マンジャロは2.5mgからスタートし、4週間後に5mgへ増量するのが標準的な流れです。しかし「5mgに上げたのに体重が変わらない」「このまま続けていいのか」と不安を感じている方も多いでしょう。
5mgは添付文書上の維持用量ですが、効果の出方には個人差があり、生活習慣や体の状態によって結果が変わることもあります。増量しても、すぐに体重が落ちるとは限りません。
この記事では、マンジャロ5mgで期待できる効果の目安や副作用、痩せない原因と対処法、増量の判断基準や費用について解説します。
目次
マンジャロ5mgで期待できる効果
マンジャロ5mgでは、食欲抑制や体重減少といった効果が期待されます。ここでは、2.5mgとの違いも踏まえながら、具体的な変化を見ていきます。
食欲抑制の作用
マンジャロ5mgでは、食欲抑制の作用が確認されています。臨床試験でも、食欲の低下や満腹感の増加が報告されており、摂取カロリーの減少につながると考えられています。
この作用により、厳しい食事制限を行わなくても、食事量が自然に減少することが報告されています。結果として体重減少につながると考えられており、ダイエット治療における重要なポイントのひとつです。
参考:Heise T, et al.「Tirzepatide reduces appetite, energy intake, and fat mass」
体重減少の変化

5mgは維持用量として用いられ、2型糖尿病患者を対象とした国内臨床試験(SURPASS J-mono試験)では、5mg群で52週後に平均−5.8kgの体重減少が報告されています。
以下は用量ごとの位置づけと体重減少データをまとめたものです。
| 用量 | 位置づけ | 体重減少(SURPASS J-mono・52週) |
|---|---|---|
| 2.5mg | 導入用量 | 本表では2.5mg単独の比較データを掲載していません |
| 5mg | 維持用量 | 平均−5.8kg |
| 10mg | 増量用量 | 平均−8.5kg |
| 15mg | 最大用量 | 平均−10.7kg |
※2型糖尿病患者を対象とした試験データであり、ダイエット目的での使用における効果を保証するものではありません。効果の出方には個人差があります。
このように、5mgは導入用量である2.5mgよりも体重減少効果が期待される用量です。一方で、10mg・15mgと比較すると減少幅には段階的な差があり、効果の出方は用量に応じて変化します。
参考:Inagaki N, et al.「Efficacy and safety of tirzepatide monotherapy compared with dulaglutide in Japanese patients with type 2 diabetes (SURPASS J-mono)」Lancet Diabetes Endocrinol. 2022;10(9):623–633.
増量直後に出やすい副作用と乗り越え方
5mgへの増量後は、吐き気・嘔吐・下痢・便秘などの消化器症状が出やすいとされています。多くは時間の経過とともに軽減していく傾向ですが、副作用が強い場合は、医師が減量や増量の延期を検討することがあります。
副作用を和らげるためには、日常生活での工夫も重要です。具体的には以下の点を意識してみてください。
- 脂っこい食事や過食を避け、消化の良い食事を意識する
- 1回の食事量を減らし、回数を分けることで胃腸への負担を抑える
- 症状が強い場合は無理をせず、用量の調整や増量延期を医師に相談する
症状が日常生活に支障をきたすほど強い場合は、自己判断で中止や減量をせず、早めに医師に相談してください。
参考:KEGG「医療用医薬品:マンジャロ(用法・用量・副作用)」
マンジャロ5mgで痩せない・効果が出ない原因と対処法
マンジャロ5mgに増量しても、思うように体重が減らないケースがあります。原因は薬だけでなく、食事や生活習慣、体の状態など複数の要因が関係していると考えられています。
5mgで効果が出にくい主な原因
マンジャロ5mgで痩せない原因は、薬の効果だけでなく、食事や生活習慣、体の状態が影響しているケースが多いと考えられます。
食事内容や量が変わっていない
食欲が抑えられていても、高脂肪・高糖質の食事が続いている場合は、摂取カロリーが減らず体重に反映されにくくなります。
生活習慣の改善が不十分
マンジャロは食事療法・運動療法とあわせて行うことが前提とされており、薬の作用だけでは十分な効果が得られないケースもあります。
効果が安定する前の段階
増量直後は体が薬に慣れていく過程にあり、効果の出方が安定するまで時間がかかることがあります。
薬の作用だけに頼るのではなく、食事・運動・生活リズムをあわせて見直すことが重要です。
