ピアスは病院で開けるべき?メリットや費用相場、病院の選び方を徹底解説

セルフピアッシングや安価なピアスショップでの施術は、感染症のリスクや位置のずれ、長期的なトラブルを引き起こす可能性があります。一方、病院でのピアス施術は医師や看護師による適切な処置を受けることができるため、安全面で大きな安心感があります。

この記事では、病院でピアスを開けるメリットから費用相場、施術の流れ、そして病院選びのポイントまで、ピアスを安全に楽しむための基本情報を徹底解説します。

病院でピアスを開けるメリット3選

(編集部作成)

おしゃれを楽しむためのピアスですが、安全性を考慮するなら病院での施術が断然おすすめです。単に穴を開けるだけでなく、衛生的な環境、専門的な技術、そして万が一のトラブルへの対応まで、安心して任せられる点が大きなメリットと言えるでしょう。

ここでは、病院でピアスを開ける主なメリットを3つ紹介します。

メリット1|正確な位置決めが可能

自分でピアスを開ける場合、希望通りの位置に正確にピアスホールを開けるのは難しいことがあります。しかし、病院では、経験豊富な医師や看護師が、 専門的な知識に基づいて、最適な位置にピアスホールを開けてくれます。

これにより、見た目の美しさはもちろん、ピアスが引っかかりにくいなど、日常生活における快適さにもつながります。また、金属アレルギーのリスクを考慮した位置や、将来的にトラブルが起こりにくい部位を選ぶことも可能です。

メリット2|衛生的で安全な処置が行われる

病院では、医療行為に準じた厳格な衛生管理のもとでピアスを開ける処置が行われます。滅菌された医療器具を使用し、施術者の手指消毒も徹底されるため、細菌感染のリスクを大幅に減らすことができます。

特に、セルフピアッシングや、衛生管理が不十分な場所での施術に比べると、感染症のリスクは格段に低くなります。安全にピアスのおしゃれを楽しむためには、清潔な環境で施術を受けることが非常に重要です。

メリット3|適切なアフターケアを受けられる

ピアスを開けた後のアフターケアは、トラブルを防ぎ、ピアスホールを সুস্থに保つために非常に重要です。病院でピアスを開けた場合、医師や看護師から適切なケア方法について具体的な指導を受けることができます。

消毒の方法、洗浄のタイミング、注意すべき症状など、肌質や体質に合わせたアドバイスを受けることができるため、安心してアフターケアに取り組むことができます。専用の消毒液を処方してくれることもあるため、トラブルになりにくいのも特徴です。

病院でピアスを開ける際の費用相場は5,000円〜10,000円程度

病院でピアスを開ける場合の費用は、自由診療となるため保険は適用されません。

一般的な相場としては、片耳あたり5,000円程度、両耳の場合は10,000円程度となることが多いようです。この費用には、診察代、消毒液、そしてピアスを開けるための専用器具であるピアッサーの代金が含まれている場合もありますが、クリニックによって料金設定は異なりますので、事前に確認することをおすすめします。

セルフピアッシングと比較すると、病院での施術は費用が高くなります。しかし、病院でピアスを開けることによる、その後のピアスホールの安定率の高さや、希望通りの正確な位置に開けられる点を考慮すると、決して高いとは言えないでしょう。

安全に、そして安心してピアスのおしゃれを楽しむためには、専門的な知識と技術を持つ医療機関での施術がおすすめです。

ピアス穴を病院で開ける方法と流れ

ピアスを開けるなら、病院での施術が安心です。医療機関ならではの清潔な環境と医師の技術で、安全にピアスホールを作成できます。耳以外でも、軟骨ピアスやへそピアスなど、部位を問わず安心して施術を受けられます。

事前カウンセリングで希望部位を確認

病院では、まずカウンセリングを行います。開けたい部位やピアスの種類、アレルギーの有無、持病などについて医師と相談します。ファーストピアスの素材についても相談可能です。金属アレルギーの方は、チタンや樹脂製のピアスを選ぶと良いでしょう。

清潔な環境で医療用ピアスを装着

カウンセリング後、施術に移ります。医師または看護師が、清潔な環境でピアスホールを作成します。医療用のピアスニードルやピアッサーを使用するため、衛生面も安心です。

施術中は痛みを最小限に抑えるよう配慮してくれます。リップピアスや舌ピアス、インダストリアルピアスなど、複雑な部位のピアスも安心して任せられます。

施術後に注意点とケア方法の説明を受ける

施術後は、医師または看護師からアフターケアの方法について説明を受けます。清潔に保つ方法や消毒の頻度、トラブル発生時の対処法などを詳しく教えてもらえます。ファーストピアスの交換時期なども確認しておきましょう。ピアスが埋没してしまった場合の相談も可能です。

