避妊せずに性行為をしてしまったり、コンドームが破れて避妊に失敗し、「妊娠したかも…」と不安に感じているのではないでしょうか。
アフターピルは性行為後72時間〜120時間以内に飲めば、約80%以上の確率で妊娠を防ぐ効果が期待されています。飲むのが早ければ早いほど効果が高いため、できるだけ早く対応することが重要です。
親への相談に迷ってしまうかもしれませんが、医療機関によっては親の同伴や同意が必要ない場合もあります。そのため、親に知られずにアフターピルを入手することも可能です。
この記事では、アフターピルを手にいれる方法や服用時の注意点について詳しく解説します。自分の身体を大切にすることが何より大切です。1人で悩まず、可能であれば信頼できる大人や専門家に相談することをおすすめします。
高校生がアフターピルを手にいれる方法
産婦人科やクリニックによっては親の同伴や同意が求められる場合もありますが、必須ではありません。
アフターピルは医師の処方が必須なため、診療なしに手に入れることはできませんが、親に知られずにアフターピルを手に入れることは可能です。
高校生がアフターピルを入手する方法は2つ。
- 産婦人科を受診
- オンライン診療を利用
アフターピルは、性交後72時間〜120時間以内に服用することで高い避妊効果が期待できるため、できるだけ早く服用することが大切です。
状況に合わせて、より早く確実に入手できる方法を選びましょう。
参考:厚生労働省「緊急避妊に係る取組について」
親にバレたくないならオンライン診療がおすすめ
オンライン診療であれば、チャットやビデオ通話で医師の診察を受けることができるため、基本的に誰かにバレることはありません。
また、クリニック側が勝手に親に連絡するということもありません。
オンライン診療の流れは、以下の通りです。
- 問診票の回答
- 医師と相談
- アフターピルの処方
オンライン診療でアフターピルを処方してもらう場合、郵送でアフターピルが送られてくることがほとんどです。
郵送時は「書類」のレターパックで届くため、中にアフターピルが入っていることは誰にも分かりません。また、クリニック名の記載もないため、安心して受け取ることができます。
オンライン診療にも、メリットとデメリットがあります。
(オンライン診療サービスのメリット)
- 24時間いつでも利用可能
- 周りにバレにくい
- 価格が事前に把握できる
(オンライン診療サービスのデメリット)
- 薬の受け取りが郵送のため服用するまでに時間がかかる可能性がある
オンライン診療は、産婦人科が空いていない夜間や土日祝日の利用、プライバシーを守りたい場合などに適しています。
事前に親の同伴や同意の有無、料金の把握ができるため、高校生がアフターピルを手にいれる場合はオンライン診療がおすすめです。
緊急アフピルであれば、避妊専門の医師が常に在籍しており、24時間365日待ち時間なしで無料相談が可能で、国内で承認されているアフターピルを8,800円(税込)〜販売しております。心配な方やアフターピルの購入を迷われている方は、お気軽にご相談ください。
産婦人科で処方してもらう
高校生がアフターピルを入手するもう一つの方法は、産婦人科での受診です。
産婦人科でのアフターピル処方までの流れは以下の通りです。
- 診察
- アフターピルの効果や副作用について説明
- アフターピルの処方
産婦人科での処方には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
(産婦人科のメリット)
- 医師から直接アフターピルの説明を受けられる
- 診察後、すぐにアフターピルを入手できる
(産婦人科のデメリット)
- 近くにアフターピルを処方できる産婦人科があるかわからない
- 夜間や土日祝日など営業時間外に受診できない
- 産婦人科を受診しているところを誰かに見られる可能性がある
診察では、性交のタイミングや避妊の失敗の状況有無などを聞かれるため、正確な診断のために正直に答えましょう。
また、アフターピルの処方には、保険が適用されないため、全額自己負担となります。費用は医療機関によって異なりますが、6,000円から2万円前後が相場といわれています。
高校生にとっては高額な費用となるため、事前に費用についても確認しておくとよいでしょう。
参考:厚生労働省「緊急避妊に係る取組について-施策紹介」
アフターピル服用時に知っておきたい注意点
高校生がアフターピルを服用する場合に、知っておいた方がいい注意点が4つあります。
- できるだけ早く服用する
- 副作用の可能性がある
- 避妊成功を確認するまで性交渉を控える
- 100%避妊できるわけではない
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
注意点1|できるだけ早く服用すること
アフターピルは、性交後できるだけ早く服用することが大切です。性交後72時間〜120時間以内の服用が推奨されています。
レボノルゲストレル系統のアフターピルの場合、性交後24時間以内の服用では95%の避妊効果が期待できますが、48時間以内では90%、72時間以内では58%と、時間の経過とともに低下していってしまうのです。
また、値段は高くなるものの、性交後120時間以内の服用が可能なエラというアフターピルもあるので、診察の際には性交渉のタイミングや避妊の状況について正直に伝えましょう。
「診察の際に怒られるのでは・・・」と不安になるかもしれませんが、基本的に怒られることはありません。
アフターピルが必要な場合には、少しでも早く診察を受け、アフターピルを服用することが重要です。
参考:日本産科婦人科学会:「緊急避妊法の適正使用に関する指針」
注意点2|副作用の可能性があること
