果が低いわけではありません。
また、副作用が出なくても、アフターピル服用後は体調の変化に注意を払うことが大切です。
アフターピルの服用によって少なからず身体に影響を与えることは間違いないため、副作用がないからといって、アフターピルを通常の避妊方法として頻繁に使用することは避けるべきです。
まとめ:アフターピルの副作用を正しく理解し、適切に対処しよう
アフターピルは緊急避妊薬として使用されますが、副作用のリスクがあることを認識しておくことが重要です。主な副作用には、吐き気や嘔吐、頭痛、不正出血などがあり、これらの症状の程度は個人によって異なります。
副作用への対処には、十分な休養を取り、バランスの取れた食事を心掛けることが推奨されます。ストレスを軽減し、落ち着いた環境で過ごすことも有効かもしれません。
しかし、副作用が強く現れたり、長期間続いたりする場合は、躊躇せずに医療機関に相談することが大切です。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対処法を見つけることができます。
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