避妊に失敗したときの緊急避妊薬として知られるアフターピル。その効果を最大限に発揮させるためには、正しい服用方法を守ることが重要です。
特に、アフターピルを服用した後にお酒を飲むことで、薬の効果が低下したり、副作用が強く出たりする可能性があるので、注意が必要です。
本記事では、アフターピルを服用する際の飲酒に関する注意点や、万が一お酒を飲んでしまった場合の対処法、そして副作用への対策について詳しく解説します。
アフターピルを正しく使用し、確実な避妊効果を得るために知っておくべき重要な情報をお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
アフターピル服用したらお酒を飲んではいけないの？
効果や副作用に影響を与える可能性があるため、アフターピルを服用する前後は、お酒を控えることが望ましいです。
ここではお酒を控える理由について解説していきます。
アフターピルの避妊効果が低下する可能性がある
アフターピルは、性行為から72時間以内に服用することで、約80%以上の確率で妊娠を防ぐ効果が期待できる緊急避妊薬です。
しかし、アフターピルを服用する前後にお酒を飲むことで、その効果が低下してしまう可能性があります。
アフターピルを服用する前にお酒を飲んでしまった場合、肝臓がアルコールの代謝に忙しくなり、アフターピルの成分が体内で十分に吸収されない可能性があるためです。
また、アフターピルを服用した後にお酒を飲んだ場合も、アフターピルの代謝が遅れ、効果が弱まってしまうこともあります。
アフターピルの効果を最大限に発揮するためにも、服用前後のアルコール摂取は控えるようにしましょう。
嘔吐の原因にも
アフターピルを服用すると、吐き気や嘔吐といった副作用が現れることがあります。
お酒に入っているアルコールは胃腸の粘膜を刺激し、こうした副作用がより強く出てしまう可能性があるので注意しましょう。
特に、空腹時や大量のアルコールを短時間で摂取した場合は、嘔吐のリスクが高まります。
服用後3時間以内に嘔吐してしまうと、薬の成分が十分に吸収されていない可能性があり、再度服用が必要なこともあります。
嘔吐を防ぐためにも、アフターピルを服用する前後のアルコール摂取は控え、服用後は安静にして体を休めるようにしましょう。
副作用が強く出てしまうことも
アフターピルは、通常のピルと比べて、高用量のホルモン成分が含まれており、人によっては副作用が強く出てしまうことがあります。
アフターピルの主な副作用として挙げられるのは以下の通りです。
- 頭痛
- 倦怠感
- めまい
お酒を飲むことで、こうした副作用がより強く出てしまうこともあります。他にも、アルコールは血管を拡張させる作用があるため、頭痛やめまいを悪化させる可能性もあるでしょう。
普段からお酒を飲む習慣がある方も、アフターピルを服用する際はお酒を控えるようにしてください。
すでにお酒を飲んでしまっている場合の対処法
すでにお酒を飲んでしまっている場合はどうすればいいのでしょうか。
ここでは、アフターピルを服用する前に、すでにお酒を飲んでしまっている場合の対処法をご紹介します。
お酒を飲んでいる状態でも早めの服用を
アフターピルは、性行為後できるだけ早く服用することが大切です。
アフターピルの効果は服用が遅くなるほど低下するため、お酒を飲んでいる状態であっても可能な限り早く服用することが推奨されます。
ただし、大量のアルコールを摂取した場合は注意が必要です。
吐き気や嘔吐などの副作用が強く出る恐れがあり、服用後3時間以内に嘔吐した場合はアフターピルの効果が低下する可能性があります。
そのような場合は、無理に服用するのではなく、体調を見ながら、できるだけ早いタイミングを見計らうようにしましょう。
水を飲んだり、横になって休むことで、アルコールの影響を軽減させてから服用することも一つの方法です。
アフターピルの効果を最大限に発揮させるためにも、可能な限り早めの服用を心がけましょう。
服用後は飲酒を控える
アフターピルを服用した後、少なくとも24時間はお酒を控えるようにしましょう。
アルコールはアフターピルの代謝を阻害し、避妊効果を低下させる可能性があります。副作用が強く出る恐れもあるため注意が必要です。
アフターピルは緊急時の避妊法として有効な選択肢ですが、その効果を最大限に引き出すためには、適切な使用方法を守ることが不可欠です。
