ヒアレイン点眼液

ヒアレイン点眼液とは

販売名ヒアレイン点眼液0.3%
有効成分1mL中 精製ヒアルロン酸ナトリウム 3mg

※引用:くすりのしおり「ヒアレイン点眼液0.3%」

ヒアレイン点眼液(ヒアルロン酸ナトリウム点眼液)は、高い保水性と組織修復作用により乾燥症状を改善する、ドライアイ治療の代表的な点眼薬です。

ヒアレイン点眼液

主成分であるヒアルロン酸はもともと人間の体内、特に目や関節などに存在する成分で、非常に高い保水力と粘弾性を持っています。

ヒアルロン酸の特性により、ヒアレイン点眼液は主に以下2つの作用で目の症状を改善します。

1:保湿作用

ヒアルロン酸の水分保持能力により、点眼によって涙を角膜や結膜といった目の表面にとどめ、涙の蒸発を防ぐ作用があります。

これにより、目の表面が乾燥するドライアイの症状を和らげます。

2:傷ついた目の表面を修復する作用

手術後など目の表面が傷ついた状態では、ヒアルロン酸が細胞の移動や増殖を助け、傷ついた組織の修復を促進する効果が確認されています。

ヒアレイン点眼液の適応

ヒアレイン点眼液は、以下の症状や疾患の治療に使用されます。

適応疾患主な症状期待される効果
ドライアイ(乾燥性角結膜炎)目の乾燥、ゴロゴロ感、目の疲れ涙の安定化、角膜表面の保湿
シェーグレン症候群目の乾燥、口の乾燥など(自己免疫疾患)目の乾燥症状の緩和
外傷性、手術後、
コンタクトレンズ装用
などによる
角膜・結膜上皮障害
目の痛み、異物感、充血、視力低下
傷ついた組織の修復促進

ドライアイとは

ドライアイの定義は「さまざまな要因により涙液層の安定性が低下する疾患であり、眼不快感や視機能異常を生じ、眼表面の障害を伴うことがある」とされています。

私たちの目は3層の涙液膜(るいえきまく)という薄い膜に覆われています。この涙液膜は、ただ目を潤すだけでなく、目の健康と視力を保つための重要な役割を果たしています。

涙液膜・・・油層、水層、ムチン層の3層。

涙液膜には以下のような役割があります。

  • 乾燥を防ぎ、潤滑を保つ
  • 角膜(黒目)に酸素と栄養を供給する
  • 異物を洗い流し、殺菌作用で感染を防ぐ
  • 目の表面を滑らかにし、鮮明な視界を保つ

ドライアイは、さまざまな要因によって3層の涙液膜のバランスが崩れること(涙液の安定性が低下すること)で発生し、以下のような症状を引き起こします。

  • 目の不快感
  • 目の疲れ
  • ゴロゴロ感(異物感)
  • 目がしょぼしょぼする
  • 目の痛み、しみる
  • 痒み(乾燥による炎症反応)

ドライアイを引き起こす主な要因についても記載します。

1. ライフスタイル・環境要因

  •  VDT(スマホ・PC)作業
  •  空気の乾燥(エアコンの風や冬場の低湿度の環境は、涙の蒸発を加速させる。)
  • コンタクトレンズの装用

2. 加齢・病気・薬剤要因

  •  加齢(涙の分泌量は一般的に加齢とともに減少する。)
  • 全身の病気(シェーグレン症候群のように、涙腺や唾液腺が破壊され、涙の分泌が極端に減る病気がある。)
  • 薬剤の副作用

※参考:日本のドライアイの定義と診断基準の改定(2016年版)

ヒアレイン点眼液の使用方法

成分の濃度の違いで0.1%、0.3%のボトルタイプとそれぞれの使い切りタイプの計4種類があります。

すべての点眼液の使用方法は、通常以下の用法用量で処方されますが、医師の判断により点眼回数は増減することがあるため、診察時の指示を守るようにしてください。

  • 1回1滴
  • 1日5~6回点眼

使用上の注意点

ヒアレイン点眼液を使用する際は以下の点に注意しましょう。

  • 薬液汚染防止のため、点眼の際に容器の先端が直接目に触れないようにする。
  • 他の点眼薬を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔を空けてから点眼する。
  • 使い切りタイプを使用する際は、保存剤を含有しないため、開封後は1回きりの使用とする。(残液は廃棄する。)

ヒアレイン点眼液の副作用

ヒアレイン点眼液は比較的安全性が高く、副作用が少ない薬ですが、以下のような副作用が現れることがあります。異常が認められた場合は投与を中止し医師に相談するなど適切な処置を行いましょう。

