低用量ピルは、正しい服用をすることで高い避妊効果を持ちますが、100%避妊できるわけではありません。そのため、低用量ピルを服用中であっても、中出しされた場合には、アフターピルの服用が必要です。
この記事では、低用量ピル服用中の中出しのリスクや、アフターピルを処方してもらう方法、排卵日の予測方法など、避妊に関する様々な側面について詳しく解説します。迅速かつ適切な対策を取り、望まない妊娠のリスクを最小限に抑えましょう。
低用量ピル服用中でも中出しされたらアフターピルを服用しましょう
低用量ピルは高い避妊効果を持つ避妊法として知られていますが、上記の表を見てもわかるように、100%の避妊効果はありません。
理想的な正しい服用ができている人でも、0.1〜0.3%程度で妊娠する可能性があります(1,000人の女性が1年間飲み続けた場合1〜3人が妊娠する割合)。さらに、飲み忘れなどを含めた一般的な服用の場合、妊娠率は5〜9%程度まで上昇します。
そのため、低用量ピルを服用中であっても、中出しされてしまった場合には、アフターピルを服用しましょう。
アフターピルは性交後72〜120時間以内に服用することで、高い確率で妊娠を回避することができますが、通常のピルよりと比べて副作用のリスクも高くなります。
不必要に服用することは避け、医師の指示に従って適切に使用することが重要です。
また、低用量ピルやアフターピルは避妊効果はありますが、性感染症を予防する効果はありません。性感染症のリスクを減らすためにも、コンドームとの併用を心がけましょう。
参考:厚生労働省「経口避妊薬(OC)の有効性についてのとりまとめ」
オンライン診療なら夜間でも診療可能!最短翌日にアフターピルが届く
アフターピルの避妊効果は時間経過とともに低下するため、中出しされて妊娠の不安を抱えている方にとって、時間との戦いは大変重要です。
オンライン診療であれば、夜間・休日であっても24時間いつでも診察を受けることができ、最短で翌日にはアフターピルを受け取ることができます。(東京23区内であれば当日配送可能な場合も)
時間や場所の制約を受けることなく診察可能なうえ、自宅やプライバシーが確保できる場所から診察を受けられるため、心理的な負担も軽減可能です。
アフターピルは服用までの時間が効果に大きく影響するため、心理的な障壁が少なく、かつスピーディな対応が可能なオンライン診療は、非常に有効な選択肢となります。
「時間が合わなくて病院に行くのは難しい」「周りの目が気になって勇気が出ない」という方は、ぜひオンライン診療を検討してみてください。
緊急アフピルであれば、避妊専門の医師が常に在籍しており、24時間365日待ち時間なしで無料相談が可能で、国内で承認されているアフターピルを8,800円(税込)〜販売しております。心配な方やアフターピルの購入を迷われている方は、お気軽にご相談ください。
妊娠しやすい日はいつ?排卵日の予測方法
中出しされて不安を感じている方にとって、妊娠のリスクを理解することは重要です。ここでは、排卵日を予測する方法をご紹介します。
次の生理予定日から14日前
最も簡単な排卵日の予測方法は、次の生理予定日から14日前を計算することです。
例えば、生理周期が28日の場合、生理開始日から14日目頃が排卵日となります。ただし、この方法は生理周期が規則的な方に適した計算方法です。生理不順の方や、ストレスや体調変化で周期が乱れやすい方には、当てはまらないことがあります。
また、この方法では正確な排卵日を特定することは難しいため、排卵日の前後5日間程度を妊娠しやすい時期として考えるとよいでしょう。
基礎体温グラフで急激な低下が見られる日
基礎体温法は、より正確に排卵日を予測する方法です。毎朝起床時に体温を測定し、グラフにつけている場合、排卵日前後に特徴的な変化が見られます。
通常、排卵日の1〜2日前に基礎体温が急激に低下し、その後上昇します。この急激な低下が見られた日が排卵日の目安です。
基礎体温法を実践する際は、毎日同じ時間に測定することが大切です。また、数か月分のデータを蓄積することで、より正確な予測が可能になります。
排卵検査キットで陽性が出てから約24時間後
排卵検査キットは、尿中の黄体形成ホルモン(LH)の濃度を測定することで、排卵日を予測する方法です。
LHは排卵の24〜36時間前に急激に増加するため、キットで陽性反応が出てから約24時間後が排卵日と考えられます。
排卵検査キットは薬局やドラッグストアで購入できます。使用する際は、説明書をよく読み、適切なタイミングで検査を行うことが重要です。
一般的に呼ばれる「安全日」とは、単に妊娠の確率が低い日を指しているだけで、妊娠しない保証はありません。中出しされた場合はできるだけ早く医療機関を受診し、アフターピルの服用を相談してみてください。
低用量ピル服用中の中出しに関するよくある質問
低用量ピルの服用中の中出しに関してのよくある質問にお答えします。
低用量ピルとアフターピルの併用は可能ですか?
低用量ピルを服用中でもアフターピルの服用することは可能です。
ただし、アフターピルは通常のピルよりも高用量のホルモンを含むため、副作用のリスクも高くなります。不必要に服用することは避け、医師の指示に従って適切に使用することが重要です。
アフターピル服用後、低用量ピルを再開する際の注意点は?
アフターピル服用後に低用量ピルを再開する際は、再開タイミングと追加の避妊対策に注意しましょう。
通常、アフターピル服用の翌日から低用量ピルを再開できますが、医師の指示がある場合はそれに従ってください。
そして再開後も、次の生理が来るまでは追加の避妊法を併用することが大切です。アフターピル服用後は3週間以内に生理が来るのが一般的ですが、来ない場合は妊娠の可能性があるため検査をおすすめします。
低用量ピルの服用再開にあたって不安がある場合は、自己判断せずに医師または薬剤師に相談しましょう。
低用量ピルを服用中でも、性感染症のリスクはありますか?
はい、低用量ピルを服用中でも性感染症のリスクはあります。そのため、コンドームとの併用が望ましいでしょう。
性感染症の中には、HIV/AIDS、梅毒、性器ヘルペス、淋病、クラミジア感染症、尖形コンジローム、腟トリコモナス症、B型肝炎などがあります。これらの予防には、コンドームの使用が効果的です。
新しいパートナーができた場合や、複数のパートナーがいる場合は、定期的に検査を受けることをおすすめします。
参考:厚生労働省「医薬品承認審査の立場からの性感染症まん延防止対策について」
まとめ
低用量ピルは高い避妊効果がありますが、完璧ではありません。そのため、中出しされた場合はアフターピルの服用を検討しましょう。
アフターピルの避妊効果は時間経過とともに低下するため、迅速な対応が求められます。深夜帯や休日であれば、24時間診察受付をしているオンライン診療がおすすめです。
また、多くのオンライン診療では自宅からスマホで受診するだけで最短翌日到着が可能です。時間や場所の制約もなく、精神的な負担も少ないため、時間がない方や受診に不安がある方にとっても非常に有効な選択肢となります。
望まない妊娠を防ぐためには、迅速かつ適切な対策が不可欠です。不安な点がある場合は、医師に相談しましょう。