アクアチム軟膏とは

アクアチム軟膏は、ニューキノロン系と呼ばれるタイプの外用抗菌薬です。細菌が生きていくために必要なDNAの複製という働きを邪魔することで、ニキビの原因となるブドウ球菌属やアクネ菌といった細菌を殺す効果があります。
主に、皮膚の比較的浅い部分の感染症、例えば毛包炎(毛穴の炎症)などに使われたり、もう少し深い部分の感染症である尋常性毛瘡(ニキビがひどくなった状態など)の治療に用いられる、処方箋医薬品です。
主な特徴
- ニキビの原因となるブドウ球菌属やアクネ菌に対する強い抗菌力を持つ
- 1日2回、患部に適量を塗布する外用薬
- 皮膚刺激性が弱く、光過敏反応を示さない
アクアチム軟膏を使用する前に知っておくべきこと
ここでは、アクアチム軟膏を使用できない方や注意が必要な方について紹介します。使用前に該当していないか確認しておきましょう。
参考:KEGG「医療用医薬品 : アクアチム」
アクアチム軟膏の使用に注意が必要な方
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性(治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用)
- 低出生体重児、新生児、乳児、幼児(有効性・安全性が確立していない)
アクアチム軟膏と他の薬剤との相互作用
特別注意すべき薬剤はありませんが、他の外用剤と併用する場合は、事前に医師に相談するようにしましょう
アクアチム軟膏の料金

通常購入 | 定期購入 | |
---|---|---|
価格 | 636円(税込700円 ) | 572円(税込629円) |
アクアチム軟膏の使用方法
アクアチム軟膏は、適量を1日2回、洗顔や患部の清潔を保った後に薄く患部に塗布します。使用時は以下の点に注意しましょう。
使用時の注意点
- 1週間で効果が認められない場合は使用を中止する
- 皮膚のみに使用し、眼科用として角膜、結膜には使用しない
- 耐性菌の発現を防ぐため、必要最小限の期間の適用にとどめる
アクアチム軟膏の副作用
副作用
頻度不明- そう痒感
- 刺激感
- 発赤
- 潮紅
- 丘疹
- 顔面の熱感
- 接触皮膚炎
- 皮膚乾燥
- ほてり感
注意:副作用が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行ってください。臨床試験では副作用発現頻度は低く(76例中1例、1.3%)、比較的安全性の高い薬剤ですが、個人差があるため、異常を感じたら医師や薬剤師に相談してください。
アクアチム軟膏に関するよくある質問
アクアチム軟膏に関するよくある質問とその回答を紹介します。
- アクアチム軟膏はどのような症状や肌トラブルに使えますか?
- アクアチム軟膏は、主にニキビ(尋常性ざ瘡)やとびひ(伝染性膿痂疹)、毛嚢炎などの細菌感染症の治療に使われます。
- ヒルドイドローションに副作用はありますか?
- まれに発疹、かゆみ、赤み、刺激感、乾燥などの皮膚症状が現れることがあります。異常を感じた場合は使用を中止し、医師に相談してください。
- 他の外用薬やスキンケア製品と併用できますか?
- 併用は可能ですが、同じ部位に複数の薬を塗る場合は順番や間隔に注意が必要です。不安がある場合は医師や薬剤師に相談してください。
- 使用開始からどれくらいで効果が現れますか?
- 個人差はありますが、数日から1~2週間で症状の改善がみられることが多いです。効果が感じられない場合や悪化する場合は医師に相談してください。
- アクアチム軟膏は市販や通販で購入できますか?
- アクアチム軟膏は医療用医薬品のため、医師の処方が必要です。市販や通販では購入できません。