1%〜5%未満1%未満頻度不明
部位:眼眼の痒みまぶたの腫れ・発赤、結膜炎、結膜充血、眼の異物感、眼脂(目やに)眼の痛み、びまん性表層角膜炎等の角膜障害

ヒアレイン点眼液を処方してもらうなら、オンライン診療のミライメディカルクリニックがおすすめ

ヒアレイン点眼液は医薬品のため処方してもらうには、医師による診察が必要になります。

忙しくてなかなか通院する時間が取れないという方もいるかもしれません。

通院が難しい方には、オンライン診療という選択肢もあります。

インターネット環境があれば、ご自宅などから医師の診察を受けることが可能で、ヒアレイン点眼液の処方についても相談できます。

診察後はネコポス、もしくは宅急便コンパクトで郵送され、最短当日発送で医薬品を受け取ることが可能です。

電話で気軽に診察を受けられるので、担当医師以外と顔を合わせる必要もありません。

ヒアレイン点眼液の服用に興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

※参考:厚生労働省「健康・医療オンライン診療について

ヒアレイン点眼液に関するよくある質問

ヒアレイン点眼液に関するよくある質問とその回答を紹介します。

ヒアレイン点眼液の0.1%と0.3%の違いはなんですか?
とろみの強さと、保湿の持続時間が違います。
0.3%の方がよりとろみが強く、目の表面に長く留まるため、重症のドライアイの方に使われることが多いです。
使用してからどれくらいで効果を感じられますか?
ヒアレイン点眼液の効果を感じるまでの時間は、症状の程度や目的によって異なります。
ヒアレインには「即効的な効果」と「継続的な効果」の二面性があります。

1.即効的な効果:眼の乾燥・不快感の緩和
点眼後、すぐに効果を感じられるのは、主に保湿・潤滑作用によるものです。
目の表面が潤ったり、点眼液の粘弾性により、ゴロゴロ感が軽減される感覚は点眼直後〜数分以内に感じることが多いです。
これは、ヒアルロン酸が涙液を補い、一時的に目の表面をコーティングしてくれることで感じられる効果です。

2.継続的な効果・目の組織の修復
ドライアイの根本的な改善や、傷ついた角膜・結膜を治す上皮修復促進作用による効果は、継続的な使用によって現れます。数日〜1週間以上かけて効果がみられ、涙液膜が安定することで、視界のかすみやぼやけの変動や眼精疲労が徐々に改善されます。

数週間程度使用しても症状の改善が見られない、または悪化する場合は、ジクアス点眼液やレバミピド点眼液など他の作用を持つドライアイ治療薬との併用や切り替えを検討も視野に入れて医師に相談しましょう。
ヒアレイン点眼液はコンタクトレンズの上から点眼しても良いですか?
ボトルタイプのヒアレイン点眼液(0.1%、0.3%)は防腐剤が含まれているため必ずコンタクトレンズを外してから使用する必要があります。
これは、点眼液に含まれる防腐剤がコンタクトレンズ(特にソフトコンタクトレンズ)に吸着し、目に刺激を与えるリスクがあるためです。

一方で、ヒアレインミニ点眼液(0.1%、0.3%)は防腐剤が含まれておらず、レンズへの影響を心配することなく点眼できます。
妊娠中や授乳中にも使えますか?
ヒアレイン点眼液の主成分であるヒアルロン酸ナトリウムは、もともと体内に存在する成分であり、点眼による副作用の少なさや全身への影響がほとんどないことから、比較的安全に使用できるとされています。

しかし自己判断では使用せずに、医師の診察時に妊娠・または妊娠の可能性・授乳中であることを医師に伝えて医師の指示に従って使用してください。
子どもも使用できますか?
子どもも使用することができます。
小児のドライアイや角膜・結膜の傷の治療において広く使われています。
ただし、子どもの目の症状の原因がドライアイとは限らないため、使用前には必ず医師の診察を受け、指示に従ってください。
点眼後に運転しても良いですか?
ヒアレインを点眼後の運転は問題ありません。ただし、点眼直後は一時的に視界がかすむことがあるため、見え方がクリアになってから運転してください。
市販でもヒアレイン点眼液は購入できますか?
薬局では購入できません。ヒアレイン点眼液は医療用医薬品のため医師の処方箋がなければ薬局で購入できない点眼薬です。

ただし、主成分であるヒアルロン酸ナトリウムを配合した市販の人工涙液は販売されています。
市販薬は症状の緩和を目的とされていますが、医師が処方するヒアレインは、より重いドライアイや角膜上皮障害の治療を目的としています。
症状がある場合は、自己判断せずにまずは医師の診察を受けることが大切です。

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