アフターピルを服用すると、副作用が起こることもあります。主な症状は以下の通りです。
- 吐き気
- 腹痛
- 頭痛
- めまい
- 乳房の張りや痛み
- 疲れやすい
- 不正出血
多くの場合これらの副作用は数日で自然に治まりますが、長く続くときには医師や薬剤師に相談してください。
もし、副作用によって服用後3時間以内に吐いてしまった場合には、きちんと効果が得られない可能性があるため、医師や薬剤師に相談し、もう一度服用した方がいいのか確認しましょう。
注意点3|避妊成功を確認するまで性交渉を控えること
アフターピルを服用した後は、避妊の成功を確認するまで、性交渉を控えましょう。
アフターピルの服用によって普段の生理周期と変わることがあるため、大丈夫だと思っていたタイミングでも妊娠する可能性があるからです。
そのため、避妊の成功を確認するまでは性交渉を控えるか、どうしても控えることができない場合は、コンドームを使用するなど、確実な避妊法を併用することが大切です。
注意点4|100%避妊できるわけではないこと
アフターピルは、高い避妊効果が期待できますが、100%避妊できるわけではありません。
そのため性交後すぐにアフターピルを服用したからといって安心せず、服用後は妊娠検査薬などで避妊が成功したことを確認する必要があります。
アフターピルの服用から3週間後を目安に、妊娠検査薬を使用するか、産婦人科を受診して妊娠の有無を確認しましょう。
妊娠検査薬は、薬局やドラッグストアで購入できます。
参考:日本産科婦人科学会:「緊急避妊法の適正使用に関する指針」
親に相談すべきか?高校生の悩みと解決法
高校生がアフターピルを利用する際、親に知られたくないと悩む人も多いです。
親の同伴や同意が求められる場合もありますが、産婦人科やクリニックによっては必須ではないため、親に知られずにアフターピルを手に入れることは可能です。
アフターピルの避妊効果は時間が経つにつれて低下してしまうため、親に相談すべきかどうか悩んでいるうちに時間が過ぎてしまうくらいなら、なるべく早く服用する方が良いでしょう。
ここでは、親に相談すべきかどうか、相談することのメリット・デメリット、そして相談が難しい場合の対処法について解説します。
親に相談することが望ましい
高校生がアフターピルを利用する際は、できれば親に相談することが望ましいです。親に相談して助けになってもらえると、いろんなメリットがあります。
(親に相談するメリット)
- アフターピルの入手方法を一緒に考えてくれる
- アフターピルの費用を工面してれる
- 精神的に支えてくれる
親に相談することのメリットは、費用面での支援だけではありません。アフターピルの入手や服用の際、不安になることもあるはず。親に相談していると、診察してもらう方法を一緒に探したり、不安になったときに寄り添ったりすることでしょう。
難しい場合は学校や自治体の相談窓口で相談しよう
状況は一人一人異なるため、親に相談するのが難しい場合もあるでしょう。そんなときには、親以外の専門家に相談する方法もあります。
(相談先の例)
- 学校の先生:保健室の先生やカウンセラー
- 地域の専門家:保健所や思春期専門外来などの先生
- 自治体の相談窓口
親へ相談しにくい場合には、学校や地域の専門家に相談することもできます。対面で相談したくない場合には、電話やメールなどで相談できる自治体の相談窓口もあります。
例えば、東京都であれば「とうきょう若者ヘルスサポート(わかさぽ)」というサービスがあり、対面や電話で相談することが可能です。匿名相談もできるので、情報が漏れてしまう心配もありません。
活用したいときには、「(自治体名) 高校生 相談窓口 性交渉」などで検索してみてください。
絶対に親に相談しないといけないわけではありませんが、状況に応じて、できるだけ信頼できる大人へ相談することをおすすめします。
アフターピルを処方してもらうときの高校生ならではの注意点
医療機関やオンライン診療サービスでアフターピルを処方してもらうとき、高校生ならではの注意点として「保護者の同意」や「学生証の提示」が必要な場合があります。
ただし、どちらも不要で利用できる医療機関やオンライン診療サービスもたくさんあるため、事前に利用条件を確認することが大切です。
医療機関の場合、web上に利用条件が記載されていないことも多いため、確認するためには電話で問い合わせるか、病院で直接聞く必要があります。
その点、オンライン診療サービスはweb上で利用条件をすぐに確認できるため、問い合わせをする必要がなく利用しやすいメリットがあります。
保護者の同意がなく診察を受けられなかったなど、二度手間になることがないよう、アフターピルを処方してもらうときには、必ず事前に利用条件を確認しておきましょう。
まとめ:高校生とアフターピルの正しい付き合い方
高校生でも、産婦人科やオンライン診療を使ってアフターピルを手に入れることはできます。
しかし、保護者の同意が必要な場合があったり、保険適用外で費用が1万円前後かかったりするなど、注意点がいくつかあるため、利用する際は要件を事前に確認しましょう。
アフターピルは、できるだけ早く服用することが大切です。
オンライン診療であれば、自宅からスマホやパソコンから利用できる上、基本的に誰かにバレるということはありません。また、事前に利用条件や費用をweb上で事前に調べられるのもメリットです。
アフターピルを手に入れたいときには、ぜひ参考にしてください。
緊急アフピルであれば、避妊専門の医師が常に在籍しており、24時間365日待ち時間なしで無料相談が可能で、国内で承認されているアフターピルを8,800円(税込)〜販売しております。心配な方やアフターピルの購入を迷われている方は、お気軽にご相談ください。