ピアスショップ(スタジオ)での穴あけは違法?病院との違い

ピアスショップ(スタジオ)では、ファッションとしてピアスの販売と穴あけサービスを併せて提供している場合があります。しかし、日本では、ピアスの穴あけ行為は医療行為とみなされる場合があるため、医師免許を持たない者が業務としてピアスの穴あけを行うことは、医師法に抵触する可能性があるのです。

病院(皮膚科、形成外科など)でピアスを開ける場合、医師または医師の指示を受けた看護師が医療行為として施術を行います。この点が、ピアスショップとの最も大きな違いです。

ピアスショップでの穴あけは費用が抑えられる可能性がありますが、安全性を最優先に考えるのであれば、病院でピアスを開けることをおすすめします。 感染症やアレルギーなどのトラブルのリスクを最小限に抑えられ、万が一の際にも適切な医療処置を受けることが可能です。

参考:明治通りクリニック「違法なピアススタジオによるトラブル

ピアスを開ける病院の選び方

病院でピアスを開けてもらう場合、自由診療のため費用は決して安いとは言えません。満足いくピアスの穴あけをしてもらうためには、病院選びが非常に重要です。ここでは、後悔しないための病院選びのポイントを3つ紹介します。

選び方1|希望する部位やデザインに対応しているか

ピアスを開けられる部位は病院によって異なります。耳たぶだけでなく、軟骨、鼻、へそなど、特殊な部位への施術を希望する場合は、事前にその病院が対応しているかを確認しましょう。

また、持ち込みのピアスを使用したい場合や、特定のデザインの医療用ピアスを選びたい場合は、その希望に対応してくれるかも確認しておくとスムーズです。病院のウェブサイトを確認したり、電話で問い合わせたりして、自身の希望する部位やデザインに対応可能かを確認しましょう。

選び方2|施術内容や価格が明記されているか

安心して施術を受けるためには、施術方法や料金体系が明確に提示されている病院を選ぶことが大切です。どのような器具を使用するのか(ニードル、ピアッサーなど)、麻酔の有無(希望する場合)、アフターケアの内容、そして部位ごとの料金が明確に記載されているかを確認しましょう。

追加料金が発生する場合についても事前に確認しておくことで、予想外の出費を防ぐことができます。ウェブサイトに詳細が記載されているか、カウンセリング時に丁寧に説明してくれる病院を選ぶと良いでしょう。

選び方3|アフターケアや保証制度がしっかりしているか

ピアスを開けた後のケアは、感染症などのトラブルを防ぎ、ピアスホールを安定させるために非常に重要です。そのため、アフターケアについて丁寧に指導してくれる病院を選びましょう。消毒方法、洗浄の仕方、注意すべき症状、トラブルが起きた際の連絡先や対応などを詳しく説明してくれるか確認してください。

また、万が一、施術後すぐにトラブルが発生した場合の保証制度(再施術、治療費の負担など)があるかどうかも確認しておくと、より安心して施術を受けることができます。アフターケアや保証制度が充実している病院は、患者さんの安全と満足度を重視していると言えます。

まとめ|ピアスを安全に楽しむためには病院を利用するのがおすすめ

ピアスをおしゃれとして楽しむためには、安全性を最優先に考えることが大切です。病院での施術は、専門的な知識と技術を持つ医師や看護師によって行われるため、正確な位置決め、衛生的な環境での処置、そして適切なアフターケアという3つの大きなメリットがあります。

費用面では、片耳5,000円、両耳10,000円程度と、セルフピアッシングやピアスショップに比べて高くなりますが、その安全性と確実性を考えれば妥当な投資と言えるでしょう。また、ピアスショップでの穴あけは医師法に抵触する可能性があるという法的な問題もあります。

病院選びにおいては、希望する部位やデザインへの対応可否、施術内容や価格の明確さ、そしてアフターケアや保証制度の充実度をチェックすることが重要です。

これらのポイントをしっかり確認し、信頼できる医療機関を選ぶことで、トラブルなくピアスを楽しむことができるでしょう。

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