ラベルフィーユ

ラベルフィーユとは

ラベルフィーユは、レボノルゲストレルとエチニルエストラジオールを有効成分とする低用量ピル(経口避妊薬)です。日本では「ラベルフィーユ21錠」と「ラベルフィーユ28錠」として処方箋医薬品として販売されています。マーベロンのジェネリック医薬品です。

ラベルフィーユは3相性ピルで、含有量の異なる3種類の錠剤を順番に服用します。21錠タイプは21日間服用後7日間休薬し、28錠タイプは28日間連続で服用します(最後の7錠は有効成分を含まない錠剤)。適切に服用することで高い避妊効果を発揮します。

主な特徴
  • 高い避妊効果(適切に服用した場合の失敗率は0.3%)
  • 毎日同じ時間に服用することが重要
  • 月経周期を整える効果もある
  • 月経痛や経血量の軽減効果も期待できる

経口避妊薬はHIV感染(エイズ)や他の性感染症を予防するものではありません。性感染症の予防にはコンドームの使用が必要です。

ラベルフィーユの作用の仕組み

ラベルフィーユは以下の3つの主な作用により避妊効果を発揮します。

  1. 排卵抑制作用:下垂体からの黄体形成ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌を抑制することで、排卵を阻止します。
  2. 子宮内膜の変化:子宮内膜の状態を変化させることで、万一卵子が受精しても着床しにくくなります。
  3. 頸管粘液の変化:頸管粘液を粘り気の強いものに変化させ、精子が子宮に到達しにくくします。

これらの作用が組み合わさることで、高い避妊効果を発揮します。ただし、確実な避妊効果を得るためには、正しく服用することが非常に重要です。

ラベルフィーユのメリット(避妊以外の効果)

ラベルフィーユには避妊効果だけでなく、以下のような付加的な効果も期待できます。

  • 月経痛の軽減:多くの女性で月経痛が軽減されます
  • 経血量の減少:経血量が減少し、貧血の予防に役立ちます
  • 月経周期の安定化:不規則な月経が改善されることがあります
  • 卵巣嚢胞の予防:機能性卵巣嚢胞の発生リスクが低下します
  • 子宮内膜症の症状緩和:子宮内膜症に伴う痛みが軽減することがあります
  • 卵巣がん・子宮体がんの予防:長期服用により発症リスクが低下するとの報告があります
  • にきびの改善:ホルモンバランスの安定化により、にきびが改善することがあります

ラベルフィーユを服用する前に知っておくべきこと

ここでは、ラベルフィーユを服用できない方や注意が必要な方、他の薬剤との相互作用について紹介します。服用前に該当していないか確認しておきましょう。

ラベルフィーユを服用できない方(禁忌)

  • 本剤の成分に過敏症の既往歴がある女性
  • エストロゲン依存性悪性腫瘍(乳癌、子宮内膜癌など)、子宮頸癌の患者や疑いのある方
  • 診断のついていない異常性器出血のある方
  • 血栓性疾患(静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患など)の既往歴がある方
  • 35歳以上で1日15本以上喫煙する方
  • 前兆(閃輝暗点、星型閃光等)を伴う片頭痛の患者
  • 重篤な肝障害や肝腫瘍のある方
  • 妊婦または妊娠している可能性のある女性
  • 授乳中の方
  • 骨成長が終了していない可能性がある女性

上記以外にも禁忌事項が多数あります。詳細は医師にご相談ください。

ラベルフィーユの服用に注意が必要な方

  • 40歳以上の女性
  • 子宮筋腫のある方
  • 乳癌の家族歴や乳房に結節のある方
  • 喫煙者
  • 肥満の方
  • 血栓症の家族歴がある方
  • 前兆を伴わない片頭痛の方
  • 軽度の高血圧のある方
  • 糖尿病患者や耐糖能異常の方

ラベルフィーユと他の薬剤との相互作用

以下の薬剤を服用している場合、ラベルフィーユの効果が減弱したり、他の薬剤の効果に影響を与えたりする可能性があります。

抗生物質テトラサイクリン系、ペニシリン系など
抗てんかん薬フェノバルビタール、フェニトイン、カルバマゼピンなど
抗結核薬リファンピシンなど
HIVプロテアーゼ阻害剤ネルフィナビル、リトナビルなど
ハーブ製品セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort)

ラベルフィーユ28の料金

薬品名通常価格定期便
10%OFF
ラベルフィーユ
(28錠)
3,455円(3,801円)3,110円(税込3,421円)
記載は税抜価格

排卵抑制による避妊効果、生理痛の緩和のほか、低用量ピルの中でもニキビ・肌荒れの改善効果が期待できる「マーベロン」のジェネリック医薬品です。

ラベルフィーユの服用方法

ラベルフィーユは、毎日一定の時刻に1錠ずつ、パッケージに記載された順番(赤褐色錠から開始)に従って服用します。

ラベルフィーユ21錠の場合

1日1錠を21日間連続服用し、その後7日間休薬します。次のシートは、休薬7日目の次の日(29日目)から開始します。通常、休薬期間中に消退出血(擬似的な月経)があります。

