シナール

シナール配合錠とは

シナール配合錠
有効成分1錠中
アスコルビン酸 200mg
パントテン酸カルシウム3mg

引用:くすりのしおり 「シナール配合錠

シナールに含まれるアスコルビン酸とはビタミンCの化学名です。
パントテン酸カルシウムはビタミンB5の化学名で、アスコルビン酸の働きを助ける役割があります。

一般診療では、病気や妊娠中または授乳中など、ビタミンCやパントテン酸が不足している時の補給に用いられます。

美容目的の内服の場合は、メラニンの生成を抑える作用や抗酸化作用により、色素沈着やくすみの改善が期待されます。

美肌づくりに役立つ!ビタミンCの効果

シナール配合錠の成分はほとんどがアスコルビン酸(ビタミンC)です。
ビタミンCの具体的な美容効果をご紹介します。

①抗酸化作用がある。

肌は、紫外線や外気の乾燥といった外的要因により活性酸素の生成が進みやすいと言われています。

活性酸素によって肌が酸化することを、「肌がサビる」ということがあります。肌がサビるとしわ、たるみ、シミ、くすみ、ごわつきといった様々な肌トラブルにつながります。

ビタミンCは、ビタミンA、ビタミンEと並んで「抗酸化ビタミン」と呼ばれる抗酸化力を備えた栄養素です。活性酸素を無害化する抗酸化作用があり、紫外線のダメージ抑制、シワ、くすみの予防、美白効果などが期待できます。

②メラニン色素の沈着を防ぐ。

肌は紫外線に当たると活性酸素が発生し、活性酸素の影響で皮膚中ではメラニンが合成されます。

このメラニンがシミ・そばかすの主な原因物質です。

一般的にはターンオーバーのタイミングでメラニンが皮膚とともに剥がれ落ちるのですが、加齢やストレス、皮膚の乾燥などによりターンオーバーが乱れるとメラニンが蓄積され、シミとなって残ります。

ビタミンCは、メラニンが合成される際に働く酵素の働きを阻害する働きと、合成された黒色メラニンを還元し、薄く見せる効果があるとされており、日焼けやシミになった後の肌にも効果が期待できます。

③コラーゲンの合成を助ける。

コラーゲンは タンパク質の一種で、肌のハリや弾力を保ち、維持する役割があります。
コラーゲンを作り出す力は加齢によって減少し、乾燥や紫外線の影響も受けます。

体内のコラーゲン量を維持するためには、タンパク質やコラーゲンが含まれる食品を取るだけではなく、コラーゲンが合成される際に必要とされる「鉄」と「ビタミンC」の接種が必要です。

ビタミンCはこのコラーゲンの合成を助ける役割から、間接的に肌のハリや弾力を維持する効果が期待できます

ビタミンCの働きを助ける?ビタミンB5の効果

ビタミンCはパントテン酸カルシウム(ビタミンB5)と同時に内服することで、ビタミンCを単独で内服するより血中のビタミンC濃度が高まると報告されています。

一方でビタミンB5は代謝のビタミンともいわれています。
代謝によって得られる美容効果には以下のものがあります。

①ターンオーバーを促進する。

パントテン酸は「抗ストレスホルモン」とも呼ばれ、ストレスを緩和する効果があります。睡眠不足や食生活の乱れ、紫外線、ストレスなどの影響で皮膚のターンオーバーが滞っている場合に整える効果があります

②肌を乾燥から守る。

パントテン酸には「抗炎症作用」と「保湿作用」があり、肌を乾燥から守ります
また、パントテン酸はコラーゲン合成作用が期待でき、肌にハリや弾力を与えます

③過剰な皮脂の分泌を抑制する。

パントテン酸は脂質の代謝を助ける役割を持ち、食事で摂取した脂質をエネルギーにすることによって、過剰な皮脂の分泌を抑制します。
これにより、ニキビや毛穴詰まりなどの肌トラブルが予防できます

シナールの服用方法

美容目的の場合、1回1錠を1日1~3回投与します。
体がビタミンCを一度に吸収できる量は決まっているため、1回で大量摂取しても効果が増大するわけではありません。

シナールの副作用

シナールの副作用には以下のものがあります。

・胃不快感
・悪心、嘔吐
・下痢 等

ビタミンCは水溶性ビタミンで余剰分は尿と一緒に排泄されるため、仮に多く服薬してしまっても過剰反応は起こりにくいです。

美容効果を高めるには、トラネキサム酸・ユベラとの組み合わせが効果的

シミ・肝斑対策や美白ケア目的の場合、シナール単体で使用するよりも、複数の薬を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。

おすすめは、トラネキサム酸+シナール+ユベラの併用です。
トラネキサム酸がメラニン生成を抑制し、ビタミンCとEの相乗効果で美白効果を高めます。

トラネキサム酸の美容効果

トラネキサム酸は2002年に美白効果のある有効成分として厚生労働省の認可を受けました。

現在では美白効果や肝斑(かんぱん)の治療薬として医薬品や医薬部外品に使われています。イオン導入や水光注射の施術にもトラネキサム酸を配合した薬剤が用いられています。

