花粉症の季節、頼りになる「アレグラ」ですが、服用後に眠気や頭痛などの症状を感じることがあります。
この記事では、アレグラの代表的な副作用や、ザイザルとの違い、おすすめのクリニックとよくある質問について詳しく解説していきます。アレグラの副作用について正しく理解し、自分に合った使い方で、つらい花粉症の季節を快適に乗り切りましょう。
目次
アレグラの主な副作用
| アレグラ (ジェネリック:フェキソフェナジン塩酸塩錠) | |
| 有効成分 | フェキソフェナジン塩酸塩 |
フェキソフェナジン塩酸塩は、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹などのアレルギー症状を和らげるために用いられる、抗ヒスタミン薬の一種です。アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒などの治療に用いられます。
アレグラは医薬品のため、副作用が現れる可能性があります。服用後は以下のような症状に注意しましょう。
副作用1｜頭痛や眠気など精神神経系の症状
アレグラは、花粉症や蕁麻疹などのアレルギー症状を緩和する薬ですが、服用によって副作用が現れる場合があります。主な精神神経系の副作用として、以下のようなものが挙げられます。
| 頭痛 | 比較的多く報告されている副作用の一つです。 |
| 眠気 | 服用後に眠気を感じることがあります。車の運転など、集中力を必要とする作業は避けるようにしましょう。 |
| 倦怠感 | 体がだるい、疲れやすいと感じる場合があります。 |
これらの副作用は、一般的に軽度で、一時的なものが多いです。しかし、症状が重い場合や、長く続く場合は、医師または薬剤師に相談してください。その他、まれにめまい、不眠、しびれ感などが現れることがあります。
副作用2｜消化器系の症状
アレグラ服用による消化器系の副作用として、以下のような症状が現れることがあります。
| 吐き気 | 服用後に吐き気を感じることがあります。 |
| 嘔吐 | 吐き気とともに、嘔吐が起こる場合があります。 |
| 腹痛 | お腹の痛みを感じることがあります。 |
| 下痢 | 便がゆるくなる、または回数が増えることがあります。 |
| 消化不良 | 胃もたれや食欲不振など、消化器の働きが低下することがあります。 |
| 口渇 | 口の中が渇く感じがすることがあります。 |
アレグラを服用して、これらの症状が現れた場合は、食事を少量ずつ摂るようにしたり、水分を十分に摂取するように心がけてください。一般的に軽度で一時的なものが多いですが、症状が重い場合や続く場合は、医師または薬剤師に相談してください。
副作用3｜ショックなど重大な副作用
アレグラは一般的に安全性の高い薬ですが、まれに重篤な副作用が起こる可能性があります。以下に、特に注意が必要な重大な副作用をまとめます。
| ショック アナフィラキシー | 呼吸困難、血圧低下、意識消失、顔面蒼白、じんましん、血管浮腫（顔や喉の腫れ）などの症状が現れることがあります。これらの症状は、薬を服用後すぐに起こることが多いですが、遅れて現れる場合もあります。ショック、アナフィラキシーは命に関わる危険な状態です。症状が現れたら、すぐに医療機関を受診してください。 |
| 肝機能障害 黄疸 | 全身のだるさ、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色になるなどの症状が現れることがあります。肝機能障害が進行すると、意識障害や出血傾向が現れることもあります。定期的な血液検査が必要です。 |
| 血液障害 | 白血球減少、好中球減少、無顆粒球症などが起こることがあります。これらの血液障害は、感染症にかかりやすくなるなど、重篤な状態を引き起こす可能性があります。鼻血、歯茎の出血、発熱、喉の痛みなどの症状が現れたら、すぐに医療機関を受診してください。 |
| 皮膚粘膜眼症候群 中毒性表皮壊死症 | 高熱、目の充血、唇や口の中のただれ、皮膚の広範囲の発疹・水ぶくれなどの症状が現れることがあります。皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症は、重症になると命に関わる危険性があります。症状が現れたら、すぐに医療機関を受診してください。 |
重篤な副作用はまれにしか起こりませんが、決して無視できるものではありません。アレグラを服用する際は、これらの副作用が起こる可能性があることを理解しておくことが重要です。
また、少しでも体に異変を感じたら、自己判断で服用を中止せず、すぐに医師または薬剤師に相談してください。
その他の副作用
