安いマンジャロは危険?料金相場と注意点、おすすめのクリニックを紹介

「マンジャロ」の利用を検討している方にとって、最も気になるのは「少しでも安く利用できる方法はないか」という点ではないでしょうか。しかし、価格の安さだけに注目するのは非常に危険です。安価なマンジャロには偽薬のリスクや医師の適切な管理が受けられないといった重大な問題が潜んでいる可能性があります。

この記事では、マンジャロの正確な料金相場から価格差が生まれる理由、オンライン診療と対面診療の費用比較、そして「安いマンジャロ」に隠された危険性まで、費用面で知っておくべき情報を詳しく解説します。

※本記事に掲載されている体験談や口コミは、あくまで個人の感想です。効果・効能には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。また、本記事の内容は医学的アドバイスではありませんので、使用を検討される際は必ず医師にご相談ください。

医師 末吉 剛
当記事の監修医師
医師:末吉 剛
三重大学医学部医学科を卒業後、東京慈恵会医科大学附属病院にて糖尿病・代謝・内分泌内科を専門とする臨床経験を積み、専門医としての研鑽を重ねる。糖尿病、脂質異常症、甲状腺疾患、副腎疾患、骨粗鬆症などの内分泌・代謝疾患に幅広く対応し、生活習慣病を含む慢性疾患の包括的な管理に精通している。専門は「糖尿病・代謝・内分泌」。エビデンスに基づいた診療と、患者一人ひとりの生活背景を重視したきめ細やかな医療を実践している。

マンジャロの料金相場はいくら?

メディカルダイエットで注目を集める「マンジャロ」ですが、自由診療のためクリニックによって価格が大きく異なります。ここでは、マンジャロの料金相場や価格差の理由、そしてオンライン診療と対面診療の費用比較について詳しく解説します。

マンジャロの費用相場は1ヶ月あたり2万円以上

メディカルダイエットで注目されるGLP-1/GIP作動薬「マンジャロ」は、2型糖尿病治療の目的以外では保険適用外の自由診療となり、費用は全額自己負担です。そのため、クリニックによって価格は異なりますが、1ヶ月あたりの費用相場は2万円以上となります。

以下に、1ヶ月分(4回分)の用量ごとの料金相場をまとめました。

用量(週1回)1ヶ月分(4回分)の料金相場
2.5mg20,000円~24,000円
5mg30,000円~41,800円
7.5mg39,000円~59,000円
10mg49,000円~79,000円

※上記は薬剤費のみの目安です。別途、初診料や再診料、血液検査費用、送料などがかかる場合があります。

マンジャロは週に1回、ご自身で皮下注射を行う薬剤です。治療は最も少ない2.5mgの用量から開始し、医師が効果や副作用の状況を見ながら段階的に用量を調整(増量)していきます。そのため、用量が増えるにつれて薬剤費も高くなるのが一般的です。

クリニックごとの価格差が生まれる理由

ダイエット目的でのマンジャロは、保険診療のように国が定めた価格がない自由診療であるため、各クリニックが独自に価格を設定できます。加えて、薬剤費とは別に初診料や再診料といった診察料や、血液検査などの諸費用が必要かどうかもクリニックによって異なります。そのため、クリニックごとに大きな価格差が生まれるのです。

また、複数月分をまとめて購入することで割引が適用されるプランや、毎月自動で届く定期購入プランの有無も、価格差を生む一因となります。

オンライン診療と対面診療の費用比較

オンライン診療対面診療
薬剤費+診察費+送料(交通費がかからない)薬剤費+診察費(交通費がかかる)

マンジャロは、オンライン診療でも対面診療でも処方を受けることができますが、それぞれに費用的な特徴があります。オンライン診療は、クリニックの家賃や人件費といった運営コストを抑えられるため、薬剤費自体が対面診療に比べて安価に設定されている傾向があります。ただし、診察料や送料が別途必要になることがほとんどです。

一方の対面診療は、医師による直接の診察や丁寧な指導を受けられる安心感がメリットですが、薬剤費はオンライン診療より高めに設定されていることが多く、初診料や再診料もかかるのが一般的です。また、クリニックまでの交通費も自己負担となります。

総額で比較すると諸経費を含めてもオンライン診療の方が安くなるケースが多いですが、一概には言えませんので、料金体系をよく確認し、総額で比較検討することが重要です。

「安いマンジャロ」には要注意!こういうケースは危険

編集部が独自にマンジャロ使用者200人へ行なった「月額でマンジャロにかけられる予算は?」というアンケートでは、「2万〜3万円(105人)」が最も多く、「1万円〜2万円(48人)」「3万円〜5万円(40人)」が次ぐ結果となりました。先ほど紹介した相場からもわかるように、月額2万円以上が目安の金額となります。