ラベルフィーユ28錠の場合

1日1錠を28日間連続服用します。最後の7錠は有効成分を含まない錠剤(プラセボ)です。次のシートは29日目(新しいシートの1日目)から開始します。通常、プラセボ錠服用中に消退出血があります。

服用開始のタイミング
  • 初めて服用する場合:月経開始日(1日目)から服用開始
  • 他の経口避妊薬から切り替える場合: 21錠タイプからの切り替え(7日間の休薬後、次の日から開始)、28錠タイプからの切り替え(最終錠服用後、次の日から開始
飲み忘れた場合
  • 24時間以内に気づいた場合:気づいた時点ですぐに飲み忘れた錠剤を服用し、通常の時間に次の錠剤も服用
  • 24時間以上経過した場合(2日以上連続して飲み忘れた場合): 服用を中止し、次の月経を待って再開します。その周期は他の避妊法(コンドームなど)を併用してください。

ラベルフィーユの副作用

頻度の高い副作用

5%以上
  • 悪心(29.4%)
  • 嘔吐
  • 乳房緊満感
  • 頭痛
  • 下腹部痛

比較的多い副作用

1~5%未満
  • 浮腫
  • 体重増加
  • めまい
  • 片頭痛
  • 神経過敏

その他の副作用

1%未満または頻度不明
  • 発疹、じんましん(過敏症)
  • 網膜血流障害による視力障害
  • 肝機能異常、黄疸
  • 不正性器出血(破綻出血、点状出血)
  • 乳房痛
  • 動悸、血圧上昇
  • 下痢、腹痛、便秘、食欲不振、食欲亢進、口内炎、口渇
  • 眠気、抑うつ
  • ざ瘡、褐色斑、湿疹、色素沈着
  • 腰痛、倦怠感・疲労、肩こり、息切れ、性欲減退、鼻出血
注意: 特に血栓症(四肢、肺、心、脳、網膜等)は重大な副作用です。下肢の急激な疼痛・腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害、急性視力障害等の症状があらわれた場合には直ちに服用を中止し、医師に相談してください。

ラベルフィーユに関するよくある質問

ラベルフィーユに関するよくある質問とその回答を紹介します。

ラベルフィーユの避妊効果はどれくらいですか?
適切に服用した場合の避妊成功率は約99.7%(失敗率0.3%)ですが、飲み忘れなどを含めた一般的な使用では失敗率が9%程度になります。確実な避妊のためには、正しく服用することが重要です。
月経開始日に服用を開始できない場合はどうすればいいですか?
月経開始日(1日目)から服用を開始するのが理想的ですが、それより遅れた場合は、最初の1週間は他の避妊法(コンドームなど)を併用してください。
服用中に消退出血がなかった場合はどうすればいいですか?
2周期連続して消退出血がない場合は、服用を続ける前に妊娠していないことを確認してください。心配な場合は医師に相談することをおすすめします。
嘔吐や下痢をした場合、避妊効果に影響しますか?
服用後3~4時間以内に激しい嘔吐や下痢があった場合、薬の吸収が不十分になり、避妊効果が低下する可能性があります。その場合はその周期に他の避妊法を併用してください。
ラベルフィーユを止めたら、すぐに妊娠できますか?
ラベルフィーユの服用を中止すると、通常は数ヶ月以内に自然な排卵が再開し、妊娠が可能になります。ただし、個人差があり、月経周期が回復するまで時間がかかる場合もあります。
ラベルフィーユは性感染症も予防できますか?
いいえ、ラベルフィーユはHIV感染(エイズ)や他の性感染症(梅毒、性器ヘルペス、淋病、クラミジア感染症など)を予防することはできません。性感染症の予防にはコンドームの使用が有効です。

ラベルフィーユのリスクと注意点

ラベルフィーユなどの経口避妊薬には、特に注意すべきリスクがあります。以下の情報をよく理解した上で服用を検討してください。

血栓症のリスク

経口避妊薬を服用している女性は服用していない女性に比べ、静脈血栓症のリスクが3.25~4.0倍高くなるとの報告があります。特に服用開始の最初の1年間、4週間以上の中断後に服用を再開した時、別の経口避妊薬へ切り替えた時にリスクが高まります。

以下のような症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、救急医療機関を受診してください:下肢の急激な痛み・腫れ、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、手足の脱力・麻痺、言語障害、急な視力障害

乳癌・子宮頸癌のリスク

外国での疫学調査の結果、経口避妊薬の服用により乳癌および子宮頸癌になる可能性が高くなるとの報告があります。定期的な検診と自己検診で早期発見に努めましょう。

肝腫瘍のリスク

経口避妊薬を2年以上服用した場合、良性肝腫瘍が10万人当たり3.4人に発生するとの報告があります。腫瘍の破裂により腹腔内出血を起こす可能性もあります。悪性肝腫瘍(肝癌)の発生率は極めて低く、100万人当たり1人未満です。

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