アレグラは、比較的副作用の少ない薬ですが、主な副作用以外にも、以下のような症状が現れる可能性があります。
| 過敏症 | 発疹、かゆみ、じんましん、血管浮腫（顔や喉の腫れ） |
| 循環器 | 動悸、血圧上昇、呼吸器 |
| 呼吸器 | 鼻炎、咳、呼吸困難 |
| その他 | めまい、耳鳴り、味覚異常、筋肉痛、関節痛、発熱、疲労感、不眠、月経異常、排尿困難 |
これらの副作用は、発現頻度が低い、あるいは因果関係がはっきりしていないものも含まれます。しかし、体に異常を感じたら、自己判断で服用を中止せず、医師または薬剤師に相談することが大切です。
参考：厚生労働省「フェキソフェナジン塩酸塩のリスク区分について」
アレグラとサイザルの違いは？併用もできる？
アレグラとザイザルは、どちらもアレルギー症状を抑える薬ですが、効果や副作用などに違いがあります。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| アレグラ | アレグラは眠気が少なく日中の活動に支障が出にくい |
| ザイザル | 効果が強いものの眠気への配慮が必要 |
アレグラとザイザルは、それぞれに特徴があります。そのため、眠気が気になる人は「アレグラ」、即効性を求める人は「ザイザル」というように、症状やライフスタイルに合わせて使い分けることが大切です。
また、アレグラとザイザルは、併用することが可能です。併用することで効果を高めることができますが、併用前には必ず医師に相談するようにしてください。
アレグラの処方ならミライメディカルクリニックがおすすめ
アレグラは市販でも購入が可能ですが、有効成分の含有量が医療用医薬品より少ないため、病院で処方してもらう方が高い効果が期待できます。
わざわざ病院に行くのは面倒くさい、通院する時間がないという方におすすめなのが、オンライン診療のミライメディカルクリニックです。ミライメディカルクリニックでは、自宅にいながら、アレグラのジェネリック医薬品である「フェキソフェナジン」を処方してもらえます。
また、定期便であれば通常価格の10%オフで処方してもらえるため、お得に手に入れることが可能です。定期契約にありがちな縛りは一切ないため、花粉症がツライ時期だけ定期便を利用し、落ち着いたらいつでも解約することができます。
アレグラの処方を検討している方は、ぜひ一度ミライメディカルクリニックへご相談ください。
参考：厚生労働省「健康・医療オンライン診療について」
アレグラの副作用に関するよくある質問
ここでは、アレグラの副作用に関するよくある質問とその回答を紹介します。
- アレグラで眠くなることはありますか？
- アレグラは第2世代の抗ヒスタミン薬で、眠気が少ないのが特徴です。しかし、全く眠くならないわけではありません。個人差はありますが、服用後に眠気を感じる方もいます。
もしアレグラを服用して眠気を感じた場合は、運転や高所作業など危険を伴う作業は避けましょう。また、医師や薬剤師に相談することをお勧めします。
- アレグラ服用後に車の運転はできますか？
- アレグラの副作用には個人差があり、とくに服用し始めのうちは、眠気の程度が予測できないため、運転は避けましょう。
ある程度慣れてきて、眠気の不安が少ない場合でも、できるだけ運転を控えたり、短距離の運転にとどめることをおすすめします。どうしても車の運転をする必要がある場合は、事前に医師や薬剤師に相談し、指示を受けるようにしましょう。
参考：J-Stage「抗ヒスタミン薬服用患者の実態と運転への影響」
- アレグラとバファリンの併用はできますか？
- アレグラとバファリンの併用は、基本的に問題ありません。
しかし、バファリンの種類によっては注意が必要です。バファリンルナiはアレグラの吸収を阻害する可能性があるので、併用を避けるか、時間を空けて服用してください。
また、バファリンの中には、眠気を引き起こす成分が含まれているものがあります。アレグラと併用すると、眠気が増強される可能性があるので、運転などの操作をする場合は注意が必要です。不安がある場合は、併用前に医師または薬剤師に相談しましょう。
まとめ
この記事では、花粉症などのアレルギー症状を抑える薬「アレグラ」の副作用について詳しく解説しました。
アレグラは効果の高い薬ですが、服用することで頭痛や眠気、消化器系の不調といった副作用が現れる可能性があります。また、ごくまれにですが、ショックなどの重篤な副作用が起こるケースもあるため注意が必要です。
アレグラの効果や副作用、他の薬との違いなどを理解した上で、正しく服用することが大切です。もし、アレグラを服用する際に不安な点や疑問点があれば、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
