ユベラ錠とは

ユベラ50mg (一般名:トコフェロール) | |
有効成分 | トコフェロール酢酸エステル50mg |
引用:くすりのしおり「ユベラ50mg」
ユベラの一般名トコフェロールはビタミンEの一種です。
保険診療では、ビタミンE欠乏症や末梢循環障害、過酸化脂質の増加防止などに使われます。
美容目的で内服する場合、肌の酸化を防止し、シミやシワ・たるみ・肝斑の予防や改善が期待できます。
ビタミンEは肌の健康をサポートするビタミン。ユベラの効果とは。
ユベラは「若々しい」という意味のラテン語(Juvenil)に由来するとされています。
ビタミンEには、加齢や紫外線などによる酸化ストレスから体を守る抗酸化作用があり、肌の健康維持に寄与すると言われています。
①肌の酸化を抑える
老化の三大要因は「酸化=細胞が滅びること」「糖化=細胞が焦げること」「炎症=細胞が火事になること」です。
そのなかでもユベラに含まれるビタミンEは酸化を抑えてくれる役割があります。
紫外線や乾燥などの外的刺激から肌を守る働きがあり、これにより新たな肝斑やシミ・シワの生成を防ぐ効果が期待できます。
②皮膚のターンオーバーを促進する
ユベラに含まれるビタミンEは、血行を良くする働きがあります。
これにより皮膚のターンオーバーが促進し、メラニン色素が排出されやすくなります。
③シミ・そばかす・肝斑の改善
肌の酸化を抑え、ターンオーバーを促進することにより、メラニン色素の排出や色素沈着の予防ができます。
紫外線によるシミや、そばかす・肝斑に対しても改善が期待されます。
ユベラの服用方法
1日2~3回、1~2錠ずつを水またはぬるま湯で服用してください。
ユベラのビタミンEは脂溶性ビタミンのため、食事に含まれている油分へと溶け込むことで吸収されやすくなります。
そのため、空腹時よりも朝昼晩の食後に飲むと効果的です。
ユベラで副作用が起きる可能性は0.89%
ユベラは3,586件の症例のうち、32例(0.89%)でのみ副作用が報告されています。この数値は他の医薬品と比べてかなり低い数値です。
副作用には以下のものがあります。異常を感じた場合は医師に相談しましょう。
0.1~5%未満:便秘、胃部不快感
0.1%未満:下痢、発疹
ユベラとの飲み合わせで注意が必要な薬・サプリメントもある
ユベラの内服を検討している場合、ワーファリン内服中の方は医師に申し出ましょう。ユベラはワーファリンの血液を固まりにくくする作用(抗凝固作用)を強めてしまい、出血リスクを高める可能性があります。
また、ユベラは脂溶性ビタミンです。脂溶性ビタミンとは、水には溶けにくく油や脂質に溶けやすいビタミンのことで、ビタミンA・E・D・Kの4種類があります。
脂溶性ビタミンの体内に蓄積されやすい性質により、過剰摂取になる場合があるため、使用中のサプリメントや内服薬がある場合は必ず医師に相談しましょう。
シミ・肝斑対策なら、トラネキサム酸・シナールとの組み合わせが効果的
シミ・肝斑対策や美白ケア目的の場合、ユベラ単体で内服するよりも、複数の薬を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
おすすめは、トラネキサム酸+シナール+ユベラの併用です。
トラネキサム酸がメラニン生成を抑制し、ビタミンCとEの相乗効果で美白効果を高めます。
トラネキサム酸の美容効果
2002年に美白効果のある有効成分として厚生労働省の認可を受けました。
現在では美白効果や肝斑(かんぱん)の治療薬として医薬品や医薬部外品に使われています。イオン導入や水光注射の施術にもトラネキサム酸を配合した薬剤が用いられています。
トラネキサム酸には複数の美容効果があります。
①美白効果
トラネキサム酸には「プラスミン」によるタンパク質の生成を抑える「抗プラスミン作用」があります。
プラスミンは、炎症を引き起こす物質や、メラトニン色素を生成するメラノサイトを活性化させる物質に関与しています。
トラネキサム酸はこのプラスミンの働きを阻害しメラニンの生成を抑制することで、美白効果を得られます。
②シミ・肝斑の改善・予防
シミの原因となるメラニン生成を抑えるトラネキサム酸のメカニズムは次の2つです。
1)抗プラスミン作用により、プロスタグランジンの産生を抑え、メラニン生成が抑制される。