アフターピルの効果をより高めるためにも、服用後のお酒は控えるようにしてください。
吐き気を抑えるため安静にする
アフターピルの服用により、吐き気や嘔吐などの副作用が現れることがあります。
お酒を飲んだ状態で服用すると、これらの副作用がより強く出る可能性が高まるため、服用後は安静にして体を休めるようにしましょう。
吐き気を軽減できる方法・横になって安静にする
・ゆっくりと深呼吸をしたりする
・激物の摂取を控え、胃腸への負担を軽減する
・一度に大量の水を飲むと吐き気を催してしまうため、水分は小まめに補給する
安静にしていても、吐き気や嘔吐が続く場合は、医療機関を受診し、医師に相談しましょう。
アフターピルを服用した翌日はお酒を飲んでもいいの？
アフターピルを服用した後は、最低でも24時間は飲酒を控えることが望ましいとされています。
アフターピルの主な成分である黄体ホルモンは、服用後は2時間から4時間で血液中の濃度がピークに達し、24時間ほどで体の外へ排出されます。
そのため、月曜日のお昼頃にアフターピルを服用し、火曜日の夜に飲み会があるといった場合、避妊効果への影響は比較的少ないです。
ただし、アフターピルの副作用が続いている場合は、副作用が強くなる恐れがあるため、服用から24時間経っていても、控えた方が良いでしょう。
アフターピルを服用した後は、ホルモンバランスが変化している状態でもあるため、自分の体調をよく観察し、できるだけ飲酒は控えめにしておくことが大切です。
アフターピルの入手方法
アフターピルの入手方法には主に2つの選択肢があります。
従来の産婦人科での処方と、近年急速に普及しているオンライン診療での処方です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
産婦人科で処方してもらう
アフターピルを入手する最も一般的な方法は、産婦人科を受診して処方してもらうことです。
産婦人科では、医師との対面診療を通じて詳細な説明を受けられたり、検査ができるという利点があります。
しかし、予約の取得や通院にかかる時間、さらには診療時間内に受診する必要があるなど、いくつかの課題も存在します。
また、プライバシーの観点から、産婦人科への来院に抵抗を感じる方もいるかもしれません。
そのような人におすすめなのが、24時間365日診察可能のオンライン診療です。
オンライン診療で処方してもらう
オンライン診療では、24時間対応のサービスも多く、緊急時にも迅速に対応できます。
自宅や職場からスマートフォンやパソコンを通じて診療を受けられるため、時間と場所の制約もありません。
プライバシーの面でも、他の患者と顔を合わせずに、直接医師とビデオ通話で診察を受けられるため、気軽に相談できる環境が整っています。
さらに、薬を直接自宅に届けてくれるサービスもあります。即日配送のオプションもあるため、緊急時の対応力も高いと言えるでしょう。
アフターピルの入手方法として、オンライン診療は時間的制約、プライバシー、利便性、そして緊急性の観点から、非常に魅力的な選択肢となっています。
ただし、個人の状況や好みに応じて、産婦人科での対面診療を選択することも大切です。重要なのは、必要な時に迅速かつ適切にアフターピルを入手し、正しく使用することです。
緊急時に備えて、あらかじめ信頼できるオンライン診療サービスを把握しておくことをおすすめします。
まとめ
アフターピルを服用する前後のお酒について説明しました。
アルコールはアフターピルの効果に影響を及ぼす可能性があるだけでなく、副作用を増強してしまう恐れがあるため、アフターピルを服用する前は、できる限りお酒を避けることが望ましいです。
また、アフターピルの服用後は、少なくとも24時間は飲酒を控えることが大切です。
飲酒を控えることで、アフターピルの効果を最大限に発揮させ、副作用のリスクを軽減することにつながります。
アフターピルを服用した翌日以降は、適量の飲酒であれば問題ないとされていますが、無理せず体と相談しながら付き合っていくことが大切です。
緊急アフピルであれば、避妊専門の医師が常に在籍しており、24時間365日待ち時間なしで無料相談が可能で、国内で承認されているアフターピルを8,800円（税込）〜販売しております。心配な方やアフターピルの購入を迷われている方は、お気軽にご相談ください。
