グルタチオン錠とは

グルタチオンはグルタミン酸・システイン・グリシンという3つのアミノ酸が結合した化合物です。
もともとグルタチオンは人間の細胞に高濃度で含まれており、解毒作用・抗酸化作用・免疫調整、脂質代謝などさまざまな効果をもたらしています。
しかし、20歳をピークに年齢とともに減少するため、食べ物や医薬品で摂取する必要があります。
一般診療では、グルタチオン錠は薬物中毒や金属中毒、妊娠悪阻などの際に処方されています。
美容目的の場合は、グルタチオンの抗酸化作用により活性酸素を抑制し、肌のくすみやシミ・そばかすの予防・改善効果が期待されます。
参考:くすりのしおり「グルタチオン錠 100mg「ツルハラ」」
グルタチオンの内服で得られる効果4つ
グルタチオンの内服は継続すると美容面や健康面でさまざまな効果が期待できます。
下記のような効果を期待して、内服の他に、点滴(白玉点滴と呼ばれることがあります)で投与できる医療機関もあります。
①抗酸化作用
グルタチオンは体内の活性酸素を除去し、細胞の酸化を防ぎます。
活性酸素とは、体内に摂取して使われなかった酸素が変化したものです。活性酸素が増えると酸化によって肌のタンパク質や細胞を傷つけ、シミ・しわ・たるみ・くすみなどを引き起こします。
グルタチオンの抗酸化作用は、シミ・しわ・たるみ・くすみ予防といった肌のアンチエイジングに効果が期待できます。
②解毒作用
グルタチオンは肝臓の働きを助け、アルコールや薬物などの有害物質を無毒化して体外に排出します。
2日酔いの予防や症状改善が期待できます。
③美白作用
グルタチオンはメラニン色素の生成を抑制する作用があります。
メラニンは皮膚の色素を形成する物質で、肌の色を濃くし、シミやくすみの原因にもなります。
グルタチオン内服により、メラニン生成が抑制され、シミやくすみの予防や美白効果が期待できます。
④免疫力向上
グルタチオンは免疫力を高める効果があり、免疫細胞であるリンパ球の活性化を促し、風邪などの感染症にかかりにくくするとされています。
また、アレルギー症状の軽減にもつながると考えられています。
グルタチオン錠 100mgの服用方法
1回1錠、1日1~3回に分けて経口投与します。
なお、年齢や症状により適宜増減するため、必ず医師の指示に従って服用してください。
グルタチオン錠の副作用
グルタチオンの副作用出現頻度は0.1%未満と非常に低いです。
しかし、以下のような副作用が出現する可能性があるため、副作用が出た場合は医師や薬剤師に相談し、適切な対処を取りましょう。
過敏症:発疹等
消化器症状:食欲不振、吐き気・嘔吐、胃痛
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グルタチオン錠は医薬品のため、処方してもらうには医師による診察が必要になります。
美容皮膚科を受診するのが一般的ですが、美容皮膚科に通院する時間がなかなか取れないという方もいるかもしれません。
通院が難しい方には、オンライン診療という選択肢もあります。
インターネット環境があれば、ご自宅などから医師の診察を受けることが可能で、美容内服薬の処方についても相談できます。
診察後はレターパックで郵送され、最短当日発送で内服薬を受け取ることが可能です。電話で気軽に診察を受けられるので、担当医師以外と顔を合わせる必要もありません。美容内服薬の服用を検討されている方は、医師にご相談のうえ、ご自身に合った方法をご選択ください。
グルタチオンに関するよくある質問
グルタチオンに関するよくある質問とその回答を紹介します。
- 効果が出るまでどれくらい時間がかかりますか?
- 効果を実感するまでの期間には個人差があります。
肌のターンオーバーのサイクルを考慮すると、通常28日ですが、年齢や肌の状態によって個人差があるため数ヶ月継続して服用する必要があります。疲労回復などであれば、比較的早期に効果を感じられる方もいらっしゃいます。
効果の現れ方や持続性については個人差があるため、定期的に医師の診察を受け、服用を継続するかどうかを相談しながら進めていくことをお勧めします。
- 他のサプリメントや薬と併用しても大丈夫ですか?
- 基本的にグルタチオンは体内に存在する成分であり、他のサプリメントや薬との重大な相互作用は報告されていません。
しかし、念のため、現在服用しているサプリメントや薬がある場合は、診察時に医師に伝えましょう。特に、持病をお持ちの方や、複数の薬を服用されている方は、相互作用の可能性がないか医師が慎重に判断いたします。
- グルタチオン錠はサプリメントや食事で代用できますか?
- グルタチオン錠をサプリメントや食事だけで完全に代用することは難しいとされています。
グルタチオンは体内にもともと存在する成分であり、サプリメントや食品からの摂取も可能ですが、医薬品のように十分な量を効率よく体内に届けることは困難です。
日本ではグルタチオンは医療用医薬品に分類されており、医師の診察と処方が必要です。市販のサプリメントにはグルタチオンを含むものもありますが、含有量や吸収効率が医薬品と比べて限定的であるため、代替にはなりません。また、海外製のサプリメントは品質や安全性の基準が日本とは異なる場合があり、使用に際しては慎重な判断が必要です。
食事からもグルタチオンは摂取できます。例えば、レバー、肉類、魚介類、アボカド、トマト、ほうれん草、ブロッコリーなどに含まれています。しかし、食事で摂取したグルタチオンは消化過程で分解されやすく、医薬品のような量を安定して摂取するのは難しいとされています。
そのため、特定の健康目的や美容目的でグルタチオンを継続的に摂取したい場合は、医師に相談のうえ、適切な方法を選ぶことが大切です。
- グルタチオンを飲み忘れた場合はどうしたらよいですか?
- 服用を忘れた場合は、気づいた時点で1回分を服用し、2回分を一度に服用するのは避けてください。
飲み忘れても問題はありませんが、美容効果を期待させるにはできるだけ毎日決まった時間に継続して内服することを推奨しています。
- グルタチオンを飲み続けても問題ないですか?
- 基本的に大きな問題は生じにくいとされていますが、長期にわたり内服される場合は、定期的に医師の診察を受けて体調管理を行うことが推奨されます。
美容目的でユベラやトラネキサム酸など他の内服薬も併用する場合は、併用できない内服薬や副作用が出る可能性があるため、定期的に医師の診察を受けるようにしましょう。