効果を引き出すために見直せること
マンジャロの効果を引き出すためには、薬の使用だけでなく、生活習慣や用法の見直しも重要です。食事療法・運動療法とあわせて継続することが前提とされており、生活習慣の改善が不十分な場合は十分な効果が得られないことがあります。
また、毎週同じ曜日に投与するなど用法を守ることで、効果が安定しやすくなります。それでも効果が感じられない場合は、自己判断で増量や中止をせず、医師に相談した上で治療方針を見直すことが大切です。
5mgを継続すべきか・7.5mgに増量すべきかの判断基準
5mgで効果が出ているかどうかによって、継続するか増量するかの判断は分かれます。効果や副作用の状態を踏まえながら、医師と相談して方針を決めていくことが重要です。
5mgのまま継続するケース
5mgのまま継続するかどうかは、副作用の状態や経過を踏まえて判断されます。特に以下のような場合は、増量せず様子を見ることが選択されます。
- 増量直後で副作用が落ち着いていない
- まだ4週間以上経過していない
- 消化器症状が強く、これ以上の増量が体への負担になると考えられる
副作用が落ち着いてから効果を評価することが基本です。焦らず経過を見ながら、医師と方針を判断していきます。
7.5mgへの増量を検討するケース
5mgで十分な効果が得られていない場合は、医師の判断のもとで増量が検討されます。以下のような場合に、7.5mgへの増量が選択されることがあります。
- 5mgで効果不十分と医師が判断した場合
- 副作用が落ち着いており、増量が可能な状態と考えられる
- 4週間以上の間隔をあけて投与が継続されている
増量の判断は体調や生活状況を踏まえて行われるため、自己判断で変更せず、必ず医師に相談してください。
参考:KEGG「医療用医薬品:マンジャロ(用法・用量)」
マンジャロ5mgの費用と治療期間の目安
マンジャロ5mgの費用と治療期間は、使用目的や体の状態によって変わります。事前に目安を把握しておくことで、無理のない治療計画が立てやすくなります。
5mgの1ヶ月あたりの費用目安
ダイエット目的での使用は自由診療となるため、費用は全額自己負担です。5mgの1ヶ月あたりの薬剤費はクリニックによって異なりますが、30,000円〜41,800円程度が目安とされています。
2型糖尿病の治療目的で保険が適用される場合は、薬剤費のみで約4,620円(3割負担)と大幅に抑えられます。いずれも薬剤費のみの目安であり、別途、初診料や再診料、血液検査費用、送料などがかかる場合があります。
参考:厚生労働省「令和5年度薬価基準収載品目リスト(チルゼパチド)(PDF)」
治療期間の目安と出口の考え方
マンジャロの治療期間にあらかじめ決まった目安はなく、効果や体調を見ながら医師と相談して判断します。治療の継続や終了のタイミングは、体調や生活習慣の定着状況などを踏まえて個別に判断されます。
また、自己判断で急に中止すると体重が戻りやすくなる可能性があるため、終了のタイミングは段階的に調整していくことが重要です。継続や終了の判断は自己判断せず、必ず医師と相談しながら進めてください。
マンジャロダイエットを始めるならミライメディカルクリニックがおすすめ
マンジャロダイエットに関心があり、手軽に始めたいとお考えであれば、オンライン診療のミライメディカルクリニックがおすすめです。オンラインでマンジャロの診察から処方、そして薬の受け取りまでをスムーズに行えます。
自宅や職場など、場所を選ばずに医師の診察を受けられるため、医療機関への移動時間や待ち時間を気にすることなく、ご自身の都合の良い時間にオンラインで相談が可能です。これは、ダイエットを継続していく上での大きな利便性と言えるでしょう。
また、オンライン診療でありながらも、医師による丁寧なカウンセリングと診察を受けることができます。マンジャロダイエットに関する疑問や不安をじっくりと相談し、ご自身の健康状態やライフスタイルに合わせた適切なアドバイスを受けることができます。
なお、マンジャロ注射以外にも、リベルサスやメトホルミン、フォシーガなどの服用タイプの薬剤もあるため、医師と相談の上、ご自身に合ったものを検討してみてください。
まとめ
マンジャロ5mgは添付文書上の維持用量であり、SURPASS J-mono試験では52週後に平均−5.8kgの体重減少が報告されています。5mgで効果が出にくい場合は、食事療法・運動療法の継続が治療の前提であることを踏まえ、生活習慣の見直しと医師への相談を合わせて行うことが大切です。
費用・治療期間・増量の判断はいずれも医師との相談が前提となります。自己判断での変更は避け、体調や体質に合った治療を続けることが、長期的な結果につながります。