相場よりも極端に安い価格でマンジャロを販売しているサイトや業者には、重大なリスクが潜んでいる可能性があります。価格の安さだけで安易に飛びつくと、深刻な健康被害につながる恐れがあるため、以下の点に十分注意してください。

調査テーマ:マンジャロダイエットについて

実施期間:2025年9月6日〜2025年9月8日

調査方法:クラウドワークス

対象者:マンジャロ使用経験者(男女含む)

回答数:200名

※本アンケートは編集部が独自に実施したものです。調査内容には効果・副作用・費用・満足度などが含まれます。個人の感想や経験に基づく回答であり、効果には個人差があります。

危険1|極端に安いのは偽薬や並行輸入品の可能性

正規のルートを経ずに流通しているマンジャロには、有効成分が含まれていない、あるいは異なる成分が混入した偽薬の可能性があります。また、個人輸入代行などを利用して海外から取り寄せる「並行輸入品」も存在します。これらは、製造過程や輸送・保管時の品質管理が不明瞭です。

特にマンジャロは厳格な温度管理(2〜8℃での冷蔵保存)が必要な薬剤であり、適切な管理がされていない場合、効果が得られないばかりか、予期せぬ健康被害を引き起こす危険性があります。

参考:日本製薬工業協会「偽造医薬品対策

危険2|医師の診察なし=安全性が担保されない

マンジャロは、その効果や副作用を正しく理解した医師の管理下で使用すべき医薬品です。医師の診察なしに、問診票の入力だけで処方するような業者は極めて危険です。マンジャロには甲状腺髄様がんのリスクを高める可能性や、膵炎、胆嚢炎などの重篤な副作用の報告もあります。

持病や体質によっては使用できないケースもあるため、専門的な知識を持つ医師による適切な問診や診察、そして血液検査などを通じて処方の可否を判断してもらうプロセスは、安全な治療に不可欠です。

危険3|副作用やトラブル時にサポートを受けられないリスク

正規の医療機関で処方を受けていれば、吐き気や便秘といった副作用が出た際に、医師に相談し適切なアドバイスや追加の処方を受けることができます。しかし、医師の介在しない非正規ルートで購入した場合、副作用や体調不良が起きても、どこにも相談することができません。

重篤な健康被害が生じた場合でも、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となり、すべて自己責任で対応せざるを得なくなります。

ミライメディカルのマンジャロなら安心して利用可能!

マンジャロダイエットに関心があり、手軽に始めたいとお考えであれば、オンライン診療のミライメディカルクリニックがおすすめです。オンラインでマンジャロの診察から処方、そして薬の受け取りまでをスムーズに行えます。

自宅や職場など、場所を選ばずに医師の診察を受けられるため、医療機関への移動時間や待ち時間を気にすることなく、ご自身の都合の良い時間にオンラインで相談が可能です。これは、ダイエットを継続していく上での大きな利便性と言えるでしょう。

また、オンライン診療でありながらも、医師による丁寧なカウンセリングと診察を受けることができます。マンジャロダイエットに関する疑問や不安をじっくりと相談し、ご自身の健康状態やライフスタイルに合わせた適切なアドバイスを受けることができます。

なお、マンジャロ注射以外にも、リベルサスメトホルミンフォシーガなどの服用タイプの薬剤もあるため、医師と相談の上、ご自身に合ったものを検討してみてください。

まとめ|マンジャロは「安さ」だけで選ばず、信頼できるクリニックを選ぼう

マンジャロは自由診療のため、1ヶ月あたり2万円以上の費用がかかり、クリニックによって価格差が大きいのが現状です。オンライン診療は運営コストを抑えられるため、対面診療より安価に設定されている傾向があり、送料を含めても総額では安くなるケースが多くあります。

しかし、相場よりも極端に安いマンジャロには深刻なリスクが潜んでいます。偽薬や品質管理が不明な並行輸入品の可能性、医師の診察なしでの処方による安全性の欠如、副作用やトラブル時のサポート不足など、重大な健康被害につながる危険性があります。

マンジャロは医師の適切な管理下で使用すべき医薬品です。価格の安さに惑わされず、医師による丁寧な診察・検査の実施、アフターサポートの充実、正規ルートでの薬剤提供など、信頼できるクリニックを選ぶことが、安全で効果的な治療を受けるための重要なポイントといえるでしょう。

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