糖尿病治療薬である「リベルサス」は、食欲を抑えたり、血糖値の上昇を抑えることで、体重減少効果が期待できるといわれています。しかし、その効果に不安を感じる方も多いはず。
この記事では、リベルサスの効果や服用方法、効果を最大限に引き出すためのポイントなどを詳しく解説していきます。この記事を読むことで、リベルサスについて正しく理解し、自分に合った服用方法を見つける参考にしてみてください。
リベルサスとはダイエット効果も期待できる2型糖尿病治療薬
| 特徴 | 服用方法 |
|---|---|
| GLP-1受容体作動薬 | 1日1回1錠 |
参考：医薬品医療機器総合機構「リベルサス」
リベルサスは、2型糖尿病の治療薬として処方される経口薬です。日本では3mg、7mg、14mgの3種類の用量が承認されています。体内で血糖値を下げるホルモンであるGLP-1と似た働きをするため、ダイエット目的で処方されることもあります。
リベルサスの主なダイエット効果は3つ
リベルサスの主なダイエット効果は以下の3つです。
- 食欲を抑えるはたらき
- 血糖値の上昇を抑える
- 脂肪分解や代謝を促進する
リベルサスは、胃から腸への食べ物の移動を遅らせることで満腹感を高め、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。また、基礎代謝を向上させる効果も期待されており、脂肪の燃焼を促進することで体重減少につながると考えられています。
リベルサスの主な副作用は？下痢や急性膵炎に注意
リベルサスの主な副作用としては、吐き気、嘔吐、下痢、便秘などがあります。これらの副作用は、一般的に軽度で、服用を続けることで軽減することが多いですが、症状が重い場合や、長く続く場合は医師に相談することが大切です。
| 消化器系 | 最も一般的な副作用で、悪心（32.7%）、下痢（21.2%）、食欲減退（19.6%）、嘔吐（18.4%）などが含まれます。これらの症状は投与初期に多く、徐々に改善することが一般的です。 |
| 急性膵炎 | 最も重大な副作用の一つで、持続的な激しい腹痛や背部痛、嘔吐などの症状が現れます。過去に膵炎の既往がある患者さんは使用できません。 |
| 甲状腺腫瘍 | 動物実験で甲状腺髄様癌の発生リスク上昇が報告されています。甲状腺の腫れや首の痛み、声の変化などの症状に注意が必要です。 |
| 低血糖 | 他の糖尿病治療薬との併用で起こりやすく、症状には冷や汗、動悸、手の震え、空腹感、めまいなどがあります。特にSU薬との併用時は注意が必要です。 |
また、リベルサスは、膵炎のリスクを高める可能性があることが報告されています。腹痛、背中の痛み、発熱などの症状が現れた場合は、すぐに医師に相談するようにしてください。
リベルサスの効果を実感する目安は3ヶ月程度
リベルサスを服用し始めてから効果を実感するまでの期間は、個人差がありますが、一般的には2〜3ヶ月程度と言われています。
早い方では1ヶ月程度で効果を感じる場合もありますが、3ヶ月以上経っても効果が実感できない場合は、医師に相談してみるのも良いかもしれません。リベルサスは長期服用も可能なお薬ですが、効果や副作用の出方には個人差がありますので、医師と相談しながら服用を続けることが大切です。
リベルサスの効果を最大限引き出す飲み方は？
リベルサスの効果を最大限に引き出すためには、正しい服用方法を守ることが大切です。服用の際は、以下の4つのポイントをしっかり守りましょう。
| 空腹時に服用する | リベルサスは、胃の中に食べ物や飲み物がない状態で服用することで効果的に吸収されます。起床時など、空腹時に服用しましょう。 |
| コップ半分の水で服用する | 水の量は、約120mlが推奨されています。多すぎると薬剤の濃度が薄まり、吸収効率が低下する可能性があります。 |
| 服用後30分は飲食を控える | リベルサス服用後、少なくとも30分は飲食や他の薬剤の服用を避けましょう。 |
| 錠剤を分割・粉砕しない | リベルサスは、そのままの状態で飲み込むように設計されています。分割したり、噛み砕いたりすると、効果が十分に得られない可能性があります。 |
また、食事療法や運動療法と組み合わせることで、より効果的に体重を減らすことができます。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけましょう。なお、吐き気や下痢などの副作用が現れた場合は、我慢せずに担当医師へ相談するようにしてください。
リベルサスを処方してもらうならミライメディカルクリニックがおすすめ！
ダイエット目的でリベルサスを処方してもらうなら、時間や場所の制約がないオンライン診療のミライメディカルクリニックがおすすめです。
スマホやパソコンを使って自宅で診察を受けることができるため、通院の手間や費用を削減できます。また、自由診療となるためクリニックによって価格が異なりますが、ミライメディカルクリニックなら事前に費用が明記されているため安心です。
待合室で他の人と顔を合わせる必要もないため、プライバシーが気になる方でも心理的な不安が少なく、通院しやすいというのもメリットの一つです。リベルサスの服用を検討している方は、ぜひミライメディカルクリニックの利用を視野に入れてみてください。
なお、リベルサス以外にメトホルミンやフォシーガなどの薬剤もあるため、医師と相談の上、ご自身に合ったものを検討してみてください。
参考：厚生労働省「健康・医療オンライン診療について」
リベルサスの効果に関するよくある質問
リベルサスの効果に関するよくある質問とその回答を紹介します。
- リベルサスを飲んでも食欲が減らない場合は中止すべきですか？
- リベルサスは、服用開始から効果が出るまで個人差があります。早い方では1ヶ月程度で食欲抑制効果を感じる場合もありますが、ダイエット効果を実感するまでに、2～3ヶ月程度かかる場合がほとんどです。
3ヶ月以上服用しても食欲抑制効果が感じられない場合は、用量を変えたり、他の治療法を検討することもあるため、一度医師に相談してみてください。
- リベルサスを飲む効果的なタイミングはいつが適切ですか？
- リベルサスは、食後の血糖値の上昇を抑える効果も期待できるため、食事の前に服用することで、より効果的に血糖値コントロールを行うことができます。
具体的には、朝食の30分前までに服用するのが効果的です。ただし、服用タイミングについては医師の指示に従うことが大切です。
- 控えたほうがいい併用薬はありますか？
- リベルサスと併用すると、血糖値が下がりすぎる可能性のある薬に注意しましょう。具体的には、インスリン製剤やスルホニル尿素剤などの糖尿病治療薬が挙げられます。
また、リベルサスには胃の内容物の排出を遅らせる効果があるため、他の薬の吸収に影響を与える可能性があります。他の薬を服用している場合は、服用前に必ず医師に相談してください。
まとめ
リベルサスはGLP-1受容体作動薬というタイプの薬で、食欲を抑えたり、血糖値の上昇を抑える効果があります。効果が出るまでの期間は、一般的に2〜3ヶ月程度といわれていますが個人差があります。
ダイエット効果を最大限引き出したいのであれば、服用タイミングや服用方法、そして日頃の生活習慣に注意してみてください。
リベルサスは、正しく服用することでダイエットをサポートしてくれる薬剤です。オンライン診療でも処方を受けられるので、興味のある方はぜひ医師に相談してみてください。