トラネキサム酸には複数の美容効果があります。

①美白効果

トラネキサム酸には「プラスミン」によるタンパク質の生成を抑える「抗プラスミン作用」があります。
プラスミンは、炎症を引き起こす物質や、メラトニン色素を生成するメラノサイトを活性化させる物質に関与しています。
トラネキサム酸はこのプラスミンの働きを阻害しメラニンの生成を抑制することで、美白効果を得られます。

②シミ・肝斑の改善・予防

シミの原因となるメラニン生成を抑えるトラネキサム酸のメカニズムは次の2つです。

1)抗プラスミン作用により、プロスタグランジンの産生を抑え、メラニン生成が抑制される。
2)メラノサイトの活性を直接抑制する。

この作用により、シミや肝斑の予防・改善にも効果があります。

③ニキビ・ニキビ跡への効果

上記の抗炎症作用はニキビの赤みや腫れといった炎症症状にも効果があるため、ニキビ・ニキビ跡にも効果があります。

※注意:トラネキサム酸のもう1つの作用として、止血作用があります。通常の場合、長期服用しても健康状態に問題ありませんが、血栓症の既往がある方やリスクの高い方は、必ず事前に医師へご相談ください。また、経口避妊薬との併用は避けることが推奨されています。

参考:厚生労働省「外国での新たな措置の報告状況

ユベラの美容効果

ユベラの一般名トコフェロールはビタミンEのことです。
ビタミンEはビタミンA、ビタミンCと同様に老化の原因となる酸化(サビつき)を防ぐ、抗酸化作用があります。

次のような美容効果が期待できます。

①肌の酸化を抑える

ビタミンEは酸化を抑えてくれる役割があります。
紫外線や乾燥などの外的刺激から肌を守る働きがあり、これにより新たな肝斑やシミ・シワの生成を防ぐ効果が期待できます。

②皮膚のターンオーバーを促進する

ユベラに含まれるビタミンEには血行を促進する働きがあり、これにより肌の新陳代謝を整える作用が期待されます。

③シミ・そばかす・肝斑の改善

肌の酸化を抑え、ターンオーバーを促進することにより、メラニン色素の沈着予防やメラニン色素が排出されます。紫外線によってできたシミだけでなく、そばかすや肝斑にも効果があります。

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ユベラ・シナール・トラネキサム酸は、医薬品のため処方してもらうには、医師による診察が必要になります。

美容皮膚科を受診するのが一般的ですが、美容皮膚科に通院する時間がなかなか取れないという方もいるかもしれません。

通院が難しい方には、オンライン診療という選択肢もあります。
インターネット環境があれば、ご自宅などから医師の診察を受けることが可能で、美容内服薬の処方についても相談できます。

診察後はレターパックで郵送され、最短当日発送で内服薬を受け取ることが可能です。電話で気軽に診察を受けられるので、担当医師以外と顔を合わせる必要もありません。美容内服薬の服用を検討されている方は、医師にご相談のうえ、ご自身に合った方法をご選択ください。

シナールに関するよくある質問

シナールに関するよくある質問とその回答を紹介します。

効果が出るまでどれくらい時間がかかりますか?
1〜3ヶ月程度とされています。
肌のターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)の周期は20代で28日とされていますが、年齢や生活習慣によって変化します。
 医療機関で処方されるシナールと市販薬、効果に違いはありますか?
シナールは医療機関で処方をしてもらう他に、ドラッグストアなどでも購入できます。
ただ、医療機関で処方されるものと全く同じものは購入できず、アスコルビン酸とパントテン酸カルシウムの配合量に違いがあります。

なかには市販薬より多くアスコルビン酸が含まれているものや、L-システインなど他の成分も配合される市販薬もありますが、アスコルビン酸の配合量が多い場合1錠あたりの値段は医療機関で処方されるものより高額になったり、パントテン酸カルシウムが含まれていないこともあります。

シナールの持っている効果を確実に得たいという方や安価に続けたいという方には、医療機関で処方をしてもらうことがおすすめです。
 シナールを飲み忘れた場合はどうしたらよいですか?
服用を忘れた場合は、気づいた時点で1回分を服用し、2回分を一度に服用するのは避けてください。
シナールは水溶性ビタミンで1回に体が吸収できる量が限られているため、多く内服しても効果に変わりはなく、副作用のリスクが高まります。
シナールを飲み続けても問題ないですか?
基本的に大きな問題は生じにくいとされていますが、長期にわたり内服される場合は、定期的に医師の診察を受けて体調管理を行うことが推奨されます。
美容目的でユベラやトラネキサム酸など他の内服薬も併用する場合は、併用できない内服薬や副作用が出る可能性があるため、定期的に医師の診察を受けるようにしましょう。

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