アフターピルのリピーターは危険?繰り返し服用による影響と避妊の見直しポイント

「また避妊に失敗してしまった…」「アフターピルに頼ってばかりいるけど大丈夫?」

こうした不安を抱えている方は少なくありません。

アフターピルは緊急避妊の強い味方ですが、繰り返し使用することで体や心にどのような影響があるのか、気になる方も多いでしょう。

この記事では、アフターピルを繰り返し使用してしまう心理的な背景から、リピーターが注意すべき体調の変化、根本的な避妊方法の見直しまで、専門的な視点で解説します。より安心して避妊と向き合うために、ぜひ参考にしてください。

アフターピルを繰り返し使ってしまうのはなぜ?

アフターピルの繰り返し使用には、心理的・行動的なサイクルが関係しています。日本では85%以上がコンドームを主な避妊方法として選んでおり、例えば2020年時点では、低用量ピルの使用率はわずか0.9%とされています。コンドームは破損や外れといった不安定さがあり、アフターピルを使う場面が繰り返されやすい状況です。

性交後24時間以内の服用で高い避妊成功率が期待されるという報告もあることから、「アフターピルがあれば大丈夫」という安心感を持ちやすくなります。しかし、効果は100%ではなく、毎回の使用で身体への負担もあるため、避妊方法を見直さずに同じ状況を繰り返し、アフターピルに頼る状態が習慣化するケースも少なくありません。

アフターピルの避妊効果は1回ごとのものです。繰り返し使用している場合は、それだけ避妊に失敗する機会が多く、妊娠リスクも高まります。本来は緊急時の手段であるため、継続的な使用を避けるには、避妊方法の見直しが重要です。

リピーターが注意すべき体調の変化とは?

アフターピルの繰り返し使用は、身体に様々な影響を与える可能性があります。特に短期間での複数回服用は、ホルモンバランスに大きな変化をもたらすため注意が必要です。

繰り返し使用で起こりやすい症状と受診の目安

アフターピルを繰り返し使用すると、体調に変化が現れることがあります。

以下に、症状の程度に応じた対応の目安をまとめました。

症状の程度具体的な症状対応目安
軽度軽い吐き気、軽度の頭痛、乳房の張り経過を見て、症状が続く場合は相談
中等度生理の遅れ(7日以上)、不正出血が続く、強い吐き気1週間以内に婦人科を受診
重度激しい腹痛、大量出血、2時間以内の嘔吐、3週間以上生理がない緊急受診または当日中に婦人科を受診

上記に該当しない場合でも、以下のような状態が見られたときは、症状の程度にかかわらず早めの受診が必要です。

  • 服用後2時間以内の嘔吐(薬の吸収が不十分な可能性があります)
  • 3週間以上の月経遅延(妊娠の可能性があります)
  • いつもと異なる出血の量や期間
  • 強い腹痛(子宮外妊娠などの可能性もあります)

また、アフターピルを複数回使用している場合、症状がなくても定期的な婦人科受診が望まれます。ホルモンバランスや生殖器の状態を確認しながら、継続的な避妊方法について医師に相談すると安心です。

避妊方法の見直しが体と心の安心につながる理由

アフターピルは、避妊に失敗したときの緊急手段として有効ですが、繰り返し使用することで心身の負担や不安が積み重なるケースもあります。

不安の連鎖を断ち切り、より安定した避妊を目指すには、継続的に使える方法への見直しが有効です。ここでは、避妊のあり方を見直す意義と、安心して続けやすい方法を紹介します。

緊急避妊に頼りすぎる不安と負担

アフターピルは妊娠を回避する手段として高い効果がありますが、使用後に不正出血や吐き気などの副作用が生じることもあり、体調が安定しにくくなる傾向があります。

さらに、「次も失敗したらどうしよう」という不安や自己否定感が強まり、避妊そのものに対する不信感につながることもあります。

身体的な不調と精神的なストレスが重なり、安心して過ごすことが難しくなる原因になりかねません。

継続的な避妊法のメリット

低用量ピルやホルモンIUS(子宮内システム)などの継続的な避妊法は、高い避妊効果に加え、身体と生活の安定性にもつながる点が特徴です。

以下に主な方法を比較形式でまとめました。

方法特徴避妊成功率(理想的使用)
低用量ピル毎日同じ時間に服用する。生理周期が整いやすい約99%
ホルモンIUS一度装着すれば最長5年有効。医療機関で装着約99%(※実際の使用でもほぼ同等)
コンドーム性交のたびに使用する。性感染症予防にも有効約85〜95%(一般的使用)