2)メラノサイトの活性を直接抑制する。
この作用により、シミや肝斑の予防・改善にも効果があります。
③ニキビ・ニキビ跡への効果
上記の抗炎症作用はニキビの赤みや腫れといった炎症症状にも効果があるため、ニキビ・ニキビ跡にも効果があります。
※注意:トラネキサム酸のもう1つの作用として、止血作用があります。通常の場合、長期服用しても健康状態に問題ありませんが、血栓症の既往がある方やそのリスクが高い方は注意が必要です。また、経口避妊薬(アフターピル)との併用により、血栓症リスクが高まる可能性があります。血栓症の既往歴がある方やリスクのある方は、医師と十分に相談のうえ、服用を検討してください。
参考:厚生労働省「外国での新たな措置の報告状況」
シナールの美容効果
ビタミンC(アスコルビン酸)とパントテン酸(ビタミンB5)を配合しています。
ビタミンCには、メラニン色素の生成を抑制・抗酸化作用・コラーゲン生成の促進・鉄分の吸収を高めるといった効果があります。
また、ビタミンB5にはアスコルビン酸の働きを高める作用があるとされています。
これらの作用により次のような美容効果が期待できます。
①シミやニキビ・ニキビ跡の改善
ビタミンB5には「皮脂の分泌抑制作用」があります。
そのため、シナールを内服すると、皮脂分泌が抑えられ、ニキビの予防効果が期待できます。
また、ビタミンCはニキビ跡のもととなるメラニンの生成を阻害する働きがあるためニキビ跡にも効果的です。
②美白効果
メラニンの生成が抑制されると、顔に散在していたメラニンが退色し、顔のくすみが抜けて、肌色のトーンアップが期待できます。
③肌のハリを保つ
ビタミンCのコラーゲン生成促進作用とビタミンB5の肌のバリア機能回復効果により、肌のハリを保ったりツヤを取り戻す効果が期待できます。
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ユベラ・シナール・トラネキサム酸は、医薬品のため処方してもらうには、医師による診察が必要になります。
美容皮膚科を受診するのが一般的ですが、美容皮膚科に通院する時間がなかなか取れないという方もいるかもしれません。
通院が難しい方には、オンライン診療という選択肢もあります。
インターネット環境があれば、ご自宅などから医師の診察を受けることが可能で、美容内服薬の処方についても相談できます。
診察後はレターパックで郵送され、最短当日発送で内服薬を受け取ることが可能です。
電話で気軽に診察を受けられるので、担当医師以外と顔を合わせる必要もありません。
美容内服薬の服用に興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
ユベラに関するよくある質問
- 効果が出るまでどれくらい時間がかかりますか?
- 1〜3ヶ月程度とされています。
肌のターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)の周期は20代で28日周期とされていますが、年齢や生活習慣によって変化します。
- ユベラとビタミンEのサプリメントに違いはありますか?
- ビタミンEを含むサプリメントは「食品」に分類され、成分の含有量や品質管理の基準が医療用医薬品とは異なります。
ユベラは医師の処方が必要な医療用医薬品であり、治療目的での使用が前提とされています。
ユベラは医師の診察と処方が必要な「医療用医薬品」のため、ドラッグストアや薬局で処方箋なしに購入することができません。
必ず医師に診察してもらい、必要に応じて処方を受けましょう。
- ユベラを飲み忘れた場合はどうしたらよいですか?
- 服用を忘れた場合でも、2回分を一度に飲んではいけません。
副作用が出現する可能性があります。
飲み忘れに気づいた場合は速やかに内服し、次の内服までには4時間以上時間をおきましょう。
- ユベラを飲み続けても問題ないですか?
- ユベラは脂溶性ビタミンであるため、体内に蓄積されやすい特徴があります。
長期的な服用を希望する場合は、医師の指導のもと、定期的な検査や診察を受けながら使用することが望ましいです。
そのため、長期間の内服を希望する場合は、定期的に医師の診察を受け、適切な管理下で服用するようにしましょう。