リスミーは、比較的新しいタイプの睡眠薬で、従来の睡眠薬よりも依存性が少なく、翌日に眠気が残りにくいといった特徴があります。しかし、効果や副作用、服用方法など、気になる点も多いはず。
この記事では、リスミーの効果や副作用、効果が出るまでの時間や、効かないときの対処法など、リスミーに関する情報をわかりやすく解説していきます。リスミーの服用を検討している方や、不眠症で悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
リスミーはベンゾジアゼピン系の睡眠薬
リスミー(成分:リルマザホン塩酸塩水和物) | |
ベンゾジアゼピン系睡眠薬 | 脳を落ち着かせる「GABA」の働きを助け、神経の興奮を抑える薬剤 |
リスミーは、リルマザホン塩酸塩水和物を主成分とするベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤で、入眠障害の改善に効果が期待できます。
リスミーの効果のメカニズム
リスミーは、脳の興奮を抑えてリラックスさせる効果をもつ「GABA」の働きを高めることで、睡眠を促す睡眠薬です。
睡眠薬の中でも、ベンゾジアゼピン系と呼ばれる種類の薬に分類され、不安や緊張が強い方にも効果が期待できます。
リスミー1mg、2mgの価格目安は2,500〜4,500円
リスミーは医療用医薬品のため、医師の処方箋が必要な薬剤です。錠剤の用量は1mg、2mgの2種類で、症状に合わせて適宜増量します。
不眠症の診断を正式に受けている場合は保険適用となりますが、自由診療(保険適用外)でも処方を受けることが可能です。
用量 | 1ヶ月分の価格目安(自由診療) | 1錠あたりの価格目安 |
---|---|---|
1mg | 2,500円〜3,500円程度(30錠) | 83〜117円程度 |
2mg | 3,500円〜4,500円程度(30錠) | 117〜150円程度 |
自由診療の場合、クリニックや薬局によって価格が異なるため、上記はあくまでも目安となります。
リスミーの主な副作用
リスミーの副作用としては、以下のようなものが挙げられます。
呼吸抑制 炭酸ガスナルコーシス | 息苦しい、めまい、意識がぼんやりしたりなくなったりする |
依存性 | (急に服用をやめたとき)実際にはない物が見えたり音が聞こえたりするように感じる、振戦(手足の震え)、不安 |
刺激興奮 錯乱 | 意識が乱れる、正常な思考ができない、考えがまとまらない |
一過性前向性健忘 もうろう状態 | 中途覚醒時の出来事をおぼえていない、もうろうとした状態 |
引用:くすりのしおり「リスミー錠1mg」
上記以外にも、眠気・残眠感、倦怠感、ふらつき、発疹などの副作用が報告されています。服用中に少しでも身体に異変を感じた場合は、速やかに担当医師または薬剤師に相談しましょう。
リスミーはどのくらいで効果が出始める?
リスミーは、服用後、約15~30分で効果が現れ始めるとされています。比較的早く効果が現れるタイプの睡眠薬なので、就寝直前に服用するのがおすすめです。
効果の発現時間には個人差があり、体質や体調によっては、効果が出るまでに30分以上かかる場合もあります。服用後30分以上経っても効果が感じられない場合は、自己判断で増量せず、医師または薬剤師に相談してください。
また、効果の持続時間は約6〜8時間とされています。飲み始める時間が遅いと、眠気を持ち越してしまうことがあるため、起床時間から逆算して余裕を持って服用するようにしましょう。
睡眠時間全体をカバーしてくれるため、入眠障害だけでなく、中途覚醒や早朝覚醒にも効果が期待できます。
リスミーが効かない場合の対処法
リスミーの効果には個人差があり、中には効果を実感できない方もいらっしゃいます。ここでは、リスミーが効かない場合の対処法を紹介します。
対処法1|服用方法を見直す
リスミーは、食後すぐに服用すると、薬の吸収が遅れることがあります。効果が遅いと感じる場合は、就寝直前に服用するなど時間を調整してみてください。
また、夜間にブルーライトを浴びると目が覚めてしまうため、服用後はスマホを閉じ、安静にするようにしてください。
対処法2|用量を調整してもらう
リスミーの用量は、症状や体質に合わせて調整する必要があります。効果が不十分な場合は、医師に相談して用量を増やしてもらうことも検討できます。
ただし、自己判断で用量を増やすことは危険ですので、必ず医師の指示に従って下さい。
対処法3|他の睡眠薬の切り替えを相談する
リスミーの効果がどうしても得られない場合は、他の睡眠薬への切り替えを検討するのも良いでしょう。
リスミーはベンゾジアゼピン系の睡眠薬なので、非ベンゾジアゼピン系(ルネスタやゾピクロンなど)や、オレキシン受容体拮抗薬(デエビゴなど)を試してみるのもおすすめです。
睡眠薬には様々な種類があり、それぞれ作用機序や特徴が異なります。医師とよく相談し、自分に合った睡眠薬を見つけましょう。
リスミーの処方ならオンライン診療がおすすめ
リスミーの処方をしてもらうなら、オンライン診療がおすすめです。スマホで簡単に診察を受けることができるので、外出せずに薬を受け取ることができます。
精神科や心療内科に通院することに心理的な抵抗があったり、通院時や待合室での周りの目が気になるという方でも、気軽に処方してもらうことが可能です。気になる方はぜひ利用を検討してみてください。
参考:厚生労働省「健康・医療 オンライン診療について」
まとめ
リスミーは、脳の神経伝達物質に作用して、睡眠を促すベンゾジアゼピン系の薬です。服用すると、比較的早く効果が現れ、多くの人は15分〜30分程度で眠気を感じると言われています。
しかし、効果や副作用には個人差があり、体質や体調によっては効果を感じにくい場合もあります。もしリスミーの効果が不十分だと感じたら、服用方法や用量を見直したり、医師に相談して他の睡眠薬への切り替えを検討したりするのも良いでしょう。
リスミーの服用なら、オンライン診療のミライメディカルクリニックがおすすめです。忙しくて通院する時間がないという方は、ぜひ利用を検討してみてください。