※ホルモンIUS(例:ミレーナ)の避妊成功率は理想的使用で99.8%とされており、実際の使用においてもほぼ同等の高い効果が確認されています。

これらの方法は「今日避妊できているか」を毎回気にする必要がなく、安心感を持って日常を過ごしやすくなります。また、低用量ピルは生理痛やPMSの改善にも効果が期待できるなど、副次的なメリットもあります。

相談先の選び方とサポート体制

継続的な避妊を検討する際は、医療機関やオンライン診療などの専門的サポートを積極的に活用しましょう。ホルモンに関わる薬剤を使用するため、既往歴や生活習慣に応じた適切な判断が必要です。

最近では、オンラインでの診察・処方・薬の定期配送まで対応するサービスも増えており、通院が難しい方でも安心して避妊を継続しやすくなっています。

不安を感じたときにすぐ相談できる環境があることで、身体だけでなく心の安定にもつながります。避妊を一人で抱え込まず、信頼できるサポートを受けながら、自分に合った方法を見つけていく姿勢が大切です。

自己判断で市販・オンライン処方を繰り返すリスク

アフターピルは、医師の判断のもとで使用するのが基本です。一部の緊急避妊薬は薬局でも購入できるようになりましたが、薬剤師による対面での説明と本人確認が義務付けられており、誰でも自由に繰り返し買えるわけではありません。

また、オンライン診療を利用する場合でも、毎回異なる医師やサービスを使っていると、服用歴の管理や体調変化の把握が不十分になることがあります。自己判断での継続使用は、副作用の見逃しや服用タイミングの誤り、妊娠リスクの過小評価につながるおそれがあります。

緊急避妊薬はあくまでも一時的な対処法であり、繰り返し使うことで心身に負担が蓄積する可能性もあるため、注意が必要です。不安や迷いがあるときは、継続的に相談できる医療機関や信頼できるオンライン診療サービスを活用し、避妊については医師とともに見直していく姿勢が重要でしょう。

何度も使うのが不安なら|オンライン診療「緊急アフピル」で相談を!

種類120時間有効アフターピル72時間有効アフターピル
価格(税込)16,500円8,800円
有効成分ウリプリスタル酢酸エステルレボノルゲストレル
妊娠阻止率120時間以内の服用で98.9%24時間以内の服用で95%

アフターピルが必要なら、オンライン診療の「緊急アフピル」がおすすめです。従来は婦人科を受診するのが一般的でしたが、オンライン診療ならインターネット環境があればどこからでも受診できるので、手軽に処方してもらうことができます。

緊急アフピルでは、24時間365日待ち時間なしで無料相談が可能なため、夜間や早朝、休日であってもすぐに診察を受けることができます。担当医師以外とは顔を合わせる必要がないため、クリニックを受診するのに心理的な抵抗がある方でも、周りを気にせずに受診が可能です。

通常配送なら、日本全国どこでも配送可能で、17時までの決済完了で最短翌日到着となっています。診察後はレターパックで郵送され、自宅でアフターピルを受け取ることが可能です。また、関東圏にお住まいで、アフターピルを少しでも早く入手したい場合は、エクスプレス配送※が利用可能です。関東圏の場合は当日10時までの決済完了、東京23区内であれば17時30分までの決済完了で、最短当日の到着に対応しています。

※エクスプレス配送は別途税込み9,900円(東京、千葉、神奈川、埼玉、栃木、茨城、山梨、群馬、名古屋市、大阪市のみ対応)

まとめ

アフターピルは、避妊に失敗したときに有効な手段ですが、繰り返し使用することで身体的な影響や精神的な不安が蓄積する可能性があります。効果は1回ごとの服用に限られるため、長期的な避妊手段として継続的に使用することは推奨されていません。

繰り返し使用している場合は、体調の変化や服用タイミングのズレによって避妊効果が不確実になることもあります。不安を感じたときは、早めに医療機関に相談し、自分の状況に合った対応を検討してください。

また、安定した避妊を実現するためには、低用量ピルやホルモンIUSなどの継続的な方法への切り替えを視野に入れてみるのがよいでしょう。自分の体調や生活スタイルに合う方法を選ぶことで、心と体の安心につながります。

関連記事

LINE友達追加